音楽教育は、貧困による学業の遅れから子どもを守る―アメリカの大規模追跡研究から見えてきたこと 2026/01/28Posted in文献, 日常, 音楽 子どもが新しい言葉を覚える瞬間は、案外あっけないものです。 意味を正確に理解していなくても、音のかたちや使われ方を真似しながら、会話の中に滑り込ませていく。 その様子を見ていると、言葉は教室で与えられるというより、日…
集中したいときはゲーム音楽がよい?―BGMが意識を動かす仕組み 2026/01/25Posted in心理学, 文献, 音楽 音楽を聴いているとき、私たちは本当に「音」だけを聴いているのでしょうか。 通勤の車内で流れていた曲が、いつの間にか昔の帰り道を呼び戻していたり、作業用にかけたはずのBGMが、気づけば仕事とは無関係な空想に火をつけてい…
音楽が刻む「思い出の座標」—青春とその余韻の科学 2025/11/03Posted in心理学, 文献, 音楽 雨上がりの夜、ラジオから流れたイントロに、ふと胸の奥がざわつくことがあります。 曲名を思い出せなくても、そのときの空気、友人の笑い声、胸の高鳴りがよみがえる。 どうして音楽は、これほどまでに記憶の底を震わせるのでしょ…
音楽が脳を指揮する ― リズムと脳波、2つの周波数の共鳴 2025/09/13Posted in文献, 神経科学, 音楽 私は、いつもギター教室の先生に「リズムが大事!」と注意されます。 この歳になって痛感するのは、ギターの腕前よりもリズム感のなさです。 そんなリズム音痴の私でも(正確であるかは置いといて)ドラムがリズムを刻み続けると、…
「音楽は友だち」は比喩ではない―音楽が導くメンタルイメージ 2025/09/05Posted in心理学, 文献, 音楽 音楽を聴くと、なぜか風景が思い浮かんだり、昔の記憶が呼び起こされたりします。 気分転換にイヤホンをすると、ひとりきりで歩いていても、誰かと一緒にいるような感覚が芽生えることがあります。 COVID-19の流行期、多く…
ビートルズ:恋をするなら―12弦の音色とハリスンの自信 2025/08/28Posted inビートルズ, 音楽 私のギター教室の最近の課題曲は、ビートルズの「If I Needed Someone」(邦題:恋をするなら)です。 講師の先生が所有する12弦ギターのリッケンバッカー360/12を弾かせてもらえる贅沢もあって、その独…
Simple is Best―音楽療法のデバイス選び 2025/07/18Posted in心理学, 文献, 音楽 どんな音楽を聞こうか。普通は曲そのものに意識が向きます。 ラジオでもスマートフォンでも、音楽を聴く手段にそれほど違いがあるとは思えないかもしれませんが、実はそう単純な話でもないようです。 英国レディング大学の研究…
だから、年をとってから楽器をやる 2025/07/11Posted in健康, 文献, 神経科学, 音楽 歳を重ねてから何か新しいことに手を出すというのは、なかなか骨が折れるものです。 特に音楽なんかは若いうちに始めなければ遅い、なんて言われますが、本当にそうでしょうか。 2016年公開の映画『オケ老人!』では、若い…
コロナ禍に響いた歌声―バーチャル合唱が高齢者の心と体を元気にする 2025/06/04Posted in健康, 心理学, 文献, 新型コロナ, 音楽 2019年の冬、新型コロナウイルスが私たちの日常を突然奪い去りました。 コロナ禍のことなんか今さら思い出したくもない、という人は多いと思います。 けれど、あの状況を乗り切った私たちの経験と知恵は、今だからこそ振り返っ…
人間を超えた!?アシカが示した驚きのリズム感 2025/05/14Posted in文献, 生物, 音楽 紹介した論文の音声概要を、NotebookLMでポッドキャスト化しています。あわせてお楽しみください。 音楽に合わせてリズムをとることは、私たち人間がごく普通にしていることです。 ただ、私のようにギター教室で「リ…
グループ音楽療法の可能性 2025/04/21Posted in健康, 心理学, 文献, 音楽 音楽を聴いて元気が出たり、時には涙が止まらなくなったりといった経験をしたことがあるかもしれません。 音楽には私たちの心に直接響く特別な力がありますが、心の病気である「うつ病」にも効果があるのでしょうか。 特に、男性よ…
ポールとリンゴはやっぱりエラかった! 2025/03/22Posted in文献, 神経科学, 音楽 私たちが普段何気なく聴いている音楽。 その中でも「ドラム」と「ベース」は、音楽のリズムやノリを生み出す中心的な存在です。 ビートルズのリンゴ・スター(ドラム)やポール・マッカートニー(ベース)がなぜあんなに偉大だった…