面白い論文があがっていました。(正確には「面白いタイトルの論文」を見つけました。)
“It’s All Just F*cking Impossible:” The Influence of Taylor Swift on Fans’ Body Image, Disordered Eating, and Rejection of Diet Culture
直訳すると「『もう全部マジでムリ』:テイラー・スウィフトがファンの体型イメージ、摂食障害、ダイエット文化の拒絶に与える影響」
オタキングが宮崎駿監督を深く論じるように、この研究者もテイラー・スウィフトから目が離せないのでしょうね。
そう考えると、立派な研究論文といえるのでしょう。
さて、研究者曰く、テイラー・スウィフトは、音楽だけでなく、その率直な発言でも多くの人々に影響を与えています。
特に、彼女が自身の体型や摂食障害について語ることで、ファンに与える影響は大きいです。
スウィフトは、Netflixのドキュメンタリー「Miss Americana」で、自身の摂食障害と体型の悩みを率直に語りました。
この告白は、多くのファンにとって大きな励ましとなり、自分自身の体型や食事行動を見直すきっかけとなっています。
スウィフトの楽曲もまた、ファンに大きな影響を与えています。
「Tied Together With a Smile」や「You’re On Your Own Kid」などの曲は、体型や食事に関するテーマを含んでおり、これらの曲を聴くことでファンは自分自身の経験と重ね合わせ、共感を得ています。
特に、「Clean」などの曲は、困難を乗り越える力を与えるメッセージとして、多くのファンに支持されています。
一方で、スウィフトの体型に対する客体化(オブジェクティフィケーション)も依然として問題となっています。
彼女の体型を賞賛するコメントは多いですが、これが逆に体型に対する過剰な注目を生み、ファンの中にはその影響で体型に対する不安を感じる人もいます。
また、「Anti-Hero」のミュージックビデオでは、体重計に「fat」という言葉が表示されるシーンがありました。
このシーンは一部のファンから批判を受け、スウィフトは後にこのシーンを修正しました。
この出来事は、スウィフトがどれほどファンの期待や意見に敏感であるかを示しています。
スウィフトとファンの関係は非常に強く、彼女のメッセージや行動はファンの健康行動や体型イメージに大きな影響を与えています。
彼女のメッセージは、ファンに自己愛と健康的な体型認識を促すだけでなく、広く社会に対する影響力を持っているということですね。
参考文献:
Pope L, Rose K. “It’s All Just F*cking Impossible:” The Influence of Taylor Swift on Fans’ Body Image, Disordered Eating, and Rejection of Diet Culture. Social Science & Medicine. 2024. doi:10.1016/j.socscimed.2024.117100.

