娘のみた夢の話

 

娘が見た夢のこと。

ここから

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ある日、政府から発表があった。

「実はアンドロイドを人間社会に紛れ込ませて生活させていた。今まで国民に内密にことをすすめていたことをゆるしてほしい。」

娘は驚いたが、自分とは縁のないことだと決めつけていた。周りを見回してもアンドロイドらしい人物は見当たらなかったからだ。

数日後に娘は友人と一緒に居酒屋へ出掛けた。お酒を飲みながら友人は言った。

「私がアンドロイドだったら、どうする?」

明らかにフラグが立っていた。けれど、それに気づかない娘は、アンドロイドに対して否定的な意見を述べた。

「アンドロイドが人間らしいのは外見だけ。内面は人間とは違う。気持ちが悪い。」

「そう」

友人は寂しそうな表情を浮かべた。

翌日から友人は姿を消した。アンドロイドだったからだ。

実は、政府は、国民の一人ひとりに、友人や恋人など、何かしらの関わりを持ったパートナーのアンドロイドを派遣していたのだった。

娘の友人は、娘が拒絶したために、「お払い箱」になってしまっていた。不適格アンドロイドの判定が下されたのだ。

娘は愕然とした。なぜあんなひどいことを言ってしまったのだろう。

人間らしさを失っていたのは、自分だったのではないのか。

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ここまで

ちょっとしたショートSFみたいな夢ですね。星新一さんの影響を受けすぎなのかも(笑)。

 

 

 

「夢中説夢」

 

「夢の中で夢を説く」

「夢中説夢」という言葉が禅語にあります。

夢のような話でも、それが現実であるという不思議。

生理学や生化学を持ち出すまでもなく、人の生命の仕組みは不思議に満ちています。

あらゆる臓器が独立した働きをもちながら、その臓器間で連関しているという事実。

細胞1個の中身を覗いてみても、その絶妙なバランスには感嘆するしかありません。

私たちの生命は、その不思議のうえに成り立っているのですが、それは日常の中で埋もれがちですし、いつも忘れてしまいます。

それでも、例えば風邪をひいたとき。

そんな時に健康のありがたさが身に沁みますし、自分の身体が自分のものであって、実はそうでないような、例えば大切な借り物だったような、もっと大事に扱うべきだったんじゃないかという気になります。

大きな後悔の前に「もっと自分の体を大事にしなさいよ」というお知らせが、風邪の役割の気がします。(風邪に役割があるならば、の話ですが)

新型コロナウイルスの話を持ち出すまでもなく、風邪をひいたらどうか休む勇気をお持ちください。

「休めない」というのもわかりますが、お互いさまでなんとか回るものにしたいものです。

 

 

 

 

聞き間違いで怒られる

 

私と長女が電話で会話をしていました。

「お父さんに、あとお茶買ってきて」

長女が出先から帰ってくる途中で、コンビニに寄るので何か欲しいものある?という電話でした。

「あとでおうちが見つかった?」

私のそばにいた三女が聞き返してきました。

「はい?」

「何ね?あとでおうちが見つかったって」

三女は真面目な顔で聞き返してきます。

「『お茶買ってきて』って言ったんだよ」

私と三女は聴覚に関する周波数が微妙に違うらしく、よくお互いに聞き間違いをします。

「お父さんの声は聞きにくいっ」

普段からモゴモゴしゃべるのが不評で、今回も怒られてしまいました。

いや、長女と話をしている父をこのタイミングで怒るのは違う気がするのだけど…。

 

 

 

 

大きなトラブル

 

今日はクリニックの入っている建物に大きなトラブルがありました。

さくだ内科クリニックの入っているビルには、耳鼻咽喉科・頭頸部外科さきはまクリニックさんやサービス付高齢者向け住宅フェアネス経塚さんも入っている、いわゆるメディカルモールの形態をとっているのですが、皆一様に大騒ぎとなりました。

連絡をしたくても祝日で、なかなか思い通りにいかなくてヤキモキしました。

それでも、私たちのヘルプコールに迅速に応えてくれて、テキパキと要領良く動いてくれた方々には感謝のしようがありません。

結果的に復旧されましたので、大変助かりました。

一度は今夜のオーバーナイト透析が不可能だと判断して、患者さん達に連絡を入れたほどでした。

もし明日も復旧していなければ、近隣の透析施設さんに頭を下げてお願いする覚悟もできていたのです。

なんとかオーバナイト透析にも間に合う時間帯に復旧し、通常の透析診療が可能となりました。

心が下に上にと、かなり揺れ動いた日となりました。

そして、やはり最後は感謝しかありません。

 

