愛犬の死、残された犬はどう感じるか? 2025/01/25Posted in文献, 生物 ペットロスに陥るのは、何も人間だけではないようです。飼い主が大切な愛犬を失ったとき、心の中には大きな穴があきます。そして、もう1頭の同居犬がいたなら、その犬もまた飼い主と同じように生活が変わってしまうことがあります。…
腎機能が低下しても糖尿病治療薬を諦めないために 2025/01/24Posted in医療全般, 文献, 腎臓のこと メトホルミンは世界中で広く使われている2型糖尿病の治療薬で、血糖値を安定的に下げるうえに体重増加の抑制も期待できるとされています。ただし、腎機能が低下した患者には注意が必要と考えられてきました。乳酸アシドーシスという…
未来の高血圧予防の新兵器:AI搭載の心電図解析 2025/01/23Posted inAI, 医療全般, 文献 多種多様なパターンの中から、隠された法則性を読み取り、分類する能力こそAIの優れた点だと思います。そのAIの力を使って「何に役立てるか」「何がしたいか」を突き止めることこそ、今私たちが取り組むべき大きな課題であり、醍…
心の癒しの四つの質問 2025/01/22Posted in心理学, 読書 人は日々、さまざまな思考の渦にのみ込まれています。 体験した出来事を振り返り、「あのときもっとこうすればよかった」「自分には無理だったんだ」という言葉が頭をめぐることがあるかもしれません。 アメリカのバイロン・ケイテ…
病衣(患者服)が与える心理的影響 2025/01/21Posted in医療全般, 文献, 日常 病院での診察や入院時に、患者が着用する患者服。 この患者服が患者の精神状態に与える影響について、オークランド大学の研究チームが興味深い調査を行いました。 この研究では、患者服が患者の「非人間化」の感情を高める可能性が…
冷水浴がもたらす健康効果―認知力アップと快眠の秘密 2025/01/20Posted in健康, 文献 冷たい水に浸かるなんて想像するだけで身震いしそうですが、実はこれが私たちの心身に思いがけない恩恵をもたらすことが分かってきました。英国の研究チームが行った調査では、週に3回、冷水に浸かることで、認知力の向上や睡眠の質…
糖尿病患者の足首上腕血圧比(ABI)と腎臓病のリスク予測 2025/01/19Posted in文献, 腎臓のこと 糖尿病を患っている方の足首と上腕の血圧の比(ABI)を長期間にわたって測定し、その変化が腎臓の機能低下とどのように関係するかを調べた研究結果が報告されました。 慢性腎臓病(CKD)は、世界人口の約10%が罹患して…
アルコールと健康リスク 2025/01/18Posted in健康, 文献 アルコールは長く「健康に良い」と信じられてきました。特に赤ワインは心臓によいイメージをもたれ、少量の飲酒が体に良いという説も広がっていました。しかし、近年の研究や国際機関の見解によると、その考え方は変わりつつあります…
慢性腎疾患と血圧管理:「120mmHg未満」は理想的か? 2025/01/17Posted in医療全般, 文献, 腎臓のこと 慢性腎疾患(CKD)を抱える人にとって、血圧管理は健康維持の要です。しかし、近年、従来の血圧目標値を見直す動きが出てきています。従来は「140mmHg未満」を目標としていましたが、近年発表された研究では、「120mm…
慢性腎臓病とスタチン:知っておきたいこと 2025/01/16Posted in医療全般, 文献, 腎臓のこと 慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の機能が徐々に低下し、体内の老廃物を十分に排出できなくなる疾患です。近年、患者数が増加傾向にあり、国民の健康を脅かす深刻な問題となっています。実はCKDの方は、心臓病や脳卒中などの心血管疾…
毎日たった30分の有酸素運動が体を変えてくれる 2025/01/15Posted in健康, 文献 運動は毎日やればそりゃあ効果があるだろうなというのはなんとなくわかるのですが、運動習慣のない人間が知りたいのは、『効果の出る最低限の運動量』ですよね? そう思う方にとって朗報になるかも知れません。最近の研究では、たと…
猫は液体!?狭いところを通り抜ける能力 2025/01/14Posted in文献, 生物 猫は、狭い隙間や箱に入りたがる習性で知られています。その柔軟性を持つ体は、「猫は液体だ」というジョークを生み出すほどです。 その驚異的な柔軟性と、まるで身体のサイズを把握しているかのような動きは、多くの人の好奇心を刺…
