美容サロンでの心の癒し

  正直に言います。 今日は、普段、私の思考の範疇にないお話をします。   元論文はこちら→ Kawakubo A, Oguchi T. Salon nail care with superficial self-dis…

コーヒーとお茶の適量が認知力を守る?

  コーヒーやお茶を適度に飲むことが、認知症などの認知障害のリスクを減少させる可能性があるという報告がありました。 認知障害は個人や医療システムに大きな負担をかけており、現在の治療薬はこれらの障害を治療する可能性に限界が…

逆境がもたらす脳の変化

  今日紹介する論文は、「逆境の経験が脳にどのような影響を与えるか」を、メタアナリシスという手法を用いて調査したものです。 メタアナリシスとは、あるテーマを調べるときに、同じテーマについて調べた、他の複数のグループの研究…

共感性が高い人はよく眠れる?

  夜が更け、多くの人々が心地よい眠りにつく一方で、眠れないと悩む人々も少なくありません。 そんな睡眠に関連する、新たな視点を提供する研究がフィンランドから報告されています。   元論文はこちら→ Tolonen I, …

心と体の連鎖:うつ症状と死亡率の考察

  心の健康が身体に与える影響については多くの話がありますが、科学的な証拠が不足しているケースも少なくありません。 そんな中で、Zefeng Zhang博士たちの研究は、うつ症状と心血管疾患、さらには死亡率との深刻な関連…

ガンテネルマブのアルツハイマー病研究への寄与

アルツハイマー病がなぜ起こるのかという疑問に対し、現在のところ、アミロイドβ仮説、アセチルコリン仮説、オリゴマー仮説などがあります。 アミロイドβ仮説は、アルツハイマー病の病理をアミロイドβの蓄積から始まると考え、それが…

時間制限食のダイエット効果

  ダイエット法は、いくつも流行がありますね。 例えば「時間制限食」は、毎日特定の時間帯だけ食事を取り、その他の時間帯は水などで過ごす「断続的断食(ファスティング)」のひとつとされています。 「断食」と名前はついています…

揚げ物が心に与える影響:不安とうつの要因?

  揚げ物は食べすぎると、健康に良くない感じがします。 神様はなぜヒトを、美味しいものの過食に耐えられない身体に作ってしまったのでしょう? しかも、今度は身体だけでなく、心の健康にまで及ぶお話です。   元論文はこちら→…

記憶の迷路を解く鍵はストロベリー?

  私も普段からフルーツには目がないほうです。 特に、赤くて鮮やかなストロベリーは、スイーツとしてなくてはならない存在ですね。 この小さな果物が、実は認知機能に良い影響を与える可能性があるかも知れません。 そんな報告があ…

運動しなくても運動効果が得られる物質?

  健康維持のために運動は不可欠、とはよく言われることです。 しかし、忙しい日常で運動に時間を確保するのはなかなか難しいものです。 運動どころか、家族優先で自分の時間をつくることさえ難しいという方はたくさんいらっしゃいま…

ランニングが脳の若さを保つ

  長い間、人は「走ること」で、生きる力を高め、さらには精神的な明晰さを保ってきました。 しかし、どのようにして私たちの脳に良い影響を及ぼしているのか、という疑問は常に科学的な探究のテーマとなっていました。 最近の研究に…

糖尿病薬がダイエットに?新薬の効果と注意点

  新しい抗肥満薬、特にセマグルチドやチルゼパチドが登場して、ネット上では、かなりにぎわっているように感じます。 実際、「ダイエット薬」と検索すると、かなりの数のサイトがヒットします。 ただし、日本では、これらの薬は「肥…

マスクは感染リスクを防御させるか?:論文から

  マスクが感染症予防にどれだけの効果があるのかというお話は、この数年の間に何度もくりかえされてきました。 マスク着用義務が解除され、「マスク着用の判断は個人の選択」となった今だからこそ、マスクについての研究報告は、より…

青年期の血圧と心血管リスクについて

  ご存知の通り、高血圧と心血管イベントの関係は、多くの研究で取り上げられています。 しかし、この研究の注目すべき点は、それが「青年期」に焦点を当てていることです。   元論文はこちら→ Rietz H, Pennler…

ミルクティーの甘い罠

  最近はそう滅多にあるものではありませんが、学生の頃はコンビニで必ずと言っていいほどミルクティーのペットボトルに手を伸ばしていました。 好きな銘柄があって、冬には温めてあるのを手にとって、ゴクゴク飲んでいたものです。 …

体重は大事だが、運動することはもっと大事

  健康と言えば、大抵の人が痩せることが最良と考えがちです 医療者も「体重を落としましょう」と、つい言いがちになります。 しかし、最近の研究で興味深い事実が明らかになりました。 肥満であっても、日頃から運動していて運動能…

森林浴の効果

  「森林浴」は、1980年代に日本で生まれました。 英語では「Forest Bathing」と表現しますが、日本生まれということもあって「Shinrin-Yoku」で通じるらしく、日本語がそのまま英語になった言葉のひと…

肥満の生物学

  肥満という言葉を聞くと、多くの人は食事の制限や運動を思い浮かべるかもしれません。 しかし、最近の研究によれば、この問題はそれだけではないようです。 イェール医学の最近の動画では、肥満が複雑な神経代謝疾患であり、それを…

「ビアーズ基準」

  医療のガイドラインのひとつに「ビアーズ基準」というものがあります。 (アルコールのビールとは関係ありません。アメリカの老年医学専門医のマーク・ビアーズの名前に由来しています。) この基準は、高齢者の医療において非常に…