日曜日にFM沖縄の「スクリーンへの招待」を聞いていたら、公開中の映画「64」の話が出ていました。
なかなか評判が良いようですね。
リスナーの感想はネタバレにならぬように気を遣いながら、感動が十分に伝わる内容でした。
角川映画のキャッチフレーズに「読んでから見るか、見てから読むか」というのがありましたが、私としては久しぶりにこの葛藤に揺れ動いた作品です。
「64」は、2012年「週間文春ミステリーベスト10」や2013年「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得した作品です。
昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む、かつては刑事部の刑事、現在は警務部の広報官の主人公、三上を軸にしたミステリーです。
さんざん迷いましたが、やはり誘惑には勝てず、本を読むことにしました。
迷ったというのは、読んでしまうと映画を観ないかも知れないという自分の性格を知っているからです。
例えば「舟を編む」がそうでした。
本を読むというのは、登場人物や風景を頭の中で描いて追体験するということです。
イメージを壊したくない…という気持ちはあまりありませんが、本で体験したことの「置き換えて保存する」ことの方が残念な気がしています。
でも今回は、映画も観てしまうかも知れないと思いました。どう描いているのか興味があるからです。
https://youtu.be/zY54BvPj9Ak