透析患者の慢性疼痛に対するコーチング型プログラムの効果 2025/01/13Posted in文献, 透析関連 血液透析を受けている方々のなかには、慢性的な痛みに悩まされる人が少なくありません。痛みへの対処が限られがちな腎臓病の世界で、どのような方法が役立つのかを考えた研究が、「痛みコーピングスキルトレーニング(PCST:Pa…
高齢者の運転と心の健康:うつ病が運転に与える影響 2025/01/12Posted in医療全般, 文献, 日常 近年、高齢ドライバーによる交通事故のニュースを耳にすることが増えました。高齢化社会が進む中で、高齢者の安全運転は私たちにとって大きな関心事です。 実は、高齢者の運転能力に影響を与える要因の一つに、「心の健康状態」があ…
ユージン・バーガー:マジシャンであり哲学者 2025/01/11Posted in勝手にマジシャン・シリーズ, 哲学 ユージン・バーガー氏(1939年6月1日生まれ)は、アメリカ・シカゴ出身のプロマジシャンで、クロースアップ・マジックの名手として知られています。幼少期からマジックに興味を持ち、名人と称されたドン・アラン氏に師事しまし…
大球性貧血と健康リスク 2025/01/10Posted in健康, 医療全般, 文献 日本全国で実施された特定健診の大規模データを用いた興味深い調査結果があります。2008年から2011年の間に受診した20万3280人を対象に、4年間の追跡調査を行ったところ、何らかの原因で2819人の方が亡くなりまし…
睡眠中に嫌な記憶をポジティブに書き換えられる? 2025/01/09Posted in心理学, 文献 睡眠は、ただ体を休めるためだけの時間ではありません。最近の研究では、睡眠中に脳が記憶を整理し、感情的な体験を処理していることが明らかになってきました。今回ご紹介する論文 は、睡眠中に嫌な記憶をポジティブな記憶で上書き…
透析患者の骨折予防と治療薬の心臓への影響 2025/01/08Posted in文献, 透析関連 骨粗鬆症は高齢者や慢性腎疾患を抱える方にとって重要な健康課題です。中でも透析を受ける患者は、一般の方よりも4倍以上骨折リスクが高いと報告されています。ところが、透析患者における骨粗鬆症の最適な治療法は十分に研究されて…
ムーチービーサ 2025/01/07Posted in日常, 記念日 今日は1月7日。旧暦では12月8日です。 沖縄では、旧暦12月8日になると、各家庭で“ムーチー”が作られます。ムーチーは餅粉に砂糖や黒糖、紅芋などを混ぜて、月桃(サンニン)の葉で包み、蒸し上げた伝統的なお餅です。 近…
歩くの速い!と思っている人の健康寿命 2025/01/06Posted in健康, 文献 街中を歩いていると、自分よりも速いペースで歩く人を見ることがあります。「歩く速さ」なんて単なる個性の一部と思われがちですが、実は健康状態と深く関わっていることが明らかになっています。特に、肥満を抱える人々にとって重要…
ラジオ体操はホントに健康に良いのか? 2025/01/05Posted in健康, 文献, 日常 毎朝、テレビや公園で多くの人が実践しているラジオ体操。 ラジオ体操は1928年に始まり、学校や職場での普及を経て、多くの世代に親しまれてきました。 ところで、この体操は、実際にどれほど良い影響をもたらしているのでしょ…
UFOや地球外生命体を信じる:因果関係 vs 相関関係 2025/01/04Posted in心理学, 文献, 日常 ポッドキャスト番組「Joe Rogan Experience」を頻繁に聴くと、UFOや地球外生命の存在を信じる傾向が強まるという興味深い研究結果が発表されました。一見すると突飛な話に思えるかもしれませんが、これは統計…
筋トレはやっぱり心をアゲるらしい 2025/01/03Posted in健康, 文献 筋トレ伝道師のTESTOSTERONEさんの言説を引っ張り出すまでもなく、筋トレは心身によい影響を与えるだろうというのは想像がつきます。 長時間のデスクワークでなんだか体が重く感じたとき、その場をちょっと離れてストレ…
歩くことは心の処方箋:1日7000歩が目安 2025/01/02Posted in健康, 文献 あなたは今日、どのくらい歩きましたか? 最近ではスマートウォッチやスマホで歩数を測るのが当たり前になり、「1日1万歩が健康に良い」と耳にしたことがある人も多いでしょう。 でも実は、歩数と心の健康の関係に光が当てられた…
2025年 新年のごあいさつ 2025/01/01Posted inクリニックのこと, 日常 今朝、外は晴れやかな空気に包まれていて、もう2025年の元日です。 昨日、スタッフから差し入れのあったお菓子の包装イラストを眺めているうちに、自然と笑顔になりました。こうした小さな嬉しさが、新しい年の幕開けを穏やかに…