もうちょい

 

外来で、その日採血した検査結果を前にして、患者さんに説明しました。

「いい結果ですね。今の取り組みが間違っていないということじゃないですか。もうちょいですね。」

 

返事がないので、ふと顔を見ると、患者さんが真顔で言いました。

「私、その『もうちょい』ができないんですよ。」

その言葉がとても腑に落ちたので、私も「確かに!そうですよね!」と、その言葉を引き取りました。

 

「人は『もうちょい』ができない。」

決意が鈍ったりしたわけではなく、やる気も失ったわけではないけれど、なかなか続かない…。

 

私も心当たりがあります。ありすぎて笑ってしまいます。

「名言いただきました。メモしていいですか?」

「え? 私、もしかして名言、言いました?」

 

オリンピック選手のようには到底なれない、普通の人の他愛のない会話でした。

 

 

インフルエンザ流行状況(第7週)

 

2018年第7週(2月12日~18日)のインフルエンザ流行状況の発表がありました。

詳しくはこちら → 「インフルエンザ関連情報/沖縄県

引き続き、「インフルエンザ警報」発令中です。

 

外来の現場でも発熱患者さんが多くなっている印象がありましたが、グラフを見ても勢いが強まっています。

 

 

沖縄県内の全地域で警報基準値を上回っています。

 

型別に見ても、A型が約49%、B型が約45%で、どちらの型も流行しています。

 

インフルエンザにかかったからもう今年はかからない…ではないようです。

常に予防につとめないと、下手をするとタイプの違う3つのインフルエンザに罹患する可能性があります。

 

どんな方でも予防が大切ということですね。

手洗いと咳エチケットを心がけましょう!

 

鉄分を多く含む食品

 

外来で鉄分が少ないタイプの貧血(鉄欠乏性貧血)の患者さんから良く聞かれる質問があります。

「鉄分を多く含む食べ物って何でしょう?」

 

わかっているようで意外に知らないことなのかも知れませんね。

鉄欠乏性貧血については「鉄剤の適性使用による貧血治療指針 改定【第2版】」がPDFファイルで閲覧することができます。

こちら → 「日本バイオサイエンス学会

 

その中の食品中の鉄の含有量の表を転載します。

 

鉄欠乏性貧血と言われて食事療法を試みる方には、参考になる表だと思います。

 

 

 

 

オリンピック観戦

 

普段はテレビを観ないのですが、冬季オリンピックの中継があるたびに立ち止まって画面に見入ってしまいます。

私はウインタースポーツにほとんど縁のない間違いなく典型的な「沖縄のおじさん」ですが、にわかファンになって応援しています。

 

日本の選手達の頑張りを目にするたびに、オリンピックに向けた目に見えない努力の積み重ねを想像して、感動したり感心したりの連続です。

きっと結果を出すまでに幾多の困難の道があったことでしょう。

選手の皆さんが口にするのが、サポートしてくれた人々への感謝の言葉です。

 

スポーツっていいですね。見ている人を励まし、さわやかに、嬉しい気持ちにさせてくれます。

 

父娘の思い出

 

今度高校を卒業する娘が、52歳の私にとても素敵な贈りものをくれました。

思い出の贈りものです。

 

今日、第26回おきなわマラソンが開催されました。

あいにくのコンディション不良で完走はなりませんでしたが、「一緒に走る」という幸せをくれました。

 

足の痛み…というよりも途中棄権しなければならない現実に、娘は「お父さん、ごめんね」と号泣していました。

「大丈夫、大丈夫、よく頑張った、頑張った。その頑張りにはお父さんが感謝だよ。」

それに応える私もうるっとしていました。

 

一瞬一瞬がとても大切な、愛おしい時間となりました。

楽しかったです。

 

 

 

インフルエンザ予防接種終了のお知らせ

 

当クリニックの今季のインフルエンザ予防接種が終了いたしましたので、お知らせいたします。

 

体調のタイミングが合わなかった方や受験生の方達のために、今まで長くインフルエンザ予防接種を受け付けておりましたが、インフルエンザワクチンの在庫の関係もあり、今季の接種を終了させていただきます。

 

例年10月には予防接種が開始されます。

次のシーズンには、早めの予防接種をおすすめいたします。

 

 

タブレットとタッチペン

 

