TED「必要なのは10分間の瞑想だけ」アンディ・プディコム

今回はTEDからの紹介です。

アンディ・プディコムが、いわゆる「マインドフルネス瞑想」についてのお話をしています。

情報が氾濫し、絶え間まく五感が刺激され続ける現代の人々に、なぜ瞑想が必要であり有効であるのかを解説しています。

 

まず、「心」について。

人生の一瞬一瞬の出来事は、心を通じて経験します。

心は、人間関係における親切心や思いやりに影響を与えますし、感情も心に左右されます。

私たちは心を頼りにしているのに、自分の心を気遣う時間を設けている人はほとんどいません。

やがて、その結果として、心はストレスにやられてしまいます。ややこしい感情の渦に飲み込まれ、どうやって抜け出すのかもわからないのです。

 

彼は瞑想を学ぶうちに、物事を見る目が変わったのだそうです。

瞑想をすることによって、今この瞬間を尊ぶこと、そして理解することを学びました。

「今この瞬間」というのは過小評価され過ぎています、と彼は言います。

ハーバード大学の研究報告では、人の心は平均47%の時間、途方に暮れているのだそうです。

「途方に暮れる」というのは、日本語ではわかりにくい表現ですが、彼は英語で「lost in thought」とか「mind-wandering」などと表現しています。

言い換えれば「次から次にいろいろなことに気を取られながら、押し寄せてくる思考の波に飲み込まれている」ような状態でしょうか。

とにかく人は、人生の約半分、47%の時間をそのような状態で過ごし、不幸な人生を終えてしまっているのだそうです。

 

彼が提案する1日あたり10分間の瞑想は、「今この瞬間」を理解するのに役立ちます。

一歩下がって思考をはっきりと理解し、揺らめく思考や感情に左右されることなく、リラックスしたまま集中した心で観察することができるのだと言います。

 

そして、ここからが彼の真骨頂のプレゼン・テクニックを見ることができます。

なんとジャグリングを始めるのです。ジャグリングをしながら話を続けます。

ボールに集中しすぎると話がおざなりになってしまいます。また話すことだけに気を集中しすぎるとボールを落としてしまいます。

人生や瞑想においても、このジャグリングと同じことだと実際に喩えてみせたのです。

 

彼は最後に、こうまとめています。

「必要なことは1日10分間一歩身を引いて、今この瞬間を理解するだけです。そうすれば 人生において、すばらしい集中力、平静さ、そして、明晰さを感じ取ることができます。」

[ted id=1640 lang=ja]

 

今回のプレゼンでは、そのやり方については触れていませんでした。

それについては、彼の著作があります。

それはまた次の機会に。

嬉しい再会

今回の透析医学会では、新しくデジタル・ポスターが採用されていました。

通常のポスター発表会場だと、プリントアウトした「ポスター」を貼り出して発表します。

(参考までに、下が昨年の発表の様子です。)

wpid-psx_20150628_132604.jpg

今回の会場では一つひとつを貼り出すのではなく、発表の順番がきたら大きな(だいたい70インチぐらい?)のモニターに映し出されるものでした。

image

以前の広大な展示場を使用した発表もいいのですが、今回のような発表だと発表者の声がよく通ります。

モニターの解像度も恐ろしく良いので、遠くからでもよく見えました。

しみじみ時代の変遷を感じていました。

 

ところで、全国的な学会に参加すると、嬉しい再会もあります。

ツーショットの写真を撮るのを忘れていましたが、どの先生もお元気そうで頑張っているお姿を拝見して嬉しくなりました。

もちろん、いつもこちらが元気をもらっています。

沖縄に戻って、また頑張ろうと思う、元気のエネルギー源です。

 

昨日の夜に大阪に入りました

昨日は夜8時の飛行機で大阪に入りました。

いつもの感覚でクリニックでコマゴマと仕事をしていたら、スタッフから「先生、何時の便ですか?」と訊かれました。

(あ、そうか。今回は東京じゃないんだ。)

