身近な薬がパーキンソン病の発症を遅らせる? 2025/05/09Posted in健康, 文献, 神経科学 紹介した論文の音声概要を、NotebookLMでポッドキャスト化しています。あわせてお楽しみください。 パーキンソン病は、手足の震えや体のこわばりが特徴的で、多くの人がよく耳にする神経疾患です。 現状ではこの病気…
なぜ頭から離れない?―イヤーワームと習慣的行動の関係 2025/05/08Posted in文献, 日常, 神経科学 紹介した論文の音声概要を、NotebookLMでポッドキャスト化しています。あわせてお楽しみください。 ふと気がつくと頭の中で同じ音楽が繰り返されている。そんな経験をしたことがある人は多いでしょう。 これは一般的…
感情と記憶をつなぐ:懐メロが脳に効くわけ 2025/05/07Posted in文献, 神経科学 紹介した論文の音声概要を、NotebookLMでポッドキャスト化しています。あわせてお楽しみください。 懐かしい音楽を耳にすると、胸がきゅっとなったり、昔の情景が鮮やかに浮かび上がったりすることがあります。 音楽…
結婚生活は認知症を防ぐ? そうじゃなかったりして? 2025/05/01Posted in健康, 文献, 神経科学 ためしに、紹介した論文の音声概要をNotebookLMでポッドキャスト化してみました。あわせてお楽しみください。 私には高校時代からの友人で、未だに独身を貫いている男がいます。 たまに会うと、彼は「今さらするつも…
帯状疱疹ワクチン接種が認知症予防に役立つ? 2025/04/27Posted in健康, 医療全般, 文献, 神経科学 歳を重ねるにつれて、健康の悩みは増えるものです。 特に「最近物忘れが多いな」と感じると、認知症のことが頭をよぎることもあるでしょう。 そんな中、最近の研究で帯状疱疹のワクチン接種が認知症予防に役立つ可能性があると…
カフェインの陰に潜んでいた、記憶力の正体 2025/04/26Posted in文献, 日常, 神経科学 コーヒーに関する研究が世の中には実に多くあります。 それは私自身がコーヒー好きだから目に留まるのか、それとも世界中に「コーヒー推し」の研究者がたくさんいるからなのか――いずれにせよ、このブログでもコーヒーに含まれるカ…
不安なときの「ふー」と「はー」:呼吸が脳のリズムを刻む 2025/04/20Posted inマインドフルネス, 文献, 神経科学 心配事があったり、不安な状況に直面したとき、私たちは気づかないうちに呼吸が浅く速くなっています。 最近の研究では、この速く浅い呼吸が、直接脳に作用し、不安やストレスのときに注意力を高めたり、素早く反応できるように助け…
マスクの下の笑顔:子どもたちに影響はあったのか 2025/04/17Posted in医療全般, 文献, 新型コロナ, 神経科学 新型コロナウイルスの影響で私たちの日常が大きく変わってしまったことは、みんなが経験したことですね。 マスクで顔が半分隠れるのが当たり前になって、人と会う機会も減ってしまいました。 大人でさえ戸惑う状況でしたから、小さ…
自宅でできる「脳の健康診断」? 香りでわかる認知機能の新しいカタチ 2025/04/08Posted in健康, 医療全般, 文献, 神経科学 なんだか、物忘れが増えたかも…という心配は、誰しもが感じるものです。 特にアルツハイマー病のような認知症は、できるだけ早く兆候を見つけたい。 けれども、病院で大がかりな検査を受けるのはかなり気が引けます。 ましてや自…
認知症を予防するかもしれない「身近な薬」の話 2025/03/31Posted in医療全般, 文献, 神経科学 認知症 ― 誰もが気になるテーマだと思います。 予防できれば何よりですが、日常で服用している「身近な薬」が、実は認知症のリスクを減らす可能性がある、という興味深い研究結果が報告されました。 研究チームは、アメリカ…
ポールとリンゴはやっぱりエラかった! 2025/03/22Posted in文献, 神経科学, 音楽 私たちが普段何気なく聴いている音楽。 その中でも「ドラム」と「ベース」は、音楽のリズムやノリを生み出す中心的な存在です。 ビートルズのリンゴ・スター(ドラム)やポール・マッカートニー(ベース)がなぜあんなに偉大だった…
高齢者の睡眠薬使用と認知症リスク 2025/03/20Posted in健康, 文献, 神経科学 眠れない夜が続くと、睡眠薬に手を伸ばしたくなる気持ちは自然なことなのかも知れません。 特に高齢になると睡眠が浅くなりがちで、多くの方が睡眠薬を日常的に使う傾向にあるようです。 実際、多くの人が「眠れない」の相談よりも…
SNSを止められない脳の科学──ドーパミンの甘い罠 2025/03/19Posted in文献, 神経科学 ベッドに入って、スマホを手にちょっと見したつもりが、気づけば1時間が経っていた──そんな経験は、ほとんどの人がしていることでしょう。 実はこれには、脳の神経伝達物質「ドーパミン」が深く関係しています。 ドーパミン…
