心の癒しの四つの質問

心の癒しの四つの質問

  人は日々、さまざまな思考の渦にのみ込まれています。 体験した出来事を振り返り、「あのときもっとこうすればよかった」「自分には無理だったんだ」という言葉が頭をめぐることがあるかもしれません。 アメリカのバイロン・ケイテ…

読書:Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

  この本を購入したのが2年前ぐらいなので、とっくにブログに書いていたと思っていたのですが、勘違いだったようです。     私たちの頭の中で常にささやく「内なる声」は、自分自身と対話するための重要なツールです。 しかし、…

小説を読むことは、認知スキルを向上させる

  私は、小説を読むのが、映画を観るのと同じぐらい好きです。 学会出張の時には、空港や機内でまとまった時間がとれるので、Kindle端末を携えていくのが恒例となっています。 さて、今回紹介するのは「小説を読むことは私たち…

「最高の勉強法」

  いくつになっても良い勉強法があれば知りたいものです。 この本が教えてくれるのは、いかにして効果的に学ぶかということでした。     多くの人が行っている勉強法とは、繰り返し読むこと、ノートに書き写すこと、重要なポイン…

ビジュアル・シンカーの脳

    時代は変わり、私たちの認識も変わってきました。 かつては理解されにくかった人々も、今日ではその能力が認められ、社会の多様な場面で輝けることも可能になってきました。 その最たる例が、この本の著者テンプル・グランディ…

「ロングゲーム」

時の速さを川の流れによく例えたものだと思います。 一瞬一瞬が過ぎ去り、そこに留めておくこともできず、気づけば大切なものを見失ってしまう。 忙しさに追われ、目の前の快や成果に目を奪われがちですが、実はそれが私たちを本当の幸…

「LISTEN ― 知性豊かで創造力がある人になれる」

「人の話を聞くこと」は、現代ではより軽視されてきているように思います。 スマートフォンやSNSの普及により、私たちはいつでもどこでも情報にアクセスできるようになりました。 しかし、この進歩がもたらす副作用の一つに、対面で…

「ポンコツなわたしで、生きていく。」

    「ポンコツなわたしで生きていく」=「コンプレックスのトリセツ」と言っていいかも知れません。 自分の「ポンコツ」な部分に悩まされ、不得意に直面し、心を重く感じた経験は誰にでもあるものです。 そのような自分を受け入れ…

「グッド・ライフ」:他者との関係性への投資

    私たちの日常は、数え切れないほどの選択に満ちています。 「今、何を選べば人生を豊かにするか?」という問いに対し、多くの人は金銭や成功を直感的に思い浮かべます。 しかし、ハーバード大学の長期研究から浮かび上がる答え…

「普通がいい」という病

    今回のテーマは「普通がいい」という考え方の病について、精神科医である泉谷幹二先生が提唱する視点をご紹介します。 私たちの社会は、個性という名の「角」を削ぎ落とし、誰もが同じ形に収まることを理想としています。 しか…

「メンタル脳」

    アンデシュ・ハンセン氏が提唱する「メンタル脳」の理論の紹介です。 これは、現代人のメンタルヘルスの問題を、私たちの脳がまだ古代の狩猟採集時代に生きていると錯覚していることに起因すると見ています。 私たちの生活環境…

「数値化の鬼」

  やる気が出ないでダラけているなと思ったら、ビジネス書に目を通して「もうちょっと頑張ってみるかな」と奮い立ってみる時があります。 ビジネス書さえも手に取るのが億劫になっている場合は、その時は徹底的に休むようにしています…

「読書セラピー」

    私たちは通常、文字を通じて知識を得たり、異なる視点や物語を探索したりします。 しかし、文字の力はそれだけではないですね。 実際、言葉は私たちの心に深く響き、心の健康を向上させる力を持っています。 この力を活用する…

スマートフォンでの読書は理解が乏しい?

  片手にスマートフォン、指先で軽くなぞるページ。 現代社会では、この光景が日常となっています。 しかし、この便利なデバイスが、私たちの脳や心にどのような影響を与えているのでしょうか? そんな興味深い研究が、その一端を明…

書籍「物語思考」

    人生とは、一冊の小説のようなものです。 主人公は自分自身であり、筆を握るのも自分自身です。 そして、私たちが人生の舞台で物語を演じる際、そのキャラクターがどのような人物かを決めることが最も重要です。 この視点を提…

「自分を変える方法」

    「自分を変える方法」などというタイトルからして、私が最近めっきり読まなくなったジャンルの本です。 ただ、年齢を重ねれば重ねるほど変化し続けることが大切だというのはわかっているつもりなので、筆者には失礼ですが、パラ…

「仕事ができる人は知っている こびない愛嬌力」

    「愛嬌」と聞くと、私は、ある1人の幼馴染の男を思い出します。 学生時代、彼と一緒にウルムチへ旅行した時、旅先のどんなトラブルに巻き込まれようとも、現地の人々になぜか助けてもらい、その場を切り抜けるような経験をしま…

「否定しない習慣」

    人々とのコミュニケーションにおいて、否定しないことの重要性はしばしば見過ごされがちです。 私たちは、日常の会話の中で無意識に相手を否定してしまうことがあります。 しかし、このような否定の言葉や態度は、人間関係にお…

「40代から手に入れる『最高の生き方』」

    私はもうすぐ次の代にあがる50代後半の人間ですが、たまにはこんな本を読んで人生を振り返ってみるのもいいものだと思いました。 もちろん、「ああしておけば良かった」という後悔はなるべくしないように気をつけながら。。 …

「なぜヒトだけが老いるのか」

    老いることは、生命の一部として避けられないものですし、それはヒトに限ったことではありません。 しかし、ヒトが老いるという事実は、他の生物とは異なる特徴を持っています。(言われてみてハッとしました。) ヒトは「オレ…

「心が強い人のシンプルな法則」

    人生の中で、自分の成長という目標に向かって進むことは、多くの人にとって共通のテーマと言えます。 しかし、その道のりは必ずしも平坦ではなく、時にはどのように進めば良いのか迷うこともあります。 権藤優希著「心が強い人…