脳の健康には、チェダーチーズの方が良いのか―25年追跡研究が問い直す「脂肪は敵」

脳の健康には、チェダーチーズの方が良いのか―25年追跡研究が問い直す「脂肪は敵」

  栄養指導というと、私たち医療者は長いあいだ、決まった言葉を繰り返してきました。 「塩分は控えめに」「脂肪はできるだけ避けましょう」。 とくに心臓や血管を守るという目的のもとでは、動物性の脂肪、とりわけ飽和脂肪酸を遠ざ…
続けてきただけ、かもしれません。

続けてきただけ、かもしれません。

  2012年12月30日に、このブログを始めました。 それから気がつけば、いつの間にか今日で13年が経ちます。 明日からは14年目に入ります。 数字にすると簡単ですが、振り返れば、ホントにいろいろなことがありました。 …
会話が途切れた一瞬で、指は画面へ伸びる―不安な心は、なぜ目の前の人よりスマホを選ぶのか

会話が途切れた一瞬で、指は画面へ伸びる―不安な心は、なぜ目の前の人よりスマホを選ぶのか

  会話が途切れた、その一瞬です。 気まずさが生まれる前に、指は自然とスマートフォンへ伸びます。 隣に誰かが座っていても、この動きは止まりません。 気づけば、沈黙を埋める相手は人ではなく、画面になっています。 この反射の…
シャチが黙るとき―異種の知性が接続される海

シャチが黙るとき―異種の知性が接続される海

  ドキュメンタリー映画『オーシャンズ』には、解説がほとんどありません。 海が広がり、生き物が現れ、互いの距離が変わっていくだけです。 そこに友情や物語は与えられず、どこにいるのか、どこに向かうのかだけが展開されていきま…
動かなくなった時間が、命を削っていた―透析患者の日常に潜んでいた「軽い活動」の意味

動かなくなった時間が、命を削っていた―透析患者の日常に潜んでいた「軽い活動」の意味

  今から振り返ると、ずいぶん極端な時代でした。 腎臓の病気を持つ人は、とにかく安静にしていなさい。 私が学生だった頃、その考え方はごく当たり前のように受け入れられていました。 身体を動かすことは負担であり、危険であり、…
勝手にマジシャン紹介 ―アルバート・ゴッシュマンと「The Magic is You(魔法はあなた自身)」という奇跡―

勝手にマジシャン紹介 ―アルバート・ゴッシュマンと「The Magic is You(魔法はあなた自身)」という奇跡―

  マジックショップの棚に並ぶ赤いスポンジボール。 そのパッケージに描かれた、ちょび髭の男性の笑顔を見たことがある人も多いはずです。 私が初めてそのボールを手に取ったとき、その柔らかい感触の奥に、ひとりの奇術師の濃密な人…
眠りすぎってどうなの?―9時間睡眠が語るもの

眠りすぎってどうなの?―9時間睡眠が語るもの

  昔話には、眠りが特別な力をもつ世界が描かれています。 グリム童話の「茨姫」では、姫が深い眠りに落ちることで物語が動き始めます。 長く続く眠りは、外からは静止して見えても、その奥では何かが変わろうとしている“時間”とし…
ピックルボールのコートで起きていること―“遊ぶ量”が心をどう動かすのか

ピックルボールのコートで起きていること―“遊ぶ量”が心をどう動かすのか

  「ピックルボール」というスポーツがあるらしいです。 この論文を読むまで、私は聞いたこともありませんでした。 調べてみると、アメリカでは高齢者を中心に人気が広がり、朝の公園でも人が自然に集まるといいます。 激しい動きは…