音楽セッションで脳も心も元気に:高齢者の認知と心理に効く音楽 2025/03/15Posted in健康, 文献, 神経科学 音楽は認知機能や心の健康にも良い影響を与えることが知られています。 では、具体的にどう向き合えば、その「音楽の恩恵」を授かるのでしょう。 その答えのひとつになるような研究が報告されました。 東北大学の研究チームが…
みかんを食べると気分をあげてくれるかも知れない 2025/03/03Posted in健康, 心理学, 文献, 神経科学 オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類を多く含む食生活は、気分の落ち込みを和らげてくれそうです。 32,427人の中年女性を対象とした追跡調査では、柑橘類を多く摂取するグループは、少ないグループと比較してうつ病の…
クルミを食べると頭が良くなる? 2025/02/27Posted in健康, 文献, 神経科学 ヒトの脳は、わずかな栄養バランスの変化にも敏感に反応することが知られています。 中でも、ナッツの一種であるクルミは、オメガ3系脂肪酸(α-リノレン酸)、ポリフェノール類、タンパク質などを含むことから、その効果が注目さ…
脳の左右差とことばのつながり ―音と意味に関わる脳領域のお話― 2025/01/27Posted in文献, 神経科学 人間の脳は、左右でそれぞれ得意なことが違う、という「左右差」が知られています。ことばを話したり理解したりする機能は、主に左脳が担っていると言われており、なぜ左側が言語機能において重要な役割を担うのか、長年研究の対象と…
アルツハイマー病治療の新たな展望:アミロイドβ42の役割 2024/12/21Posted in文献, 神経科学 アルツハイマー病(AD)は、記憶や思考能力を奪う進行性の神経変性疾患であり、世界中で5,000万人以上が罹患し、高齢化社会における大きな課題となっています。 この病気の進行に深く関与しているとされるのが、脳内に蓄積す…
心房細動と認知機能の低下 2024/12/13Posted in医療全般, 文献, 神経科学 心房細動(AF)は、心臓が不規則に拍動する疾患で、脳卒中リスクの増加に加え、認知機能の低下との関連も指摘されています。 しかし、「BRAIN-AF」試験では、抗凝固薬の使用が認知機能低下を抑制する効果を持たないことが…
細胞にも記憶力がある!? :集中学習より分散学習が効果的なのは脳だけじゃない! 2024/12/10Posted in文献, 神経科学 記憶というと、私たちは脳の働きを思い浮かべがちです。 しかし、最新の研究によると、脳以外の細胞にも記憶力があることが明らかになりました。 まるで、私たちの体全体が学習し、環境に適応しているかのようです。 今回紹介…
コーヒーは認知症予防に効果あり? 2024/11/29Posted in文献, 日常, 神経科学 カフェインは、多くの人々にとって(もちろん私にとっても)不可欠ともいえる存在です。 コーヒーや紅茶、エナジードリンクに含まれるこの化合物は、覚醒作用や集中力の向上などの効果が知られています。 しかし近年、カフェインが…
血圧が高いと認知症のリスクがあがる 2024/11/27Posted in健康, 医療全般, 文献, 神経科学 「血圧が高いと認知症のリスクが上がる」という話があがってきました。 血圧管理を啓蒙する医療者が、またまた大げさなことを言いだしてきたなと思う方もいるかも知れませんが、極めてマジメなお話です。 最近の研究で、血圧と認知…
「イヤーワーム」の音程は正確だった! 2024/11/17Posted in文献, 神経科学 道を歩いていて、何の前触れもなく「ボヘミアン・ラプソディ」や「イマジン」が頭の中で流れ出したことはありませんか? イヤーワームとは、意識せずに湧き上がる音楽的イメージのことです。 そして、ほとんどの人は、その音楽の正…
認知機能低下を遅らせる「新たな方法」 2024/11/12Posted in文献, 神経科学 年を重ねていくに従って、認知機能に対する不安は、多くの人にとって当然のことと言えます。 今回、トロントの研究チームが、特にリスクが高い人々に対して、この低下を遅らせる新しい方法を開発しました。 その方法とは、「認知リ…
不眠症のタイプで異なる脳内ネットワーク 2024/11/01Posted in文献, 神経科学 不眠症には、「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」など、さまざまなタイプがあります。 これまで「睡眠導入障害」や「中途覚醒」など、臨床的な睡眠障害の分類がありましたが、最近の研究では、不…