予約を確認すると、思ったよりも早い時間です。危うく遅刻しそうな時間になっていて、慌てて準備してクリニックを出ました。

 

透析医学会の抄録集は以前にも紹介しましたが、恐ろしく分厚い冊子です。これを持っていくと、それだけで筋トレになってしまいます。

今回も最初から持っていくのはあきらめて、透析医学会が準備しているアプリを使うようにしました。

空港のWi-Fiで、透析医学会のアプリをiPad miniにダウンロードしました。

image

 

実質、今日1日だけの参加ですが、しっかりと勉強させていただきたいと思います。

image

 

 

「直指人心 見性成仏」

禅の根本思想は、達磨大師が唱えたとされる次の四つの句に尽きるとされ、これらを「四聖句」というのだそうです。以下が四つの聖句です。

「不立文字(ふりゅうもんじ)」

「教外別伝(きょうげべつでん)」

「直指人心(じきしじんしん)」

「見性成仏(けんしょうじょうぶつ)」

 

白隠の描いた達磨像には、実はこの四聖句が書きこまれています。

注意して読んだことはことはなくても、なんとなく印象に残っている方は多いのではないでしょうか。

Bodhidarma

この図には、「直指人心 見性成仏」と書いてあります。

 

「直指人心(じきしじんしん)」とは、人の心をまさに指し示すことを表しているのだそうです。

他人の心、まわりの外の雑事を気にせず、自分の内なる心を素直に見つめ、自分の可能性を掘り起こすことを意味します。

 

「見性成仏(けんしょうじょうぶつ)」とは、自分に本来そなわっている「仏となりうる性質」 (仏性) を発見して、悟りを開き、仏となること。

ただちに迷いや疑いを去って、自己の本来の姿を悟り実現することを意味します。

 

つまり、日々の生活を通して自分自身の心、内なる自己を見つめ(直指人心)、本来の自分を取り戻す(見性成仏)ことが大切であるということなのでしょうね。

 

中体連の朝

今日から中体連なんですね。

昨夜、娘が「明日は遅刻できないから、車で送って」と言いました。

焦りが伝わってきたので、親ばかの父親はすぐに承知しました。

 

中学生最後の中体連なので、緊張気味のようです。

今朝も「緊張する~」と騒いでいました。

「相手はどこ?」と私。

「○○中。」と娘。

「強いの?」

「強いよ。」

「負けたら終わり?」

「ううん。敗者復活戦があるから、最低2試合。」

「緊張してる?」

「めっちゃ。」

「いいこと教えてあげようか?」

「…。」

「“最悪でも負けるだけ”。」

「何それ。」

「命までとられることないから。」

「そりゃあ、そうでしょ。」

「悔いが残らないように集中するしかないわけさ。」

「まあ、がんばるよ。」

集合場所に、似たような背格好の中学生たちがすでに集まっていました。

今日は、どこでも同じような光景が見られそうです。

 

2016-06-10 06.35.51

 

 

 

サガリバナ

実家の庭のサガリバナが咲いていました。

 

時間が合わなかったので、キレイに撮れなかったのが残念でしたが、雰囲気だけでも残すことができたでしょうか。

2016-06-08 19.00.51

時間が合わなかったと言ったのは、サガリバナとは夜にしか咲かない「一夜限りの花」だからです。

朝になると、ポタッ、ポタッと落ちてしまいます。

 

実家のサガリバナは白い花を咲かせていました。ほのかに甘い香りがする花です。

 

サガリバナの花言葉は、「幸運が訪れる」というのだそうですね。

みなさんに幸運が訪れますように。

 

 

ダイソーマジック 「結び目大出現!」

今回はダイソーマジックの中でロープをつかったマジックの紹介です。(いつもながら、勝手に紹介しています。笑)

 
ロープマジックといえば、代表的なものに「ロープ切り」や「3本ロープ」、「リング・オン・ロープ」などがありますが、今回のテーマは「結び目の出現」。

 