持ち運びが便利で嵩張らないし荷物にならず、そのうえ軽いので出張のお供になるのは圧倒的にタブレットです。

けれども、私の場合、仕事で使っているのはノートパソコンです。

 

仕事と言っても、ほとんどがパワーポイントで講演用にスライド作成をするか、受講した研修内容の要点をまとめるぐらいなので、扱うアプリも限られているのですが、やはり何となくノートパソコンを使っています。

また、ほぼ日手帳の大ファンでもあるのでおわかりのように、筆記用具で紙に直接文字や絵を描くことをしないとやはり落ち着かない人間でもあります。

 

それでも、講演会や研究会などに参加すると、颯爽とタブレットを持って活用している先生たちを見ると、(かっこいいなあ)と素直に憧れていました。

 

(どんな使い方をしているんだろう?)

不思議でならなかったのですが、先日アンチエイジング医学会の講習会に参加した時に、運良く隣の席にタブレット使いの先生がいたので、チラ見して密かに研究してきました。

その先生はタッチペンを使って、タブレットをまるで紙のノート代わりに使っていました。

 

 

これなら、タイプで清書することもできるし、紙に書きたい私の欲求にも応えてくれそうです。

 

飽きっぽい性格なので、使い続けるかどうかは自分でも不透明ですが、しばらくこのスタイルでタブレットを使ってみることにしました。

 

「人はなぜ物語を求めるのか」

 

私は「物語」について、とても関心があります。

最近、こんな本を見つけました。

 

 人はなぜ物語を求めるのか 千野帽子著

 

目次から

第1章 あなたはだれ? そして僕はだれ?

第2章 どこまでも、わけが知りたい

第3章 作り話がほんとうらしいってどういうこと?

第4章 「〜すべき」は「動物としての人間」の特徴である

第5章 僕たちは「自分がなにを知らないか」を知らない

 

人は物事や事柄を理解するとき、物語を語ります。

物語は固定的なものではなく、背景や文脈に応じて、それぞれの人によって、さまざまなふうに意味付けられます。

複雑であり、多層的であり、(これが大事なのですが)多くの違った解釈を見せてくれます。

 

この本は「物語」とはなにか?という考察をまとめてくれています。

その仕組みを知ることは、人間を理解するうえで、とても大切なことだと思います。

 

お時間のあるときに、いかがでしょう。おすすめです。

 

 

インフルエンザ流行状況(第6週)

 

2018年第6週(2月5日~11日)の沖縄県のインフルエンザ流行状況です。

詳しくはこちら → 「インフルエンザ関連情報/沖縄県

 

沖縄県全体の定点あたりの報告数は50.81人で、ひきつづき「インフルエンザ警報」発令中です。

 

 

依然として各保健所管内の患者報告数が高い数値となっていますので、まだしばらくこの勢いが続きそうです。

 

 

外来でも、やや落ち着いてくるかなという印象もあったのですが、翌日には発熱患者さんが大勢受診されたりしましたので、グラフの推移と実感が全く一致しています。

 

何度も繰り返しになりますが、手洗いと咳エチケットをよろしくお願いします。

 

 

第36回沖縄県人工透析研究会のお知らせ(第1報)

 

第36回沖縄県人工透析研究会が来月の3月11日(日)に沖縄コンベンションセンターで開催されます。

 

1ヶ月を切って急に慌ただしくなってきました。

今回の研究会は、私が大会長を務めさせていただきます。

(沖縄県内の透析施設代表の持ち回りで、今回は私に順番がまわってきました。)

 

大会のテーマは、だいぶ悩んだのですが、せっかくの機会ですので、私らしく(背伸びをしないと決めて)

「患者、家族、透析スタッフがともに満足できる透析医療をめざして」

にしました。

 

特別講演に「ユマニチュード」本田美和子先生。

ランチョンセミナーに「TRC:トータルリーナルケア」石橋由孝先生。

どちらの先生も分野は違えども現在の医療のあり方を真正面から見つめ、その問題点に自分なりの理念と方法で取り組み、実績として形を残していらっしゃる先生方です。

透析医療に従事するスタッフの皆さんが、患者さんやその家族のみならず、自分のために役に立つ研究会になると信じています。

 

私の会長講演も、やっとテーマが決まりました。

「『物語』による透析医療」

中部病院時代からの、私の「裏テーマ」です(笑)。

 

よろしくお願いします。