「Revolver」スペシャル・エディション

  ザ・ビートルズの「Revolver」スペシャル・エディションが10月28日に発売され、予約購入していた私の手元に先週末に届きました。 ビートルズ中期のアルバム「Revolver」は、どの年代でもベストアルバムに選出さ…

「愛語」(正法眼蔵から)

  「愛語」とは「やさしい言葉をかける」という意味でよく耳にしますが、これは道元の「正法眼蔵」のなかの45巻「菩提薩捶四摂法」に出てくる言葉でもあります。 「菩提薩捶」(ぼだいさった)というのはボーディサットヴァの音を当…

水分補給は脳を活性化する

  脱水になると意識が朦朧とするものですし、脳のはたらきにも影響を与えてきます。 過度な脱水は熱中症の危険があるだけでなく、集中力が低下し、思わぬミスを招くことがあります。 人間の体のおよそ60%は水分で、そのうち1%が…

「まちぶる」

  妻がネックレスの細いチェーンをほぐすのに集中して取り組んでいました。 「まちぶったの?」 返事がなかったので聞こえなかったのだと思い、もう一度繰り返しました。 すると、今度は返事がありました。 「私?え?なんて言った…

禅語「老婆心切」

  今日紹介する禅語は「老婆心切」 老婆心とは、辞書にはこうあります。   仏語。老婆が子や孫をいつくしむように、師が弟子をいつくしみ導く親身な心遣い。また、必要以上に世話をやこうとする気持ちをへりくだっていう語   主…

「大きな木に抱きつく」は難しい

  何かの本か雑誌に「大きな木に抱きつく」のが、瞑想に似た効果があるという記事がありました。 木に密着して、自分の肌を通して木の温もりを感じ、木の気持ちを想像するのだそうです。 木に集中するのですから、私が思うにそれは一…

パッと起きる

    この本はタイトルだけで興味が湧きました。 「修行僧はこんな1日を過ごしている」 修行というと特別なことをイメージしてしまいますが、それは大きな間違いのようです。 「小さな行動を習慣にすることで心身が調(ととの)う…

忖度と妄想

  ある時から「忖度」という言葉が一般に認知されるようになりました。 私が大学生の頃には使ったこともありませんでしたし、当時、意味が言えたかというと怪しいものです。 調べてみると、2017年の新語・流行語大賞を受賞してい…

映画「海底2万マイル」

  https://youtu.be/c6xVdelhapo   「海底二万里」で思い浮かぶのは、ジュール・ヴェルヌの小説よりもまずディズニーシーのアトラクションでしょう。 これは、どちらかというと映画「海底2万マイル」…

SF古典「海底二万里」

    本作のほかに「十五少年漂流記」や「八十日間世界一周」「地底旅行」などで有名なフランスの作家、ジュール・ヴェルヌは、H・G・ウェルズとともに、「SFの開祖」「SFの父」、さらには「SFの巨人」とも呼ばれています。 …

物ごとの成果と時間

  マラソンに限らず、ランニングの大会には制限時間があります。 GPS付きのランニングウォッチのおかげで、私のようなファンランナーも1Kmあたりにかかる時間、つまり「ペース」をリアルタイムに数字で視認することができるよう…

「七慢」

  うぬぼれること、驕り高ぶることを「慢心」と言います。 仏教では、慢心に7つの種類があるとされ、それを「七慢」と呼んでいます。 その7つとは、慢・過慢・慢過慢・我慢・増上慢・卑慢・邪慢。 一つひとつをみてみましょう。 …

優しいほめ言葉

    若い頃、自己啓発本が大好物だった私でも、D・カーネギーの「人を動かす」だけはタイトルで食わず嫌いしていました。 「人を動かす」なんて、いかにも西洋的というか権謀術数的な感じがしましたし、読まずして、策を弄するため…

宮沢賢治「毒もみのすきな署長さん」

  宮沢賢治の童話に「毒もみのすきな署長さん」という作品があります。 賢治の童話らしくない、黒い部分をあぶりだしたようなお話です。 青空文庫で読むことができますので、リンクを貼っておきますね。 「毒もみのすきな署長さん」…

「自分を尊敬する」

    「筋トレが最強のソリューションである」の著者 Testosteroneさんのツイートを見るとたいへん勉強になります。 恐らく、私のような昭和の人間の常識が、今の世の中では通用しないどころか覆すべきものであることを…

ポケットタスク・ウォーキング

  「ポケットタスク・ウォーク」という言葉があります。 机の前でうんうんと唸っても問題に対する解決策がどうしても浮かばないのに、外を歩いているうちにアイデアが閃いたという経験はありませんか。 ほかにも、俳人が散歩をしてい…

毎日毎時間の連続

  私たちは今の時間をさしおいて将来に目を向けすぎるきらいがあります。 将来を思うあまり、今の状態の喜びや充実感を延期する傾向です。 まるで何かが実現すれば、その時に初めて人生の意味が得られるとでも思っているかのようです…

珍解答

    この本はよくSNSなどに出回っている珍解答ネタを集めたものです。 思わず笑みがこぼれると同時に、あの頃のなりふりかまわぬ必死さとか愚かさなどが思い出されて大変懐かしく感じました。 本人としてはとにかく大マジメなの…

「完本 戒老録」

    曽野綾子さんの名著「完本戒老録」にこんな一節があります。   (略)四十代から五十代は、人間は急がねばならない。その間になすべきことをしておかないと、もう肉体がついていけなくなる。四十になって、なにか打ちこむもの…

「諦める力」

    著者は、現役時代には日本最速のハードラーとして有名な為末大さんです。 YouTubeチャンネルを拝見したこともあるのですが、誠実で真摯な人柄が滲み出る真面目な解説が印象的でした。 この本は、世間の価値観ではなく自…

悪因苦果・善因楽果

  ラフカディオ・カーンの「怪談」がそうであるように、我々日本人には目に見えないものや得体の知れないものに畏怖の念を抱きながら、それを共通の体験として共有するようなところがありますね。水木しげる先生の妖怪漫画もそうです。…

負けない

  「雨ニモマケズ」は日本人なら誰でも知っている宮沢賢治の作品です。 小学生は暗誦できる子もたくさんいますし、世代を超えて日本人の心をとらえてきた作品と言えます。 冒頭に「マケズ」という言葉が続きます。   雨ニモマケズ…

弱点を生かす

  D・カーネギーの「道は開ける」の中にこんな一節があります。   伝記作家のウィリアム・ボリソーはこう言っている。 「人生で最も大切なのは、自分の長所を生かすことではない。そんなことは誰でもできる。最も大切なのは、自分…

デビュー60周年

  ビートルズがデビューシングル「Love Me Do」をリリースしたのが1962年10月5日。 ビートルズファンには不思議でもないのですが、60年が経った今でも各地でイベントが催されますし、映画の新作も公開されました。…

友達にふさわしくない人・ふさわしい人

  徒然草の第百十七段は、不勉強な私でも聞いたことがある段です。   友とするに悪き者、七つあり。一つには、高く、やんごとなき人。二つには、若き人。三つには、病なく、身強き人、四つには、酒を好む人。五つには、たけく、勇め…