抗加齢のトレーニングは肌も若返らせる―筋トレがもたらす「内側からの美容効果」 2025/11/06Posted inスポーツ, 健康, 文献 運動は筋肉や心臓だけでなく、肌にも良い効果がある―そんな話を聞くと、少し疑い深い気持ちが頭をもたげるのですが、世代的にはやはり興味津々の話題です。 肌の張りやくすみ具合は、食事や睡眠、紫外線の影響だけでなく、日々の活…
夜型生活が抱える“食の落とし穴”―気づきが変える深夜の衝動 2025/11/01Posted inマインドフルネス, 健康, 文献, 日常 夜が更けるころ、つい無意識に冷蔵庫のドアを開けてしまう。 小腹が空いているのか、それとも口寂しいだけなのか―自分でも判然としないまま「つまみ食い」をしてしまうことがあります。 夜型の生活が進むなかで、夜遅くに食べる習…
ウイルスの再活性化が脳に刻む影―帯状疱疹と認知症の意外な関係 2025/10/24Posted in健康, 医療全般, 文献, 神経科学 先日、帯状疱疹でひどい痛みに悩む患者さんを診察しました。 電気が走るような、焼けるような痛みが昼夜を問わず続くと言います。 この病気は、多くの人が子供の頃にかかる水ぼうそうのウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が、神経…
尿検査が示す未来のサイン―アルブミン尿と認知症の意外なつながり 2025/10/19Posted in健康, 医療全般, 文献, 神経科学, 腎臓のこと 日々の診療で「タンパク尿が出ていますね」と患者さんにお伝えする場面は少なくありません。 タンパク尿が心臓病や脳卒中のリスクを高めることはよく知られていて、そういう時は食事や血圧の管理についてお話することになります。 …
ゲームがくれる「ちょうどいい幸せ」――遊ぶ時間よりも大切なこと 2025/10/18Posted in健康, 心理学, 文献, 日常 子どものころ、ファミコンの電源を切るように言われると、いつも名残惜しくて「あと5分だけ」と懇願した記憶があります。 大人になった今でも、仕事の合間にSwitchを起動してティアキンでライネルを倒し切ると、不思議と気持…
あなたにとって「大切なこと」とは―高齢者が語った“本当の優先順位” 2025/10/14Posted in健康, 医療全般, 文献 ある日、外来で診察を終えたご高齢の患者さんが、ふと笑ってこう言いました。 「先生、やっぱり人と話す時間が一番うれしいね。」 その一言が、胸の奥にやさしく残りました。 この方はしばらく前から膝を悪くしていて、ほとんど外…
人とのつながりが体内時計を巻き戻す?―社会性が老化を遅らせる 2025/10/08Posted in健康, 医療全般, 文献, 日常 テレビで見る明石家さんまさんや所ジョージさんの姿を思い浮かべると、年齢を重ねてもなお若々しく第一線で活躍し続けていることに驚かされます。 お二人の明るい人柄や幅広い人間関係は、単なる芸風ではなく、健康や活力の源なので…
運動療法が腎臓病患者に届かない理由―ヨーロッパの現場から見えた構造的な壁 2025/10/07Posted in健康, 医療全般, 文献, 腎臓のこと 私が外来で患者さんに「運動していますか」と尋ねると、多くの方が「運動した方がいいのは分かっているけど…」と歯切れが悪い返事をされます。 今年の夏は特に暑かったというのもありますが、忙しさや体調の波に加えて、誰かが一緒…
マグネシウムが血圧を下げる?―最新メタ解析が示す可能性 2025/10/06Posted in健康, 医療全般, 文献 外来で患者さんと話をしていると、「血圧が少し高いと言われて心配になった」という声をよく耳にします。 普段から生活習慣に気をつけていても、血圧は日によって上下しやすく、数字に不安を覚える方は少なくありません。 医師とし…
コーヒーがくれた「もうひと頑張り」―カフェインと粘り強さの科学 2025/10/05Posted in健康, 心理学, 文献, 日常 夜中に仕事が行き詰まり、どうしても終わらせたいのに頭が回らない。 そんな時にコーヒーを一口飲んで(夜、眠れなくなるのは覚悟のうえで)、「まだやれる」ともうひと踏ん張りを絞り出すことがあります。 あの感覚は単なる思い込…
ビタミンAは多すぎても少なすぎても危険?―がんリスクと「ちょうどいい」量の科学 2025/10/04Posted in健康, 医療全般, 文献 外来で患者さんと話していると、「先生、ビタミン剤って飲んだほうがいいですか?」と尋ねられることがあります。 健康のために積極的に摂りたい気持ちはよくわかりますが、サプリメントの世界は単純に「多ければ多いほどよい」とは…
運動は腎臓を守る?―11年間にわたる追跡調査から見えたこと 2025/10/03Posted in健康, 文献, 腎臓のこと 診察室で患者さんに「腎臓を長持ちさせる方法はありますか」と尋ねられることがあります。 減塩や体重管理といった生活習慣の改善はよく知られていますが、「運動」についてはどうでしょう。 かつては腎臓に負担をかけることを避け…
