「優しい嘘」に溺れる私たち―AI画像が映し出す、感情と現実のずれ 2026/01/16Posted inAI, 心理学, 文献 指先一つで世界中の出来事に触れられる時代、私たちは画面の中に「見たいと願う物語」を探し続けています。 Facebookのフィードを流れてくる、仲睦まじい老夫婦の銀婚式や、手作りの作品を誇らしげに掲げる子供の姿。 それ…
それっぽく答えるという病 ― 医師とAIに共通する弱点 2026/01/03Posted inAI, 医療全般, 文献 診察室で「わかりません」と言わざるを得ない場面は、思った以上に気力を使います。 沈黙が続く。相手の視線が集まる。 そこで耐えられなくなって、もっともらしい言葉をつい口走ってしまう。 多くの医師が、一度や二度ではなく、…
AI書記は診察室の空気をどう変えるのか―画面に奪われた視線の、その先で 2025/12/09Posted inAI, 医療全般, 文献 診察室で患者が話し始めても、医師の視線は必ずしも相手の表情に向かっていないことがあります。 カルテへ入力する文字列が遅れないようにと、モニターに釘づけになってしまうことがあるからです。 距離は近いのに、視線だけが交わ…
AIに頼りすぎた医師は腕が鈍るのか? 2025/10/10Posted inAI, 医療全般, 文献 先日、外来で診察の合間に胸部レントゲン写真の異常個所を「画像診断用AIアシスタント」が指摘してくれました。 見落としがちな影を瞬時にマークしてくれるのはありがたいのですが、同時に「自分の観察力が少しずつ鈍っているので…
AIを使う医師は低評価?—患者心理のギャップ 2025/07/29Posted inAI, 医療全般, 文献 最近、医療の世界でも人工知能(AI)の活用が急速に進んでいます。 診断から治療計画の立案、さらには事務的な処理まで、その用途は実に多彩です。 そこで医師が、例えば「当院ではAI(人工知能)を導入しています」と宣言した…
机上のAI、現場の人間 ―「やってみなくちゃわからない」 2025/07/15Posted inAI, 文献, 日常 人工知能(AI)が研究のアイデアまで出す時代になりました。小説を書き、絵を描き、ついには科学の世界にまで進出してきています。 これまでの研究では、大規模言語モデル(LLM)が生み出した研究アイデアが、人間の専門家が考…
悪用されたら?―かくしてAIは嘘をつく 2025/07/08Posted inAI, 健康, 文献 2008年に公開された『イーグル・アイ』という映画があります。 ある日突然、見知らぬ女性から携帯電話に届く不可解な指示。それに逆らえば、自分や家族の命が危ない。 主人公たちは、姿なき脅迫者に駒のように使われ、街中を奔…
リアルとバーチャルの狭間―デジタルネイティブの恋愛事情 2025/05/11Posted inAI, 心理学, 文献 紹介した論文の音声概要を、NotebookLMでポッドキャスト化しています。あわせてお楽しみください。 デジタルゲームの世界には、昔から恋愛シミュレーションというカテゴリーがあります。 例えば、『Mr. Love…
AIに「医者」を任せられる? 人間とかAIとかではないらしい 2025/04/14Posted inAI, 医療全般, 文献 最近では、お掃除ロボットが部屋をきれいにしてくれたり、スマートフォンが私たちの質問に答えたりと、「AI(人工知能)」はずいぶん身近な存在になりました。 実は病院でも、診断支援や治療計画など、AIの活躍が目立つようにな…
AIはトモダチ?国によってつきあい方が違う 2025/04/12Posted inAI, 心理学, 文献 私たちの周りには、スマートフォンの音声アシスタントやお掃除ロボット、ネットショッピングのおすすめ機能など、知らず知らずのうちにAI(人工知能)が増えています。 これらのAIがもっと人間らしくなった時、私たちは本当にA…
AIとの心のつながりを探る ― AIは心の鏡? 2025/04/09Posted inAI, 心理学, 文献 最近、ChatGPTのようなAIチャットボットと話す機会が増えています。 質問に答えたり、問題を解決したり、時には相談相手になってくれたりと、私たちの暮らしを便利にしてくれる存在になっています。 しかし、こうしたAI…
音声認識技術は医療の現場を変えるか? 2025/04/03Posted inAI, 医療全般, 文献 日常の診療において、医師たちが直面する地味だけれど重要な作業の一つに、カルテの記録があります。 最近では、文字起こしAIアプリ「Whisper」などの登場など、音声認識技術の進化が目立っていますが、日本の医療現場では…
書籍 『シンギュラリティはより近く:人類がAIと融合するとき』 2025/03/10Posted inAI, 科学, 読書 最近、「AIが人間の知能を超える日」がいよいよ近づいているという話を耳にすることが増えました。 SF映画のようでどこか現実感の薄いこの話題ですが、実際のところどうなのでしょうか。 AI研究の第一人者であるレイ・カ…
AIは論理パズルを解けるのか?推理力の限界 2025/02/16Posted inAI, パズル・クイズ, 文献 1962年に「Life International」という雑誌に「Who Owns the Zebra?」という論理パズル(通称アインシュタインのパズル、またはゼブラ・パズル)が紹介されました。下記の15層からなるパ…
未来の高血圧予防の新兵器:AI搭載の心電図解析 2025/01/23Posted inAI, 医療全般, 文献 多種多様なパターンの中から、隠された法則性を読み取り、分類する能力こそAIの優れた点だと思います。そのAIの力を使って「何に役立てるか」「何がしたいか」を突き止めることこそ、今私たちが取り組むべき大きな課題であり、醍…