座りすぎリスクを考える

    たまに本屋に行くと必ず面陳列のコーナーをぐるっと回って、最近の流行りを感じるようにしています。 ちょっと前まではスポーツコーナーでサッカーのワールドカップがぐっと押してきていましたし、目新しい健康法の宣伝文句など…

解決策

  「セーハを制覇します!」 これはギター界に存在する初心者が思わず口にしてしまうダジャレです。 あまりに使い古されていますが、初心者のウブな心情によほど共通項があるのでしょう。 もはや誘導されて罠にハマってしまった感さ…

「メンタルタイムトラベル」

  心の中で自分の過去を追体験したり未来を前もって経験したりするヒトの能力を「メンタルタイムトラベル」と呼びます。 特に過去へのメンタルタイムトラベルに関しては、エピソード記憶に相当すると言われています。 「エピソード記…

サードプレイス

    「サードプレイス」という言葉(概念)を提唱したのが、この本の著者である社会学者のレイ・オルデンバーグという方です。 自宅(ファーストプレイス)でも職場(セカンドプレイス)でもない、自分にとって「とびきり居心地よい…

ウォーキングのすすめ

  このコロナ禍で明らかになったことは、人はじっとしていると幸せではなくなってしまうということがわかってしまいました。 2年前のステイホームの時期には、極端に外出の機会が減ってしまいました。その時に問題になったのは、高齢…

「どこか悲しい音がする」

    いつも青空文庫に感謝しています。 例えば、今日は夏目漱石「吾輩は猫である」をKindleに落としてパラパラと読み返していました。 青空文庫ですから、もちろん無料で読めます。   「吾輩は猫である」は言わずと知れた…

暖かくして過ごしましょう

  昨日の夕方、テレビニュースでのお天気コーナーの話題は、やはり今日・明日の寒さのお話でした。 沖縄に雪が降った数年前と比較するほどの寒さで(あの時よりはまだマシとのこと)数年に1回の寒波だということを強調していました。…

「丸くとも一角あれや」

  坂本龍馬の名言を検索すると「日本を今一度 せんたくいたし申候」と同様に必ず出てくる言葉があります。   丸くとも 一角(ひとかど)あれや 人心(ひとごころ) あまりまろきは ころびやすきぞ   この言葉は、実は室町時…

類語辞典の活用

   少し俳句をかじるようになって、語彙力の乏しさを痛切に感じます。 五感を使って物事を感じ取ろうとする真似事はできます。けれども、それをどう表現したら良いかとなると途方に暮れることが多いです。 日常でとにかく「すごい」…

「三学の教え」

    『言志四録(げんししろく)』は、西郷隆盛が流罪先の沖永良部島で座右の書としていたことで有名です。 この本の著者である幕末の儒学者・佐藤一斎は、ほかにも佐久間象山、吉田松陰、勝海舟などに影響を与えました。 原文は漢…

「どうしようもないわたし」

  そんなに明るくない私でも、自由律俳句の大家と言えば2人の名前は出せます。国語の授業で習った「咳をしても一人」の尾崎放哉と、行乞行脚で各地を遍歴し放浪日記を残した種田山頭火です。 本当にしてはまずいけれども「放浪」に憧…

スモールステップのすすめ

  脳の報酬系は目標が達成されると刺激されます。報酬系が活性化されると充実感を感じますし、幸福感が増します。やる気も出ます。 その場合、目標の難易度には関係がないことがわかっています。 大小に関係なく、とにかく自分でやる…

倍速作戦?

  当然ですが、時計の針は、秒針だと1秒ごとに1秒分だけ、分針だと1分ごとに動くようになっています。それが時計というものです。 針の速度が一定であることが前提ですし、そもそも勝手に進んでいたりしたら、不良品として下手する…

飽き性とは

  私は「飽き性」な人間です。(周囲の人間には分かりきったことですが…) 割といろんなことに興味を示して、ある程度まではやってみますが、やがて「飽きた」と感じる瞬間が訪れて、途端に興味が薄くなるのです。 ところが、変なと…

大人の習い事

  ストリートアカデミーという会社が「2023年大人が挑戦したい習い事」のランキングを発表していました。 男性の1位が「動画編集」、2位「英語」、3位「ビジネススキル」、4位「写真撮影・編集」、5位「ピアノ・ギターなど楽…

心の山小屋

    ヘッセの小説などから胸に響く言葉を選び、コレクションした本です。 ヘルマン・ヘッセと言ったら、私にはどうしても「車輪の下」や「デーミアン」などのイメージが強く、かなり構えてしまう感じです。 わかりにくいでしょうが…

追悼 憧れのギター・ヒーロー

  1月10日に、ロックギタリストのジェフ・ベックの訃報が世界中を駆け巡りました。 享年78歳だったそうです。昨年、ジョニー・デップとコラボしたアルバムをリリースしたばかりでしたし、そのライブ映像では、年齢を感じさせない…

「時代の矛盾」

  1995年にボブ・ムーアヘッドという牧師が、ラジオ放送で説教を行いました。「The Paradox of Our Age」というタイトルで知られているものです。 一時期、70~80年代のコメディアン、ジョージ・カーリ…

「ありがとう」の練習

    人望というものは欲しても手の届くものではないことは十分承知しているのですが、参考までにと思って目を通してみました。 なるほど面白い箇所がありました。「ありがとう」と言うときの6つのルールというものです。 「ありが…

「因果の法則」の是非

    この本はヴィトゲンシュタインの言葉を切り取って紹介してくれています。 ヴィトゲンシュタインの哲学をひとつまみの言葉で理解しようとするのは大間違いであることはわかっているのですが、理解ではなく、我々凡人にとって哲学…

「バオー来訪者」

    もう35年も前になるのですね。 「ジョジョの奇妙な冒険」の連載のスタートが1987年。連載開始の当初は、当時の少年誌には珍しく舞台が外国であったり、古風な設定や展開が続いていたので、大丈夫かと心配していた記憶があ…

「休眠打破」

  夕方のニュースを見ていたら、末吉公園の緋寒桜が開花したという話題を取り上げていました。 気象台が行う「生物季節観測」の一環で、植物の活動が季節によって変化する現象を観測するものです。 緋寒桜の標本木が末吉公園にあって…

沈まないように

    数々の筋肉名言で有名な Testosterone さんが小中学生向けに書いた書籍です。(確かに漢字にルビがふってあります) Twitterで多くの人々を勇気づけてきたTestosterone さんのこと、相手が誰…

「パーキンソンの法則」

    医療者が早押しクイズに参加したとして、きっと真っ先にフライングするか間違えそうな問題がこれですね。 「パーキンソンの法則とはどんな法則でしょう?」 同じ名前の病気があって、医療者にはその方が耳に馴染みがあるからな…