スロージョギング

最近、体力の低下を痛感してしまい、運動をはじめました。

(きっかけになった出来事がこちらです。→「クリニックのビルから見える海と島

 

しかし、いきなりの運動の負荷で不整脈でも出たら笑い事では済まされないと思い、スロージョギングを始めました。

だいぶ前の話ですが、糖尿病学会でスロージョギング考案者である田中宏暁先生の講演を一度聞いたことがあります。

田中先生は壇上でスーツ姿にすでにランニングシューズを履いていました。

「ここにいらっしゃる皆さんはきっと実際にどんなものか見たいと期待していらっしゃるでしょうから」と言って実演してくださいました。

ステージの左手から右手の方へスロージョグをしながら「こんなゆっくりなスピードです。思ったよりもゆっくりでしょ?最初見た方は驚かれる方が多いです。ウォーキングと同じぐらいのスピードです。」とおっしゃっていました。

 

スロージョギングならば、私の心肺機能も自分のペースできたえることができそうです。

おそらく1Kmを約8分ぐらいで進むスピードでしょう。スロージョギングはニコニコしながらと言いますが、やせ我慢ではなく、本当にそんな感覚です。

 

間違ったやり方が普及しないようにということなんでしょうね。YouTubeに「日本スロージョギング協会」が作成した動画がありました。

 

3日坊主にならないように、スローでいきたいと思います。

 

取り越し苦労とは

取り越し苦労というのは、次の3つの苦労を言うのだそうです。

 

1)過去苦労

過ぎ去ってしまって今さらどうしようもないことを、いつまでもグルグル思考で思わずらってクヨクヨする苦労

2)現在苦労

今、目の前にあることを心配して、ドキドキしてしまう苦労

3)未来苦労

まだ訪れない未来のことを、ネガティブな想像力で心配と不安と恐怖で埋め尽くしてしまう苦労

 

これでは、心が疲れてしまいます。

取り越し苦労をしそうになったら、表情筋を総動員して笑顔をつくってみることをおすすめします。

 

無理やりの笑顔で沈んでいる心を引き上げてもらうのです。

 

うんと背伸びをして、身体を大きく大の字にするのもいいかも知れません。

姿勢が心に大きな影響を与えるのだということを、前にお話ししました。(「ボディ・ランゲージが人の心をつくる」)

表情や行動で、苦労しがちな心を先導してあげる方法です。

 

今、取り越し苦労をしていないか。時々振り返ってみたいですね。

 

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「アーチサンサン アチサンサン!」熱中症予防のうた

沖縄県保健医療部 薬務疾病対策課が面白い取り組みをしています。

 

熱中症に対する啓発のためのポスターやチラシの配布は、よくある手法だと思いますが、それに加えて、熱中症予防のうたを作ってくれました。

歌っているのは、きいやま商店。

さすがきいやま商店です。一度聞いたら忘れられない、期待を裏切らない面白い曲です。

熱中症予防のチラシ

「アーチサンサン アチサンサン!」というフレーズが頭をぐるぐるとリフレインします。

特に「帽子は頭のパンツ」という歌詞は、私のどストライクでした。

ぜひ聞いてみてください。下の画像をクリックするとYouTubeに飛びます。

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下の再生ボタンをクリックしても聞くことができます。

 

 

キチンと暑さ対策。熱中症をなくそう。

このキャンペーンが、少しでも多くの方の熱中症予防につながりますように。

 

沖縄県の熱中症予防のページは → こちら

 

 

 

父の日のプレゼント

私の家族うちも世の通例に漏れず、母の日と違って父の日は派手さがないばかりか、忘れ去られる運命にありました。昨年までは。

(まあ、今回は学会で沖縄を離れていることもあるし。)

ということで今年も諦めが早かったのですが、そういう時のサプライズ・プレゼントはとても効果的です。

 

市販品ですが、私の似顔絵のパンのプレゼントがありました。名付けて「パパ・パン」!

