挑戦者となる

  いよいよマラソンシーズン突入となりました。 久しぶりの大会で、フルあるいはハーフの距離(壁)に対して、自分の体がどう答えてくれるのか実際にやってみるまで想像がつきません。 マラソンでの途中の困難に対して乗り切ることが…

なぞかけオヤジ

  「なぞかけ」と言ったら、すぐに思い浮かぶのが、ねづっちさんですね。 例えば、「お酒とかけて」というお題。 「お酒とかけて、眼鏡ととく。 その心は、度が強すぎるとフラフラします。」  お題に対して瞬時に「ととのいました…

シャコウとジコウ

  屋冨祖の国道58号線が、道路拡張工事がすすんで一部8車線になっています。 かなり広くなったので、お年寄りが1回の歩行者用青信号で渡れなくなってしまったとか、というお話も聞きました。 先日、内地にいて、久しぶりに沖縄に…

ガンジーの言葉

  ガンジーの言葉です。   自分が正しいときには、怒る必要はまったくない。 自分が間違っているときには、怒る権利はまったくない。   どちらにしても「怒るな」ということなのですね。 「非暴力」を唱えたガンジーならではの…

充実した人になるには

    哲学者が語る言葉は「さすが!」と思いますし「うまいこと言うなあ」と感心します。 そのあたりは、詩人が選ぶ言葉におおいに通じているものです。 超訳ベーコンの本をパラパラとめくっていたら、ふと目に止まった言葉がありま…

血管老化の4大原因

  オスラー博士は「人は血管とともに老いる」という有名な言葉を残しています。これは、極めて的を射た名言で、脳梗塞や心筋梗塞などのいわゆる血管病と動脈硬化が相関していることでもわかります。 「血管年齢」という言葉が、巷にわ…

「遠くに目をやろう」

    「アランの幸福論」の中には、暮らしと密接に結びついた「生活知」がつまっています。 アランが人間の身体性をとても大事にしていたのでもわかります。心と体の結びつきについて多くを語り、心身が硬直してしまうのを「不幸」と…

「無財の七施」

  仏教には「無財の七施」という教えがあります。 「施」とは施しのことで、布施のこと、つまり「見返りを求めず、手を差し伸べること」です。そして「無財の七施」とは、財がなくてもできる布施の教えです。 次の7つを言います。 …

秋の歳時記

  9月も数えられるぐらいの日数になって、久しぶりに歳時記を手に取って読み出しました。 9月20日には彼岸入りですし、明日23日は秋分の日(彼岸中日)です。 「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りに、さすがにすっかり秋らしくな…

よーんなー

  今日、母親と一緒にテレビを観ながら、いつものように、ああでもないこうでもないと勝手なことを言い合いながら知り顔をしてくつろいでいました。 「あらら。美ノ海は5連敗って」「6勝5敗かあ」「え?6連勝してたの?」「なんで…

フランクルの言葉

  若い時は「私は何者になっていくのか」などと思い悩むものです。 自己実現や自己開発のマニュアル本の宣伝文句に敏感になり、滑稽なほど踊らされる時期です。 自分の価値について煩悶していたのです。 そんな悩みに対して悶々とし…

SF「夜来る」

    三大SF作家と言えば、アイザック・アシモフ、アーサー・C・クラーク、ロバート・A・ハインラインの3人です。 「夜来る」はそのうちのひとり、アシモフによる1941年に発表した短編SF小説です。    舞台…

「ゲシュタルトの祈り」

  「ゲシュタルト療法」について、その単語を聞いたことはありますが、あまり中身を知りません。 「心身一如」や「今、ここ」など、禅(マインドフルネス)的なアプローチに近いものだという認識でいました。 創始者の精神科医である…

自分にごほうび

  1日に1回は自分自身にごほうびをあげるというのは、わりとおすすめです。 ストレスを感じた時に対処する、いわゆるコーピングリストと内容は重なるかも知れませんが、違うのは「頑張った自分」にごほうびをあげるのですから、自分…

それでも世界は回る

  先日も「私が休んだら仕事が回らない」と、体調が悪いのに出勤しようとしている方がいました。 私が県立病院で勤務している時に身を持って思い知らされたことを紹介します。 「その人がいなくては回らない」ことなど世界に一つもな…

絵本「じゃあ君が好き」

    ヨシタケシンスケさんの絵本は、考えさせられるものが多く、そこで終わってしまわないものがほとんどですね。 この本は、日常のシーンを切り取った「一コマ漫画」をこれでもかと並べたような構成です。 例えば、食券販売機を前…

童心に近づくために

    最近、外山滋比古氏の言葉に凝っています。氏の言葉は、感心するのと励まされるのが半々で、勉強になるのです。そのひとつを紹介します。   「ことばによって、長生きをし、若々しくなる方法がある。 いちばん簡単なのは、新…

SF「幼年期の終り」

    アーサー・C・クラークが1952年に発表した長編小説で、古典SFの中でも特に名作と名高い作品です。70年前にこういった構想がなされたということ自体、驚きを隠せません。 私が思う良いSF小説は常に哲学的です。 哲学…

マラソンの日

  今日は「マラソンの日」なんだそうです。 マラソン競技の起源が、古代ギリシアの「マラトンの戦い」の故事にならったというのは有名ですね。 ギリシア軍とペルシア軍の戦いで、ギリシア軍が勝利し、その勝利を伝えるために戦場のマ…

朝の時間

  日記は翌朝につけた方がいいと「思考の整理学」で有名な外山滋比古さんの別の著書にありました。 一晩寝ているうちに、頭の中の整理ができるのだそうです。 知の巨人はさすがとしか言いようがなくて、レム睡眠の間に、もろもろの知…

「思いやり」

  今回は論語から一節を紹介します。 「子貢問うて曰く、一言にしてもって終身これを行うべき者ありや。子曰く、それ恕か。己れの欲せざる所は人に施すことなかれ。」 訳してみました。 弟子の子貢が孔子に尋ねた。 『人生を生きて…

映画化

  昨日、SF「夏への扉」の話を書いたあと、もしやと思って「夏への扉 映画化」と検索してみたら、やはりありました。 しかも、思ったよりも最近のこと、2021年公開でした。個人的に驚いたのが日本映画だったことです。 同じロ…

SF「夏への扉」

    ロバート・A・ハインラインの名作です。 いわゆるタイムトラベルものですが、「輪廻の蛇」とは違って1回のジャンプで済んでいますし、話を追う読者としては理解が難しいということはありません。 最近は、タイムリープを扱う…

電子書籍と紙の本

  ちょっと前まで電子書籍か紙の本かで悩んでいた時期がありました。 最近は割り切って考えられるようになっています。 基本的に新しもの好きですし、1990年代のPDA(シャープのザウルスやPalm OSなど)全盛を経験して…

人生の喜び(論語から)

    「図解 眠れなくなるほど面白いシリーズ」は、最初にとっかかるものとして大変わかりやすくお手頃な解説本だと思います。 ほかにも「建築の話」「栄養素の話」「免疫力の話」「心理学の話」など、他分野にまたがっているので、…