痛風の治療:尿酸値か症状か 2024/06/22Posted in健康, 文献 痛風は、体内の尿酸が過剰に増えることで関節に結晶ができ、炎症を起こし、激しい痛みを引き起こします。 痛風発作の痛みを一度でも経験したことのある人なら、普段から尿酸値をコントロールする重要性を理解しているでしょう。 しかし…
ポケモンGOの影響力 2024/06/21Posted in健康, 文献 「そう言えば、うちのクリニックに通院中の患者さんが、ポケモンGOにハマって、体重コントロールに大成功したお話をあげたことがあったっけ」と、自分のブログに検索をかけてみたら、2017年の投稿でした。 もう7年前のお話な…
表情豊かな人は社会的に有利 2024/06/20Posted in心理学, 文献 私は、世間に出れば、平均的な「50代男性」ではないかと思っています。 平均的というのは、そこに黙って座っていると、機嫌が悪そうではないけれど、かと言って愛想が良いかというとそうでもない感じの、まあ、わざわざ相手にしな…
透析を受けている人の炎症反応を抑える 2024/06/19Posted in文献, 透析関連 IL-6(インターロイキン6)は、私たちの体が感染症や傷害から身を守るために生成されるタンパク質の一つですが、これが過剰になると様々な健康問題を引き起こすことがあります。 特に、心臓病や糖尿病を持つ透析患者にとっては…
細胞を急ブレーキで休眠させる 2024/06/18Posted in文献, 科学 生物が過酷な環境に直面すると、ほとんどの生物が一時的に活動を停止し、休眠状態に入ります。 具体例としては、水槽を覆う藍藻(らんそう=シアノバクテリア)は、乾燥状態や高温などの厳しい環境下で休眠状態に入り、条件が改善す…
内服のタイミングを体内時計に合わせるとより効果的? 2024/06/17Posted in健康, 文献 高血圧治療において、薬を飲む時間を調整することで、治療の効果が変わるかもしれません。 現在、薬の服用時間は「朝食後」や「夕食後」といった食事の時間に基づいて決められることが一般的です。 この方法は、服薬の習慣を確立し…
犬とChatできるかも知れない 2024/06/16Posted in文献, 生物 ChatGPTが音声を認識し、まるで実在の人間と会話しているかのようなAIの「振る舞い」には、少なからず衝撃を受けたものでした。 けれども、少し冷静になってみれば、こういう「出来事」はすでにSF小説のなかで青写真とし…
腸内の善玉菌を守りながら病原菌をたたく新しい抗生物質 2024/06/15Posted in文献 これまでにないメカニズムで作用する新しい抗生物質「ロラマイシン」が、最近の論文で紹介されていました。 この薬の最大の特徴は「ダブルセレクティブ」と呼ばれる二重選択性にあります。 ロラマイシンは問題となる病原菌だけを標…
アメリカとカナダの女性の鉄欠乏症の有病率(3つの定義による) 2024/06/14Posted in健康, 文献 鉄欠乏症、つまり体内の鉄分が不足する状態は、特に女性にとって重要な健康問題です。 実は、鉄欠乏症の有病率はその定義によって大きく異なります。 これは、どの基準を用いるかで診断される人数が変わるからです。 この点につい…
青少年の睡眠時間とソーシャルメディア 2024/06/13Posted in健康, 文献 ほとんどの大人たち(昭和世代の親たち)は、ソーシャルメディアで盛り上がる子どもたちを温かく見守ろうと思いながら、本当にネガティブな影響はないのだろうかと心配しているものです。 ですから、こういった類の研究が繰り返され…
睡眠時無呼吸症候群の経口薬の開発 2024/06/12Posted in健康, 文献 世界中で約10億人、日本国内でも900万人以上が睡眠時無呼吸症候群に悩んでいるとされています。 この病気は、寝ている間に上気道が閉塞することで起こるものです。 最も一般的な治療法は、CPAP(シーパップ)という機械を…
減量による筋肉量の減少 2024/06/10Posted in健康, 文献 肥満は多くの健康問題を引き起こします。 そのため、体重を減らすことが肥満治療の主要な目標となっていきます。 例えば、2型糖尿病の人が体重の5~10%を減らすと血糖値が改善し、15~25%を減らすと糖尿病が治ることもあ…
認知症を防ぐには?:オリーブオイルの場合 2024/06/09Posted in健康, 文献 「認知症を防ぐには何ができるか?」というテーマの研究は多いです。 その背景には、決定的な予防策がまだ確立していないということがあります。 私のスタンスとしては「健康にいいと思うことは何でもやってみるべし!」なので、今…