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息子からは「時間があれば、男2人でまたキャンプに行きましょう」とメッセージカードをもらいました。

やはり、嬉しいものです。

 

パンもなんとなく涙を流しているように見えますね(笑)。

 

 

今度は腎臓学会に参加します

先週の大阪での透析医学会に引き続き、今回は横浜で腎臓学会が開催されています。

JSN app

今回も仕事が終わって、昨日の夜遅くに横浜に到着しました。

飛行機の出発時間もちゃんと押さえていたので、先週のようにアワティーハーティーすることはありませんでした(笑)。

 

透析医学会とは比較はできませんが、腎臓学会も抄録集をアプリにしてくれているので助かります。

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情報量を減らすことなく、この分量が手荷物から省くことができるのは、大変魅力的ですね。

パラパラとページをめくりながら斜め読みすることができないというのは欠点ですが、これは沖縄に帰ってからやろうと思います。

 

また、今回のポスター会場はいつもの「壁に貼り付けるタイプ」のポスターだったので、足を動かしながら、ゆっくりと見て回ることができます。

 

3日間のうちの今日1日だけの参加ですが、聴講したいセミナーやシンポジウム、ワークショップが並んでいるので、忙しくなりそうです。

 

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「不滅の詩」ジョジョからの名言

「ジョジョの奇妙な冒険」には、名言がちりばめられていて思わず感動します。

 

荒木飛呂彦先生の独特の世界に引きずり込まれながら「かっこいい!」と思うのは、それらのセリフや言葉がびしっと決まっているからですね。

 

例えば、第一部1巻のジョナサン・ジョースターとディオのツーショット。

二人の囚人

その間にあるアイルランドの作家フレデリック・ラングブリッジの「不滅の詩」からの引用。

 

Two men look out through the same bars one sees the mud, and one the stars.

二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。

一人は泥を見た。一人は星を見た。

 

同じ境遇でありながら、意思次第で見るものが違ってくる。

その後の二人のゆくえを示唆する、印象深い言葉です。

 

 

沖縄は梅雨明け

沖縄が梅雨明けしたようです。

気象庁の発表では6月16日ごろになっていました。

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平年よりも7日早いのですが、昨年よりも8日遅いそうです。昨年はほとんど渇水状態で、やきもきしていましたから、記憶に新しいですね。

 

ここで、ダムの貯水率を確認しておきましょう。

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6月16日の時点で99.8%です。

まずは一安心といったところですが、6月に入ってからの減少の勾配が気になります。

節水はいつも心掛けたいですね。

 

 

さて、ひまわりの衛星写真をみても、沖縄上空だけ雲が見当たりません。しばらく、晴天が続きそうです。

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昨日も投稿しましたが、熱中症には十分気をつけてください。

周りの人にも声がけをして、こまめに水分補給をするようにしましょう。

 

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熱中症に気をつけましょう

沖縄では、そろそろ梅雨が開けるのではないかという情報もちらほらと入ってきました。

梅雨のジメジメとした天気が心身に影響を与えたという方もいらっしゃったかと思います。

 

さて、梅雨が開けると、今度は本格的に熱中症に気をつけなければならない季節がやってきます。

このブログでも、何度か熱中症について注意喚起をしてきましたが、熱中症に関しては何度やっても足りないと思っています。

 

熱中症予防に関して言えば、「咽喉の渇き」は水分補給のタイミングにはなりません。

咽喉が渇いたと感じた時点で、すでに脱水だと思ってください。

ですから、咽喉が渇かないように、水分を補給すべきなのです。

 

改めて、熱中症の症状をあげてみます。(厚生労働省のパンフレット「熱中症予防のために」から)

○ めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い

○ 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、いつもと様子が違う

さらに重症になると

○ 返事がおかしい、意識消失、けいれん、からだが熱い

 

熱中症が疑われる人を見かけたら、まず涼しい場所へ避難させてください。

そして、衣服をゆるめて、からだを冷やします。

水分・塩分を補給します。

 

自力で水が飲めない、意識がない場合は、迷わずすぐに救急車を呼びましょう!

 

暑さに対しては、個人差があります。

「暑くないよ。昔から自分は暑さに強かった」と言い張るお年寄りが、実は暑さや水分不足に対する感覚が鈍くなっている可能性があります。

子どもも同様です。からだの調整機能が十分に発達していない可能性があります。

 

暑さを避けて、水分をこまめにとること!

