健康なあなたも無視できない血糖値と脳の関係 2025/04/25Posted in健康, 医療全般, 文献 健康診断の結果は、通知表を受け取る小学生のように、いつも私たちを落ち着かない気分にさせます。 特に気になるのが「血糖値」。 糖尿病ではないとしても「少し高め」と指摘されることがあります。 日本人間ドック学会では、糖化…
心不全患者さんの飲水制限はどこまで必要か 2025/04/23Posted in医療全般, 文献 心不全の治療では、長い間「水分を控えるように」と言われ続けてきました。 でも最近の研究結果がちょっと面白い方向を示しています。 オランダのラドバウド大学医療センターのローランド・ファン・キメナーデ博士らによる研究…
CGMの測定値、信じすぎていませんか? 2025/04/19Posted in医療全般, 文献 CGM(持続血糖測定器)とは、皮膚の下の組織にある間質液のグルコース濃度を連続的に測定する機器です。 通常、血糖測定というと文字通り血液の糖を測定するものですが、CGMの場合はその辺が少し違っています。 500円玉ほ…
マスクの下の笑顔:子どもたちに影響はあったのか 2025/04/17Posted in医療全般, 文献, 新型コロナ, 神経科学 新型コロナウイルスの影響で私たちの日常が大きく変わってしまったことは、みんなが経験したことですね。 マスクで顔が半分隠れるのが当たり前になって、人と会う機会も減ってしまいました。 大人でさえ戸惑う状況でしたから、小さ…
咳が止まらない - 頑固な咳 2025/04/16Posted in医療全般, 文献 咳は誰もが経験するありふれた現象ですが、これが8週間以上続くと「慢性咳嗽(まんせいがいそう)」と呼ばれるようになります。 風邪ならとっくに治っているはずなのに、なぜか咳だけがしつこく続く。 検査を受けても原因が分から…
ワクチンの効果も副反応も気の持ちよう? 2025/04/15Posted in医療全般, 文献 注射って、いくつになってもドキドキするものです。 特に、新型コロナのワクチン接種のときは、「ちゃんと効くかな?」「副作用は大丈夫かな?」などという考えが頭をよぎった人も多かったことでしょう。 実は、このワクチンに対す…
AIに「医者」を任せられる? 人間とかAIとかではないらしい 2025/04/14Posted inAI, 医療全般, 文献 最近では、お掃除ロボットが部屋をきれいにしてくれたり、スマートフォンが私たちの質問に答えたりと、「AI(人工知能)」はずいぶん身近な存在になりました。 実は病院でも、診断支援や治療計画など、AIの活躍が目立つようにな…
鎮痛薬で大胆になる?アセトアミノフェンの意外な影響 2025/04/11Posted in医療全般, 心理学, 文献 頭痛や発熱の時、多くの人が服用する鎮痛薬「アセトアミノフェン(製品名:タイレノール)」。 アメリカでは成人の約23%が毎週使っているというほど身近な薬です。 この馴染み深い薬に、実は私たちの意思決定、特に「リスク…
自宅でできる「脳の健康診断」? 香りでわかる認知機能の新しいカタチ 2025/04/08Posted in健康, 医療全般, 文献, 神経科学 なんだか、物忘れが増えたかも…という心配は、誰しもが感じるものです。 特にアルツハイマー病のような認知症は、できるだけ早く兆候を見つけたい。 けれども、病院で大がかりな検査を受けるのはかなり気が引けます。 ましてや自…
糖尿病治療薬で心臓を守る!―飲み薬セマグルチドの可能性― 2025/04/06Posted in医療全般, 文献 糖尿病という病気は誰にとっても身近な話題です。 世界中で8億2800万人もの人が糖尿病を抱えており、その90%以上が2型糖尿病というタイプです。 この病気が重要なのは、単に血糖値が高くなるだけではなく、心臓病や脳卒中…
聴力検査アプリの実力 2025/04/05Posted in健康, 医療全般, 文献, 日常 日常生活で聞こえづらさを感じても、専門的な聴力検査を受けるのは手間だと感じる人は多いでしょう。 最近では、自宅でも簡単にできるスマホの聴力検査アプリが普及していますが、実際のところ、これらのアプリはどれほど正確に難聴…
オープンアクセスの医学専門誌のこと 2025/04/04Posted in医療全般, 文献 JAMA Network Openという医学専門誌があります。 この雑誌の大きな魅力は「オープンアクセス」、つまり誰でも自由に無料で閲覧できることです。 私のブログが、論文紹介をメインに据えることができるようにな…
音声認識技術は医療の現場を変えるか? 2025/04/03Posted inAI, 医療全般, 文献 日常の診療において、医師たちが直面する地味だけれど重要な作業の一つに、カルテの記録があります。 最近では、文字起こしAIアプリ「Whisper」などの登場など、音声認識技術の進化が目立っていますが、日本の医療現場では…