結び目というのは、結ぶという行為がなければもちろん出来ませんね。

それを一瞬にして出現させるというのがこのマジックの見せどころです。

 

2016-06-07 18.08.14

 

いつもながら、100円マジックと侮ってはいけません。

 

この現象を導くために、どういう仕掛けを用意すればよいのかと考えてみることをおすすめします。

それだけでも十分な脳トレになります。

答えを知って、「だまされた!」と思うのか「いやあ、ほかに方法はないか」と思うのか。

 

高木重朗著「奇術入門シリーズ ロープマジック」には、技法をつかった「移動して消える結び目」という作品を紹介しています。

ロープマジックは、見せる技術、演技力が特に必要なマジックだと思います。難しいです。

 

 

 

 

映画「ジェラシックワールド」

まさか「ジェラシックワールド」を観るとは、思っていませんでした。

日曜日の夜に、気まぐれの風が吹いたのでしょうか。

娘とビデオで恐竜が暴れるのを堪能しました。

 

ストーリーはいたってシンプルです。こういう映画はシンプルな方が絶対良いです。

人類は遺伝子工学の力によって太古の生物である恐竜を復活させます。そして、このあたりが現代っぽい設定なのですが、これらの技術力を発揮させているのは公立機関ではなく、民間の企業です。

資金力のある企業が権利を取得し、さらなる利益を追求するために、遺伝子操作を行って新しいモンスター級の恐竜を生み出します。

そして、その恐竜が檻から抜け出して、テーマパークに集う観光客たちをパニックに陥れるというストーリーです。

ですから、絶対的な力を持つ恐竜に対して、生身の人間がどんな知恵を使って倒すのか。それだけの展開なのですが、これが意外に爽快なのですね。

 

ありえないだろ!とつっこみを入れたくなる場面もありますが、恐竜のテーマパーク自体が実はありえない話だったんだと我に返ることになります。ですから、なんでもありで良い映画なのです。

リアルな映像を含めて、素直に楽しめました。

 

 

 

 

 

息を数える

「二の念を継がない」というお話を以前にしました。

また、これに似たような古い言葉に

「継がざる これ薬なり」

という言葉があります。

 

過去のことをいつまでもくよくよ考えたり、まだ起こってもいない未来のことをあれこれ考えたりすることは、それだけでその方の人生を不幸にしてしまいますね。

「恐れるものはみな来たる」という言葉もあります。

 

そうは言っても、あれこれを考えてしまうのが人間ですから、「わかっているけれど、やめられない」となるのが普通です。

そして、ぐるぐる思考をとめられないことに、また自己嫌悪してしまうのです。

 

禅には「数息観(すそくかん)」という方法があるようですね。

やろうと思ったら誰でもできる(いつでもできる)簡単な方法です。

自分の呼吸を「ひとーつ」「ふたーつ」「みーっつ」とゆっくり数える方法です。

 

腹が立ったら黙って自分の息を3つ数えよともいいます。

息は自分の心の動きに連動していますから、ゆっくり呼吸をすること、その呼吸を数えながら「今ここにあること」に意識を集中させることは、とても効果的です。

そういえば、息と言う字は「心」の上に「自」と書きますね。

 

夜眠れなくて「羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹…」と数える方が実際にいるかどうかはわかりませんが、自分の息を「ひとーつ、ふたーつ、みーっつ…」と数えるのは、良い不眠対策になるかも知れません。

DSC_1551

 

選挙日

今日は沖縄県では、県議会議員選挙があります。

私は、朝9時ごろに投票所に行きましたが、まだまばらでした。

2016-06-05 08.48.46

明け方は少し小雨も降っていたようですが、日中は晴れ間が多いようです。

皆さんが投票所に行くのは、これからなのでしょうね。

 

今度の参院選からは、選挙権が18歳以上に引き下げられます。

これを機会に意識が高まることを期待したいです。

 

2016-06-05 08.50.28