 

 

密集を避けることとマラソン大会

 

東京マラソンをはじめとして全国各地のマラソン大会が、新型コロナウイルス感染症の対策として、規模を縮小した部分開催としたり、大会そのものを中止するなどをしています。

感染源の恐れがあるイベントは極力控えるべきです。

そうは言っても参加予定者の気持ちは主催者側も痛いほどよくわかっていることでしょうから、軽々しい決断ではないと想像します。

それほど社会全体が、新型コロナウイルス感染症について緊張感をもって取り組んでいるということです。

そのなかで、中止となったマラソンの中で、面白い試みをしている大会がありました。

名古屋シティマラソンのホームページ「名古屋シティマラソン2020に参加予定のランナーの皆さまへ」というメッセージの一部をそのまま転載しますね。

「日本国内で拡大の様相を見せるCOVID-19について、名古屋シティマラソンでは関係機関と協議を重ねながら対策の検討を重ねてきました。可能な限り安全・安心な大会運営を目指して準備を進めてきましたが、最近ではCOVID-19に感染経路が不明なケースも目立ちはじめました。同日開催の名古屋ウィメンズマラソンと合わせて約4万人が集まる本大会においては、ランナー及び来場者が密集する機会も多く、皆さまにご安心して大会に参加いただくことは困難であるという結論にいたりました。

このため、「名古屋シティマラソン2020」は内容を変更し、場所の制限がなくどこからでも参加できる「オンライン 名古屋シティマラソン」を実施いたします。「オンライン 名古屋シティマラソン」は、世界中どこの場所からも参加できます。完走したランナーにはオンライン版完走証を送ります。ぜひ、オンラインで名古屋シティマラソンを体感してください!」

文中のオンラインマラソンについての説明が以下です。

「専用スマートフォンアプリを使用し、実際の距離を走るマラソンイベント。場所を選ばずにどこからでも参加することができるので、密集することなく感染症のリスクを抑えることができます。世界各国から参加するランナーの環境を考え、開催期間・ルールなど実施詳細を検討しています。3月2日までに登録方法含め、詳細をご案内いたします。なお、今回実施するオンラインマラソンは、名古屋ウィメンズマラソン2020一般の部および名古屋シティマラソン2020にエントリーしたランナーのみが参加できます。」

こういう方法があるんだなあと素直に感心しました。

「そこまでして走るんかい」という方もいらっしゃるでしょうが、ランナーとは「そこまでして走る人たち」です。

だから時々哲学者然とした顔で「人はなぜ走るのか」などとのたまったりするのです。自分でもたまに走る理由がわからなくなってきますから(笑)。

密集を避ける方法があるのなら、他の分野(例えば学会など)でも、やり方を工夫しながら形を変えた開催があっても良いかも知れませんね。

 

 

(写真は第35回NAHAマラソン)

 

 

「怪獣使いと少年」

 

脚本家である上原正三さんが亡くなられたという報道があったのは、今年1月初旬でした。

 

ウルトラマン生みの親である金城哲夫さんの盟友であり、特に「帰ってきたウルトラマン」ではメインライターを務められていました。

第33話「怪獣使いと少年」は、今でも時々ネットで取り上げられるほど、マイノリティに対する人間の差別意識をテーマにした問題作です。

上原さんは、謝名親方の子孫であることを誇りにし、沖縄人としてのアイデンティティを大切にした方でした。

 

今も脈々と続く「戦隊シリーズ」の第一作目である「秘密戦隊ゴレンジャー」を手がけ、ヒットさせたのも上原さんでした。

ウルトラマンに比較して、これも沖縄人のもつ明るく陽気な性質を投影したものだと思います。

ヒーローたちがカレーを食べ、ギャグを言い、コミカルな怪人たちがダンスを踊ったりします。

変身したあとに一人ひとりが名乗りをあげ、勢ぞろいしたところで「5人そろって、ゴレンジャー!」という決めポーズは歌舞伎の「白浪五人男」を参考にしたというのも有名な話です。

それが令和の時代になっても、同じフォーマットで作られていますから、すごいことです。

 