運動は、時間をはかるか、歩数を数えるか 2024/06/08Posted in健康, 文献 外来の診察室で、患者さんとのやり取りで「どのくらい運動したらいいのか」というお話になった時に、「週に何分運動してください」という言い方で答えることが多いです。 ところが、歩数計を利用している方から「1日に何歩歩けばい…
占星術を科学的に分析・評価する 2024/06/07Posted in文献, 日常 占星術を「信じる信じない」は別にして、私はエンタメとして占いを楽しんでいるところがあります。 その分野に科学のメスを入れるというのは野暮な感じがしないでもないですが、信憑性について不利益を被る人がいないとも限らないの…
マスク vs サングラス 2024/06/06Posted in文献, 日常 パンデミックの間、私たちの日常はマスクが普通でした。 そこで、考えたことはありませんか? マスクで下半分を隠した顔を、私たちはどれだけ識別しているのだろうかと。 それに対するのは顔の上半分を隠したサングラスですね。 …
セマグルチドの腎保護作用(糖尿病でなくても) 2024/06/05Posted in文献, 腎臓のこと セマグルチドという薬が、糖尿病患者の腎臓を守る効果があることを紹介しましたが、糖尿病ではない肥満または過体重の人々にもその効果が及ぶことが分かりました。 (詳しくは6月2日付の「セマグルチドと2型糖尿病患者の慢性腎臓…
牛乳の鳥インフル感染 2024/06/04Posted in健康, 文献 2024年3月末、ニューメキシコ州の酪農場で、牛の鼻腔と牛乳から初めて高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAI)のH5N1亜型が検出されました。 人間の食卓に届く可能性がありますし、心配の声が挙がるのは当然のことで…
血圧に対するカリウムの効果 2024/06/03Posted in健康, 文献 「減塩しょうゆ」はナトリウムの代わりにカリウムを使った食品です。 「塩分を制限しましょう」と指導された透析患者さんが、「でも、減塩しょうゆはダメですよ」とくぎを刺されてしまうのは、そういった理由からです。 腎臓のはた…
セマグルチドと2型糖尿病患者の慢性腎臓病 2024/06/02Posted in文献, 腎臓のこと セマグルチドという薬は、2型糖尿病治療のためのグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬です。 週に一度の皮下注射や経口薬として使用され、血糖値の管理と体重減少に効果があります。 特に、肥満患者に対して体重減…
ビタミンCは感染症の治療に役立つのか 2024/06/01Posted in健康, 文献 感染症に対する「ビタミンCの効果」については、忘れたころに研究報告が浮上してきて、そしてまた静かに沈んでいく…ということの繰り返しの感じがします。 ビタミンCは、言わずもがな、私たちが普段から果物などで摂取している栄…
ヒトと犬の精子の質 2024/05/30Posted in健康, 文献 環境の状況を把握するために、生物を利用する方法はずっと以前からされてきました。 カナリアが鉱山の坑道で有毒ガスを検知するために使われた例は有名ですが、そんな特別な状況でなくても、桜の開花やサシバの飛来を観察することで…
コーヒーはパーキンソン病のリスクを低減する 2024/05/29Posted in健康, 文献 ネット・サーフィンをしていると「コーヒーの効果」というか「コーヒーの良さ」の証拠が、ほぼ定期的と言っていいほどにあがってきます。 実際、このブログにも、何度もコーヒーのメリットを紹介してきました。 世の中に、よっぽど…
ゾウのあいさつ 2024/05/27Posted in文献, 生物 アフリカサバンナゾウの仲間うちの「あいさつ」についての研究があります。 コウモリの時(5月20日の記事参照)もそうでしたが、動物たちのコミュニケーションの奥深さには驚かされてしまいます。 ゾウは、音や視覚、触覚を組み…
アッサム茶抽出物が日光からの皮膚老化を防ぐ 2024/05/26Posted in健康, 文献 季節的にも紫外線が強くなってきました。 日光からの酸化ストレスによる皮膚の老化は、どの年代でも問題となります。 今回の研究では、アッサム茶が皮膚の老化防止に効果的であるということが示されました。 このお茶は、一般的な…