猫を飼っている人なら、「この子は私の言葉を理解しているのかも」と感じたことがあるのではないでしょうか?
実は、最新の科学的研究が、その直感を裏付けるような興味深い結果を示しています。
日本の研究チームが発表した論文によると、猫は絵と単語を結びつける能力を持っていることがわかりました。
実験では、まず猫に「パルモ」と「ケラル」という2つの無意味な単語を、それぞれ太陽とペガサスの絵と組み合わせて見せます。
猫がこれに慣れてきたら、今度は単語と絵の組み合わせを逆にして見せるのです。
すると、猫は組み合わせが変わっていることに気づき、モニターをじっと見つめる時間が長くなりました。
これは、猫が単語と絵を関連付けて記憶し、変化を認識したことを示しています。
この研究で注目すべき点は、猫がわずか4回の試行でこの関連付けを学習したという事実です。
これは、人間の幼児が同じような課題を学習するのに必要な回数よりもはるかに少ない回数です。
このことから、猫は私たちがこれまで考えていた以上に、高い学習能力を備えている可能性が見えてきます。
ただし、この実験では、人間の声ではなく電子音を使った場合、猫は組み合わせの変化に気づきませんでした。
このことから、猫は人間の声と絵を関連付ける能力に長けている可能性があります。
もしかしたら、長い年月をかけて人間と暮らしてきた中で、猫は人間の言葉を理解する能力を身につけてきたのかもしれませんね。
この研究は、猫の認知能力に関する新たな知見を提供するものです。
猫がどのように人間の言葉を理解し、反応するのか、今後の研究でさらに解明されることが期待されます。
もしかしたら、近い将来、猫と「会話」できる日が来るかもしれませんね!
参考文献:
Takagi S, Koyasu H, Nagasawa M, Kikusui T. Rapid formation of picture-word association in cats. Sci Rep. 2024;14(1):23091. Published 2024 Oct 4. doi:10.1038/s41598-024-74006-2