上原さんが手がけた作品群の、この二面性は、私たち沖縄人の姿そのものだとも言えます。

円谷プロでは「TSUBURAYA・GALAXY」で「怪獣使いと少年」を無料で公開しています。

こちら→ 特別公開「帰ってきたウルトラマン」第33話「怪獣使いと少年」

 

 

禅語「無縄自縛」

 

禅語に

無縄自縛(むじょうじばく)

と言う言葉があります。

ありもしない縄で自分を縛りつけてしまうことです。

この場合の「縄」とは、思い込みや固定観念、慣習などのことです。本来であれば特に問題がないことも、それらが自分を縛る縄となって、行動や考えが限定されてしまうことを言います。客観的に見ると頑固で偏見に満ちていますし、モノゴトに固執していて自由でない状態です。

これはやっかいなことに「ありもしない縄」ですから、本人には「見えない縄」であることが多いです。

もしかしたら、「裸の王様」の着物のように、第三者の方が見えているのかも知れません。

まず、自分が縄に縛られているのを気づく必要があります。

そういうところは「無知の知」に似ていると思います。

「知らないことを知っている」

自分が、いつでも「無縄自縛」の状態に陥ってしまうのだと自覚しておくことが大切です。

禅が「無縄自縛」という言葉を残しているのは、そのためなのでしょう。

無縄自縛を解くことができるのは、それを自覚した人のみなのだと思います。

 

 

 

迷言

 

「どうしても避けられないことは遅らせるに限る」

 

難しい話をしだしているのではありません。

 

単純でちっぽけな話です。朝、アラームが鳴るよりも先に目覚めてしまった時の、私の心の声です。

 

起床時刻は準備にかかる朝の時間のギリギリを想定していますから、それよりも早く寝床から起き出して準備にとりかかっても、本来はかまわないのです。

 

けれども、かなりもったいない気分になりますし、アラームよりも先に活動することは、頭の中ではルール違反級です。

 

その辺は譲れないところだと思い込んでいます。

 

一日はどうしたって始まりますし、日常は続けなければなりません。

 

だから、「どうしても避けられないことは遅らせるに限る」という言葉がふと浮かんできたのでした。

 

正反対に、「どうしても避けられないことはさっさと済ませるに限る」を信条としている方もいらっしゃるでしょう。

 

見事な心構えだと思いますし、尊敬します。

 

けれども、私は昔から「遅らせる」派でやってきました。

 

それでも、なんとかやってきた気がします。(自分だけの勘違いかも知れませんが)

 

「どうしても避けられないことは遅らせるに限る。一日はどうしたってやってくる。」

 

迷言ですが、名言風に言ってみました(笑)。

 

 

 

 

リスク対策

 

沖縄県の新型コロナウイルス感染症患者の発生により、市中感染のリスク対策の必要性が高まっています。

沖縄県医師会からも、多くの人が集まるイベント開催自粛の通知が出ている状況です。

3月8日(日)に予定されていた「第38回沖縄県人工透析研究会」も、9月6日(日)に延期する決定がなされました。

長い時間をかけて準備し、講演を行う多くの方々との交渉を重ねてきた労を思うまでもなく、苦渋の決断だったと思います。

しかし、日常業務の中で患者さんと接する透析医療関係者が「感染源」となる事態だけは避けなければなりません。

2月16日は日本各地でマラソンや多くのイベントが開催されましたが、これから先は多くの人が集まるイベントの開催自粛が広がっていくものと思います。

今後の情報を冷静に見守り続ける必要があります。

 

 

寒い寒い

 

沖縄は日曜日からいきなり寒くなっています。

天気図を見ると、見事な西高東低の気圧配置になっていますから、大陸の寒気が流れ込んでいるというのがよくわかります。

つい最近まで「今年は冬らしい冬が来ない」と言っていたことは「ごめんなさい」と言うしかありません。

体の芯から震えが止まらない感じです。

何年か前にヒートテックのアンダーシャツを買っていたはずですが、どこにしまったのか行方不明ですし、家では布団にくるまるしかありません。

クリニックでは空調を珍しく「暖房」にしています。

天井に送風口があるので、顔に暖かい空気があたって、いつの間にかのぼせてしまっているみたいです。

寒いというだけで、体調を整えるのが難しいですね。体にも余計な力が入っているのがよくわかります。

風邪かなと思ったら、休養をとること。例年以上に求められていることです。