今日はショートケーキの日

昨日、スタッフがイチゴのショートケーキを作って持ってきてくれました。

 

食べ終わった後に気づくんですよね。

しまった!写真を撮っておくんだった!

食欲が先走って、つい冷静さを失ってしまうのか、こういうことってよく忘れてしまいます。

しかたがないので、ライセンスフリーの写真を載せておきます。(後でヒントになるので…。)

 

「売り物にしてもいいんじゃない?」という感想が出るほど、甘すぎない美味しさでした。

 

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ところで、オーバーナイト透析をしている方が教えてくれました。

22日はショートケーキの日なんですって!

4月22日だけでなく、どの月も22日はショートケーキの日なのです。

その理由がしゃれています。

22日がなぜショートケーキなのか。

 

考えていただくために、おまけしてヒントになるカレンダーの写真を載せておきますね。

 

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わかりました?

答えはずっと下の方に書いておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このタイプのカレンダーなら、22日の上は必ず15日がくるのです。

そう。得意の語呂合わせで考えてみましょう。

15→イチゴ!

イチゴが上に乗っかったショートケーキの日!

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オーバーナイト透析者の栄養状態(平均の値です)

学会の準備で、当院のオーバーナイト透析者の栄養状態をグラフにしてみました。

BMIと血清アルブミン値を月ごとに追ってみたものです。

スタートして1か月後、2か月後…というように、平均をとりました。

 

特に、血清アルブミン値が平均で4を超えることをひとつの目標にしていましたから

ほぼ全員が改善していることが何よりもうれしいです。

 

 

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犬にとっても不思議なこと

 

ある方から、面白い動画を紹介してもらいました。

マジックを犬に見せたら、どんなリアクションをとるか?というものです。

 

そのリアクションがとてもいじらしい。

犬好きにはたまらない動画です。(犬好きじゃなくても?)

言葉は要りませんね。

 

 

[youtube]http://youtu.be/VEQXeLjY9ak[/youtube]

 

誰に言われたかが大事なこと

「誰が言うか」が大切な時があります。

「何を言われたか」よりも「誰に言われたか」がウエートを占める時があります。

 

もしかしたら、日常でそれを実感するのが看護師かも知れません。

「先生、お願いします。私の方から説明したんですけど、まだちょっと納得していないみたいで…。」

医者の口から言うと、患者さんのとらえ方が違ってくるのを体験として知っているのです。

 

けれども、私が同じことを言うと、意外に

「さっき、看護師さんから聞きましたよ。」

という言葉が返ってくるものです。納得していないわけではなくて、裏打ちが欲しかったということでしょう。

 

看護師と医者は役割分担をしながら、どんなアプローチが最も患者さんのためになるのかを模索するチームとして動きます。

 

ところで、医者よりも上の相手、つまり医者にもかなわない相手がいることをご存じでしょうか?

「先生、この間、知り合いが言ってたんだけど、薬は飲んだり飲まなかったりしたらダメなんだよね。これからはちゃんと飲むよ。」

近所の友達がやめなさいって言ったから、たばこをやめようと思ったさあ。」

この現象は何なんでしょう?(笑)

医療者は正論をふりかざすから?

人を説得するのに、正論ではうまくいかないことの実例なんでしょうか。

 

こんな時は医者の立場って弱いなあって思います。

 

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スマホをサイクル・コンピュータにするアプリ

スマホについているGPS機能で、スマホをサイクル・コンピュータのように使ってしまおうとするアプリがあるんですね。

サイクル・コンピュータというのは、ウィキペディアの説明をそのまま拝借すると

自転車に取り付け、速度、走行距離などを計る機械である。速度計の一種であるが、走行距離、積算距離、走行時間、ケイデンス、心拍数、消費カロリーなどが測定できる多機能のものが多い。

というものらしいです。

細かく言うと自転車用GPSとは区別するらしいのですが、とにかく走行距離や時間などを測定できるものです。

ホント世の中、便利になったものですよね。

 