普段から体調の変化に気をつけること!

 

熱中症対策は、十分に行ってください。

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ほぼ日手帳を読み返すこと

毎日、湿度が高く、鬱陶しい日が続きます。

いつの間にか6月も半ばになってしまいました。

6月が1年の半分です。上半期が終わってしまいます。

最近、ほぼ日手帳を読み返して、どんな上半期だったのだろうと振り返ることをしています。

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1月には予想もしなかったことが、この半年間の間に起きました。

今から振り返れば「あれが起点だったのだな」とわかることもあります。

「過去と他人は変えられない」と言ったのは、カナダの心理学者エリック・バーンでした。

そして、こう続きます。

「過去と他人は変えられない。しかし、いまここから始まる未来と自分は変えられる。」

過去を振り返ることは、自分の「考え方のクセ」の検証になります。
願いを立てたのに、いつも同じような結果を招いてしまうのは、「考え方のクセ」の影響かも知れません。

 

 

エリック・バーンは「認知のゆがみ」を10のパターンに分けました。

1)全か無か思考

2)一般化のしすぎ

3)心のフィルター

4)マイナス化思考

5)結論の飛躍

6)拡大解釈と過小評価

7)感情的決めつけ

8)すべき思考

9)レッテル貼り

10)個人化

 

今から思うとわかることでも、その時には見えなかったことが多いのですね。

 

 

TED「必要なのは10分間の瞑想だけ」アンディ・プディコム

今回はTEDからの紹介です。

アンディ・プディコムが、いわゆる「マインドフルネス瞑想」についてのお話をしています。

情報が氾濫し、絶え間まく五感が刺激され続ける現代の人々に、なぜ瞑想が必要であり有効であるのかを解説しています。

 

まず、「心」について。

人生の一瞬一瞬の出来事は、心を通じて経験します。

心は、人間関係における親切心や思いやりに影響を与えますし、感情も心に左右されます。

私たちは心を頼りにしているのに、自分の心を気遣う時間を設けている人はほとんどいません。

やがて、その結果として、心はストレスにやられてしまいます。ややこしい感情の渦に飲み込まれ、どうやって抜け出すのかもわからないのです。

 

彼は瞑想を学ぶうちに、物事を見る目が変わったのだそうです。

瞑想をすることによって、今この瞬間を尊ぶこと、そして理解することを学びました。

「今この瞬間」というのは過小評価され過ぎています、と彼は言います。

ハーバード大学の研究報告では、人の心は平均47%の時間、途方に暮れているのだそうです。

「途方に暮れる」というのは、日本語ではわかりにくい表現ですが、彼は英語で「lost in thought」とか「mind-wandering」などと表現しています。

言い換えれば「次から次にいろいろなことに気を取られながら、押し寄せてくる思考の波に飲み込まれている」ような状態でしょうか。

とにかく人は、人生の約半分、47%の時間をそのような状態で過ごし、不幸な人生を終えてしまっているのだそうです。

 

彼が提案する1日あたり10分間の瞑想は、「今この瞬間」を理解するのに役立ちます。

一歩下がって思考をはっきりと理解し、揺らめく思考や感情に左右されることなく、リラックスしたまま集中した心で観察することができるのだと言います。

 

そして、ここからが彼の真骨頂のプレゼン・テクニックを見ることができます。

なんとジャグリングを始めるのです。ジャグリングをしながら話を続けます。

ボールに集中しすぎると話がおざなりになってしまいます。また話すことだけに気を集中しすぎるとボールを落としてしまいます。

人生や瞑想においても、このジャグリングと同じことだと実際に喩えてみせたのです。

 

彼は最後に、こうまとめています。

「必要なことは1日10分間一歩身を引いて、今この瞬間を理解するだけです。そうすれば 人生において、すばらしい集中力、平静さ、そして、明晰さを感じ取ることができます。」

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今回のプレゼンでは、そのやり方については触れていませんでした。

それについては、彼の著作があります。

それはまた次の機会に。