まだ「アウトサイド・イン」の仕事

 

 

勉強会の講師に招かれたときには、パワーポイントでつくったスライドを準備していきます。

テーマによりますが、最近必ず入れている1枚のスライドがあります。

21年前で古いのですが、象徴的な文献を紹介したスライドです。

slide01

研修医時代に、このTassinの文献に出会いました。

この時は、きっとこのような透析が主流になるのだろうと思っていたものです。

けれども、ここで挙げられないほどの事情もあって、世の中は一向に思い通りにはなっていませんでした。

いつしか「Tassinのような透析は日本ではできない」と勝手に思うようになっていました。

 

透析クリニックを開業したいという希望を持ったとき

「自分にとっての理想の透析クリニックとは何か」という自問からスタートしました。

 

常識と思っていたことに改めて疑問をぶつけてみること。

よく言われることですが、その業界の中にいると見えなくなっていたり気づかずにいることがあるものです。

本当に大切にしたいものは何なのかを確認していく重要性を感じました。

 

誰の目にも、単純で明らかなのは

透析の仕方で、予後が変わること

透析の仕方で、生活の質が変わること

透析の仕方で、生きる力が変わってくること

 

そういう目でみると、実はそういう「理想の透析クリニック」を目指して頑張られている先生方が

日本中にはたくさんいらっしゃることに気づきました。

以前にお話した「坂井瑠実クリニック」の坂井先生は私にとっては代表的で象徴的な先生です。

 

「理想の透析クリニック」

今の段階では、私にとってこれは「アウトサイド・イン」の要請にしか過ぎないのでしょう。

けれども、実際にそれを実行したときに、私の願いが形になって現れてくるものと信じています。

「インサイド・アウト」だと、胸をはって語れるようになりたいものです。

 

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