認知症を予防するかもしれない「身近な薬」の話 2025/03/31Posted in医療全般, 文献, 神経科学 認知症 ― 誰もが気になるテーマだと思います。 予防できれば何よりですが、日常で服用している「身近な薬」が、実は認知症のリスクを減らす可能性がある、という興味深い研究結果が報告されました。 研究チームは、アメリカ…
耳鳴りと食事の関係—予防につながる食生活とは? 2025/03/23Posted in健康, 医療全般, 文献 耳鳴りは「キーン」や「ジー」などの不快な音が頭の中で絶えず響く症状で、多くの人を悩ませています。 実は、世界では約14.4%の成人が耳鳴りを経験しており、精神的なストレスや不眠症などの問題を引き起こすこともあります。…
インフルエンザ予防の重要性 2025/03/12Posted in健康, 医療全般, 文献 インフルエンザは毎年、多くの人々の健康に影響を与えるウイルスですが、特に子どもたちには深刻な合併症を引き起こす可能性があります。 最近、米国疾病対策センター(CDC)が発表した調査によれば、2010–11シーズンから…
週末効果ってなんだろう?手術の曜日が少し気になる理由 2025/03/08Posted in医療全般, 文献 手術を受ける日が、その後の健康状態に影響を与えるかもしれない、という話を聞くと、にわかには信じがたいかもしれません。 しかし、医療現場では以前から「週末効果」と呼ばれる現象が問題視されてきました。 これは、週末に病院…
犬をペットにすると認知症リスクが低下 2025/02/28Posted in医療全般, 文献 犬との暮らしが、高齢者の認知症を予防するかもしれない。 日本に住む65歳以上の高齢者11,194人を対象に、約4年間の追跡調査が行われました。 その結果、現在犬を飼っている方は、過去に飼っていたか、もしくはまった…
ワクチンの効果はどれだけ続くのか? 2025/02/19Posted in医療全般, 文献 ワクチンを接種した後、どのくらいの期間、免疫が続くのかを正確に把握することは、公衆衛生戦略の立案や個別の接種計画を考えるうえで重要です。 例えば天然痘や黄熱などの生ワクチンは長期にわたる抗体反応を引き出す一方で、季節…
マインドマップと医学教育 2025/02/13Posted in医療全般, 文献, 日常 マインドマップとは、英国の心理学者トニー・ブザンが提唱した思考整理の手法です。 1枚の紙の中央にキーワードを置き、そこから放射状に関連情報を展開し、文字や図、色彩などを組み合わせて、複雑な情報を視覚的に整理することを…
ヒトの平均寿命は上限に達したかも知れない 2025/02/10Posted in健康, 医療全般, 文献, 日常 外来では90歳を超える方も珍しくありません。 その元気な姿を見ると、寿命が大きく延びたことを実感します。 一方で「人生100年時代」と声高に語られますが、誰もが100歳まで生きる未来は本当に来るのでしょうか。 2…
終末期医療における意思決定を支援するSPIRITプログラム:透析患者とその家族のための新しい選択肢(アメリカ) 2025/02/07Posted in医療全般, 文献, 透析関連 近年、高齢化や医療技術の進歩に伴い、終末期医療における患者の意思決定を支援するアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の重要性が高まっています。透析患者とその家族にとっても、終末期医療における事前の意思決定は、納得の…
痛風と慢性腎臓病(CKD) 2025/02/06Posted in医療全般, 腎臓のこと 慢性腎臓病(CKD)を抱える方は腎臓機能の低下によって尿酸を十分に排泄できず、高尿酸血症を生じやすいといわれています。米国NHANESの調査によると、痛風と診断された人のうち約3分の2がCKDステージ2以上であり、5…
夜中の歯ぎしりと酸化ストレス 2025/02/05Posted in健康, 医療全般, 文献 睡眠中の歯ぎしりが、体内の酸化ストレスを高め、動脈硬化や心血管疾患のリスクに繋がる可能性があることが、最新の研究で明らかになりました。 酸化ストレスとは? 酸化ストレスとは、体内で発生する活性酸素(ROS)と抗酸…
横になったままの血圧測定でわかること 2025/02/04Posted in健康, 医療全般, 文献 加齢や生活習慣によって血圧の管理は大きく変わります。近年、座ったままの測定だけでなく、仰向けに寝た状態(仰臥位)での測定も心血管疾患のリスクと深く関係することがわかってきました。 米国の大規模研究「ARIC研究」…