最近は「ヘンな論文」みたいなものも読み慣れてしまって、あまりびっくりもしなくなったのですが、やはり時々は、「この結論で何を言いたいのだろう?」と思ってしまうことがあります。
今回紹介する研究は、言わば「パートナー選びの基準」を明らかにしようとするものです。
結論として、女性にとって「子どもをお世話している男性の姿」が非常に魅力的に映ることがわかりました。
子どもを世話する男性と言えば、日本では古いですが「パパと呼ばないで」の石立鉄男さんや「マルモのおきて」の阿部サダヲさんが思い浮かびます。
アメリカでは「フルハウス」のダニー役のボブ・サゲットや、映画「レオン」のジャン・レノなど。彼らが子どもを相手に奮闘する姿は確かに魅力的でした。
この研究では、360人の女性を対象に、男性が子どもと関わる場面の写真やケア行動に関する情報を提示し、その魅力度を評価してもらいました。
その結果、男性が子どもと一緒にいる写真を見た女性は、その男性をより魅力的と評価しました。
この傾向は特に、養育動機が高い女性や、子どもを持つ、あるいは持ちたいと考えている女性で顕著でした。
養育動機とは、他者、特に子どもを世話しようとする気持ちのことです。
これが高い女性ほど、男性の子どもへの関わりを重要視するようです。
さて、この情報を何に使いましょう。
例えば、婚活パーティーの会場を幼稚園にして、参加者に園児たちと一緒に遊んでもらう企画をしてみるのはどうでしょう。
実際に子どもと触れ合うことで、養育動機の高い女性にアピールできますし、マッチング率がアップするかもしれません。
元論文:
Bos, P.A., Spencer, H. Attractive Caregiving: Women’s Preference for Men that Care for Children and the Role of Nurturance Motivation and Menstrual Cycle Phase. Evolutionary Psychological Science 10, 110–121 (2024). https://doi.org/10.1007/s40806-024-00391-6
