瞳孔のサイズが小さい方が魅力的に見える?

瞳孔のサイズが小さい方が魅力的に見える?

 

瞳が美しい人は魅力的です。

研究者にかかれば、そのことも立派な研究テーマになるのですね。

今回紹介する研究では、瞳孔の大きさによって顔の魅力がどう変わるかということを深掘りしたものです。

 

一般的には、瞳孔が大きい(拡張した)方が魅力的であるとされています。

これは、瞳孔が大きいと若々しさや興味・興奮を示し、人々にとって魅力的に映るからです。

しかし、今回の研究では、これとは正反対の結果となりました。

収縮した瞳孔(小さい瞳孔)が拡張した瞳孔よりも人を魅力的に見せることが確認されたのです。

白黒画像でも収縮した瞳孔が魅力的と評価されることから、瞳の色そのものではなく、瞳孔の大きさが重要だということが示されました。

 

なぜ瞳孔が小さいと魅力的に見えるのでしょうか?

研究者たちは、瞳孔が小さいと虹彩の面積が増え、目がより明るく見えるからだと考えています。

明るい目は健康的で元気な印象を与え、顔全体の魅力が増すのです。

 

この効果は、性別や目の色に関係なく、誰にでも当てはまることが分かりました。

具体的には、異なる顔の写真や、異なる目の色、白黒とカラー画像など、多様な条件で実験が行われましたが、すべての条件で一貫して収縮した瞳孔が魅力的と評価されました。

例えば、明るい照明を使って瞳孔を収縮させることで、写真撮影やビデオ撮影の際に目をより魅力的に見せることができるかも知れません。

アイドルやモデルの写真撮影、化粧品の広告で、経験的に採用している方法なのかも知れませんね。

 

しかし、この研究にはいくつかの制限や限界もあります。

まず、実験は写真を使用して行われたため、現実の対人コミュニケーションにおける瞳孔の影響を完全に再現することは難しいです。

さらに、被験者は主に特定の文化圏から選ばれているため、異なる文化圏で同様の結果が得られるかは不明です。

また、瞳孔の大きさ以外の要素(例えば、顔全体の表情や他の顔の特徴)がどの程度魅力に影響を与えるかについては、まだ明らかにされていない部分もあります。

 

瞳の美しさは顔の魅力に直結します。

セルフィ―の時、明るい場所で瞳孔を収縮させてみると、さらに魅力的な自分を引き出せるかもしれません。

 

参考文献:

Cossu M, Trupia MG, Estes Z. Beauty is in the iris: Constricted pupils (enlarged irises) enhance attractiveness. Cognition. Published online June 7, 2024. doi:10.1016/j.cognition.2024.105842