小説「高野聖」

    泉鏡花はたたきあげの文士として知られていて、彼が紡ぎ出す日本語は、表現の素晴らしさはもとより、その幻想的で神秘的な独特の世界に大変魅了されます。 特に「高野聖」は「声に出して」読みたい小説のひとつで、何度もまた読…

映画「ナイル殺人事件」

  「ナイル殺人事件」の旧作は、1978年の公開時に、映画館で観た思い出があります。 当時、中学生だった私は、アガサ・クリスティーの原作「ナイルに死す」を読んで予習をし、名作ミステリーの映画化に備えたものでした。 当時の…

半開の花

    今日は菜根譚の一節から紹介します。   看開、酒飮醉、此中大佳趣 若至爛熳骸醄、惡矣 履盈滿者、宜思之     以下は書き下し文です。   花は半開を看、酒は微酔に飲む、此の中に多いに佳趣あり。 若し爛熳骸醄(ら…

マンガ「あかね噺」

  落語好きを公言している私としたことが、今頃このマンガの存在に気づきました。 気づいたところで早速コミックの一巻を読んで(Kindleでは3月16日まで期間限定無料で読めました)ちゃんと落語を扱っていることを確認して、…

本「妖怪学」

    妖怪と言えば、水木しげる先生を真っ先に思い浮かべてしまうほど、先生が描いたデザインが妖怪のイメージを定着させてしまっています。 一反木綿やぬりかべ、子泣き爺、砂かけ婆などは、まさしくそうですね。 ディズニーのキャ…

3月の祝日休診のお知らせ

  3月になりました。 今日、卒業式の学校も多かったようです。 特に中学校や高校では、コロナ禍の影響もあって、3年前には「普通の入学式」ができなかった世代だったでしょう。 彼らの心のひだは、その同じ歳に同じ経験したことが…