「老いてきたけど、まぁ~いっか。」

    野沢直子さんは、私と同じ世代です。(2歳違うだけなので、ほとんどタメと言ってもいいでしょう) 私には、コント番組「夢で逢えたら」に出演していた時の、奇抜、素っ頓狂、破天荒のイメージがそのまま残っていますから、この…

「少年探偵団」

    私たち世代は、小学生の頃に夢中になって読んでいました。ポプラ社の少年探偵シリーズ。 学校の図書館ではいつも貸出状態でしたので、待ちきれずにこづかいで屋富祖にあった上江洲書店で買いに行ったのを覚えています。 思えば…

新書「18分集中法―時間の「質」を高める」

    休日を楽しみにしていたのに、いざその日になってみると何をしたというわけでもないのに1日を無駄にすごしてしまった…なんてことは何度も経験してきました。 この本の序章のタイトルも「今日も一日無駄にした!」です。まさし…

小説「ザリガニの鳴くところ」

    映画化の話を知ってから、映画を観る前に急いで原作を読みました。 ジャンルとしては文芸ミステリー。2019年、アメリカで最も読まれ、全米で500万部を突破した作品なのだそうです。日本でも2021年本屋大賞翻訳小説部…

小説「#真相をお話しします」

    大変面白く読ませていただきました。 今年の本格ミステリ大賞にノミネートされているというのも、頷ける作品です。 5つの短編、「惨者面談」「ヤリモク」「パンドラ」「三角奸計」「#拡散希望」が収録されています。 この作…

「このミステリがすごい!」

    毎年発刊されるのを楽しみにしている本が、今日手元に届きました。 この分野にランキングは論外だという意見もあるでしょうが、私は「ザ・ベストテン」を見て育った世代なので(?)違和感がないどころか、大いに参考にする方で…

谷川俊太郎「ぺ」

    詩人がショートショートを書いたら、どうなるかという作品集です。 思想の実験?言葉のトリックプレイ? とにかく不可解で不思議な世界が広がっていきます。 ネットでは、こんな紹介をされていました。   「ペ」は「ペ」で…

「人は聞き方が9割」

    (はじめに)の文中にある「聞くことで手に入れることができるメリット」のリストが大変興味深いものでした。   1)語彙力が少なくてすむ 2)聞くことは読書と同じ 3)人の感情が読めるようになる 4)相手を不快にさせ…

未完のままにする

  私の変なクセで、その時に読んでいる本が面白いと、読み終えてしまうのがもったいなくて、途中で読む速度が遅くなったり、途中でやめてしまうことがあります。 面白くなくて途中でやめるのではないです。面白過ぎて読み進めるのを躊…

カフカ「さびしさが足りない」

    気づかないうちに先入観というか固定観念にとらわれてしまいがちです。とらわれていることさえも本人は気づいてないということもあります。 時々、この本を読み返しているのは、そうした自分の思い込みに気づかせてくれて、狭い…

パッと起きる

    この本はタイトルだけで興味が湧きました。 「修行僧はこんな1日を過ごしている」 修行というと特別なことをイメージしてしまいますが、それは大きな間違いのようです。 「小さな行動を習慣にすることで心身が調(ととの)う…

SF古典「海底二万里」

    本作のほかに「十五少年漂流記」や「八十日間世界一周」「地底旅行」などで有名なフランスの作家、ジュール・ヴェルヌは、H・G・ウェルズとともに、「SFの開祖」「SFの父」、さらには「SFの巨人」とも呼ばれています。 …

優しいほめ言葉

    若い頃、自己啓発本が大好物だった私でも、D・カーネギーの「人を動かす」だけはタイトルで食わず嫌いしていました。 「人を動かす」なんて、いかにも西洋的というか権謀術数的な感じがしましたし、読まずして、策を弄するため…

宮沢賢治「毒もみのすきな署長さん」

  宮沢賢治の童話に「毒もみのすきな署長さん」という作品があります。 賢治の童話らしくない、黒い部分をあぶりだしたようなお話です。 青空文庫で読むことができますので、リンクを貼っておきますね。 「毒もみのすきな署長さん」…

「自分を尊敬する」

    「筋トレが最強のソリューションである」の著者 Testosteroneさんのツイートを見るとたいへん勉強になります。 恐らく、私のような昭和の人間の常識が、今の世の中では通用しないどころか覆すべきものであることを…

珍解答

    この本はよくSNSなどに出回っている珍解答ネタを集めたものです。 思わず笑みがこぼれると同時に、あの頃のなりふりかまわぬ必死さとか愚かさなどが思い出されて大変懐かしく感じました。 本人としてはとにかく大マジメなの…

「完本 戒老録」

    曽野綾子さんの名著「完本戒老録」にこんな一節があります。   (略)四十代から五十代は、人間は急がねばならない。その間になすべきことをしておかないと、もう肉体がついていけなくなる。四十になって、なにか打ちこむもの…

「諦める力」

    著者は、現役時代には日本最速のハードラーとして有名な為末大さんです。 YouTubeチャンネルを拝見したこともあるのですが、誠実で真摯な人柄が滲み出る真面目な解説が印象的でした。 この本は、世間の価値観ではなく自…

SF「夜来る」

    三大SF作家と言えば、アイザック・アシモフ、アーサー・C・クラーク、ロバート・A・ハインラインの3人です。 「夜来る」はそのうちのひとり、アシモフによる1941年に発表した短編SF小説です。    舞台…

絵本「じゃあ君が好き」

    ヨシタケシンスケさんの絵本は、考えさせられるものが多く、そこで終わってしまわないものがほとんどですね。 この本は、日常のシーンを切り取った「一コマ漫画」をこれでもかと並べたような構成です。 例えば、食券販売機を前…

童心に近づくために

    最近、外山滋比古氏の言葉に凝っています。氏の言葉は、感心するのと励まされるのが半々で、勉強になるのです。そのひとつを紹介します。   「ことばによって、長生きをし、若々しくなる方法がある。 いちばん簡単なのは、新…

SF「幼年期の終り」

    アーサー・C・クラークが1952年に発表した長編小説で、古典SFの中でも特に名作と名高い作品です。70年前にこういった構想がなされたということ自体、驚きを隠せません。 私が思う良いSF小説は常に哲学的です。 哲学…

SF「夏への扉」

    ロバート・A・ハインラインの名作です。 いわゆるタイムトラベルものですが、「輪廻の蛇」とは違って1回のジャンプで済んでいますし、話を追う読者としては理解が難しいということはありません。 最近は、タイムリープを扱う…

電子書籍と紙の本

  ちょっと前まで電子書籍か紙の本かで悩んでいた時期がありました。 最近は割り切って考えられるようになっています。 基本的に新しもの好きですし、1990年代のPDA(シャープのザウルスやPalm OSなど)全盛を経験して…

人生の喜び(論語から)

    「図解 眠れなくなるほど面白いシリーズ」は、最初にとっかかるものとして大変わかりやすくお手頃な解説本だと思います。 ほかにも「建築の話」「栄養素の話」「免疫力の話」「心理学の話」など、他分野にまたがっているので、…