ダイエットのリバウンド問題―過剰なサポートも逆効果? 2025/10/02Posted in健康, 医療全般, 文献 体重減少を維持することの難しさを、日々の診療でも実感しています。 初めの数か月で大きく減量できても、その後少しずつリバウンドしてしまう患者さんは少なくありません。 今回紹介する研究は、そんな課題に挑んだもので、電話に…
腎臓とビタミンC―隠された濃度のルール 2025/09/30Posted in健康, 文献, 腎臓のこと, 透析関連 意外に思うかも知れませんが、犬や猫など、多くの動物は自分の体内でビタミンCを合成できます。 私たちヒトは合成に必要な酵素の遺伝子が働かなくなっているので、外から補うしかありません。 この生物学的な事実を思うと、日常診…
人生100年は幻想? ― 新しい時代の「質」へのシフト 2025/09/28Posted in健康, 医療全般, 文献 クリニックで90歳を超える患者さんと話していると、「人生100年時代」という言葉が現実味を帯びてきます。 一昔前なら考えられなかった長寿の方々が、元気に通院している。 その姿に医学の進歩と時代の変化を強く感じます。 …
糖尿病への分かれ道―健診の「血糖値が少し高め」から戻れる人、進む人 2025/09/26Posted in健康, 医療全般, 文献 健康診断で「C判定(要経過観察)」と記された項目があると、どうとらえていいのか、もやもやする人は多いかと思います。 逆に、「経過を見るってことは、様子見でいいってことね」と楽天的にとらえる方もいるかも知れません。 「…
高齢者の腰痛に効く?鍼治療が示した確かな可能性 2025/09/24Posted in健康, 医療全般, 文献 高齢者の多くが、慢性的な腰の痛みに悩まされています。 世界的に見ても、腰痛は生活の質を損なう大きな要因であり、その苦しみは年齢とともに強まります。 痛み止めなどの薬は一時的な助けになりますが、特に日常的に多くの薬を併…
見えない傷跡―ストーカー被害が心臓病リスクを高める 2025/09/23Posted in健康, 医療全般, 文献 夜道で背後に感じる視線や、繰り返し届く脅迫めいた連絡。 こうした体験は一瞬の恐怖にとどまらず、心身の奥深くに刻み込まれていきます。 これまで身体的な暴力や性的虐待が心血管疾患のリスクを高めることは知られていましたが、…
瞑想は高齢者の眠りをどう変えるのか 2025/09/21Posted inマインドフルネス, 健康, 文献, 神経科学 夜中に目が覚めてしまい、そこからなかなか寝付けない。 頭の中で今日あった後悔やこれからの心配がぐるぐると回り始め、眠りに戻れなくなることがあります。 そんな時、「無」になれたらどんなに楽だろう。 この「心を無にする」…
気温があがると甘いものが欲しくなる―見過ごされていた真実 2025/09/20Posted in健康, 文献, 日常 沖縄の真夏、モアっとした熱気の中を歩いていると、自動販売機がオアシスのように映ります。 迷うことなく冷たい炭酸飲料のボタンを押し、キャップをひねった瞬間の小気味よい音。 喉を駆け抜ける刺激に救われる気がします。 とこ…
慢性腰痛の予防―1日100分の「がんばらない散歩」の効用 2025/09/17Posted in健康, 文献 腰痛は世界で最も多くの人が悩まされる症状のひとつで、医療費や生活の質に大きな影響を与えています。 私自身も長時間の診療やパソコン作業で腰の重さを感じることがあり、「どうすれば予防できるのか」と考えることが増えました。…
「1万歩神話」の終焉?―健康最適歩数は目標7000歩 2025/09/16Posted in健康, 医療全般, 文献 母と話すとき、歩数計のことをつい「万歩計」と呼んでしまいます。 紙おむつをパンパース、保存容器をタッパーと言うのと同じように、商標名が一般名称のように定着してしまった一例です。 「万歩計」は1965年、東京オリンピッ…
便潜血検査と1年後の死亡率―見逃せないサインをどう活かすか 2025/09/15Posted in健康, 医療全般, 文献 健康診断や検診で使われる便潜血検査は、大腸がんの早期発見に役立つことで知られています。 実際、日本の健診で「大腸がん検査」といわれるのは、便潜血二日法と呼ばれる方式です。 ところが、イギリス・ノッティンガムで行われた…
健康は「チリツモ」だった―1分間だけの「息切れ運動」がもたらす健康効果 2025/09/14Posted in健康, 文献, 日常 趣味でランニングを続けているので、体力にはそこそこ自信がありました。 しかし先日、両手にスーパーの買い物袋を下げて、急に降り出した大粒の雨にあわてて駐車場を駆け抜けたとき、車のドアを開ける頃にはすっかり息が上がってし…
フライドポテトは糖尿病リスクを高める―長期研究から見えた食べ方の選択 2025/09/11Posted in健康, 医療全般, 文献 日常の食卓に登場するじゃがいもは、私たちにとって身近な食材です。 ビタミンCやカリウムを含む一方で糖質が多く、健康への影響は長年議論されてきました。 今回、アメリカの看護師健康調査や医療従事者追跡調査といった40年に…