ストレスに対するアファメーションの効果  文献から

 

 

昨日の話題に引き続き、セルフアファメーションのお話です。

 

セルフアファメーションは、急性的なストレスに対しての有効性は以前から言われていました。

今回は慢性的なストレスを受ける状況で、創造性や問題解決能力が必要な仕事に対しても有効だったというお話です。

 

Self-Affirmation Improves Problem-Solving under Stress.

PLoS ONE 8(5): e62593. doi:10.1371/journal.pone.0062593

 

重いレベルのストレスが、仕事の処理能力や創造性の妨げになることは前から知られていることです。

にも関わらず、ストレスの影響を緩和するために、積極的に策を講じているとは言えません。

 

 

セルフアファメーションが、ストレスを和らげ処理能力や創造性について有効性を示すかどうか

80人の大学生を2つのグループに分けて、テストしてみたそうです。

journal.pone.0062593.g001

このグラフの縦軸にあるRATスコアについて説明します。

 

 

RAT(Remote Associate Test)というのは、相互に関連がうすいような3つの単語を見せて

その全てに関連がある4つ目の単語を考え出させる、という内容の試験です。

例をあげると「肩」「輪」「運転」という3つの単語を見せます。

答えは「車」です。

「肩車」「車輪」「車を運転する」

 

英語版ですが、ためしにやってみたい方はこちらのサイトでできますよ。

 

 

「自己の有用性を認識」させたグループは、ストレスが強い状況であったのにも関わらず

明らかに処理能力が上回っています。

(弱いストレスでは差が出なかったのが印象的ですね。)

 

つまり、セルフアファメーションは

ストレスの有害な影響(モチベーションの低下や身体の不調、不眠など)を和らげるだけでなく

よりポジティブな有効性が示されたというものでした。

 

 

とても興味深いお話です。

 

 

「ほめて育ててくれたら、私はもっと伸びる子だったのに。」

と冗談で言っていた知り合いがいました。

 

あながち冗談ではないかも知れません。

 

 

 

 

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