GPSは2次元の地図の世界に、リアルタイムに「足あと」を刻み込むという空からの目を与えました。

出発点と到着点を、点ではなくそれを線で結んで表すということです。

それって、鳥の目、3次元の目ですよね。

…なんて、理屈をこねるまでもなく、感動するのは、このスマホアプリの機能です。

走行した経路だけでなく、傾斜、高度、速度、なんと消費カロリーまで測定できてしまうのです。

(正確かどうかはこの際気にしないことにします。)

サイコン画面

 

図は朝の出勤時の地図です。

これは励みになりますね。

でも、あれだけ汗かいて、たったの90キロカロリーかあ。

(便利だけれど、こういう数字ってやっぱりちょっと悲しかったりします。)

 

 

 

言葉の世界と救い

素晴らしい本に出会いました。

 

ランドセル俳人の五・七・五

いじめられ行きたし行けぬ春の雨―11歳、不登校の少年。生きる希望は俳句を詠むこと。小林凛 著

 

 

 

次の文は出版社からのコメントです。(アマゾンに掲載されていたものです。)

 

出版社からのコメント

八歳で「朝日俳壇」に作品が掲載され、多くの読者を驚かせた少年・小林凜。

彼は生まれた時、たったの944gだった。

奇跡的に命が助かり、成長した彼は、その小ささから小学校入学とともに、壮絶ないじめに遭う。

いじめを見て見ぬふりをする学校。命の危険すら感じた母は、息子を学校に行かせないことに決めた。

不登校の日々、少年の心を救ったのは俳句をつくるということ

 ― 五・七・五に込められた少年の孤独、優しさ、季節のうつろい、世の不条理。

 

 

 

そして、本書中のまえがきに相当する小林凛君の文。

 

 

 

「俳句への挑戦」

 

この日本には、いじめられている人がたくさんいる。

僕もその中の一人だ。いじめは一年生から始まった。

からかわれ、殴られ、蹴られ、時には「消えろ、クズ! 」とののしられた。それが小5まで続いた。

僕は生まれる時、小さく生まれた。

「ふつうの赤ちゃんの半分もなかったんだよ、1キロもなかったんだよ」とお母さんは思い出すように言う。

だから、いじめっ子の絶好の標的になった。危険ないじめを受けるたびに、不登校になってしまった。

そんな時、毎日のように野山に出て、俳句を作った。

 

「冬蜘蛛が糸にからまる受難かな」

 

これは、僕が八歳の時の句だ。

 

「紅葉で神が染めたる天地かな」

 

この句は、僕のお気に入りだ。

僕は、学校に行きたいけど行けない状況の中で、家にいて安らぎの時間を過ごす間に、たくさんの俳句を詠んだ。

僕を支えてくれたのは、俳句だった。不登校は無駄ではなかったのだ。

いじめから自分を遠ざけた時期にできた句は、三百句を超えている。

今、僕は、俳句があるから、いじめと闘えている。

 

― 小林凜

 

この俳句集について、文字通り私は何も言えません。

ただ黙って動きを止めて、何度も読み返していました。

 

 

いつものようにしたり顔で論ずることもできない句集です。

 

 

いろいろなことを彼に教えてもらいました。

 

 

「自分の感受性くらい」

 

男女を問わず、凛然とした方には畏敬の念が自然に湧きあがるものですね。

憧れといった方があってるのかも知れません。

口に出すはっきりとした言葉には力がありますし、心の中で共感し(よしっ)とつぶやいている自分に気づきます。

自分にとって、それが顕著な方が、詩人 茨木のり子さんです。

例えば、次の詩に触れた時、背中に電流が走った気がしました。

 

自分の感受性くらい

 

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

 

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

 

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

 

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

 

最後の「ばかものよ」という言葉が突き刺さります。

ほかにも、実態のない感情や思想については特に辛辣な気がします。

そのうえで内面をえぐったような詩についても、共感し唸ってしまいます。

 

 

敵について

 

私の敵はどこにいるの?

 

  君の敵はそれです

  君の敵はあれです

  君の敵はまちがいなくこれです

  ぼくら皆の敵はあなたの敵でもあるのです

 

ああその答のさわやかさ 明解さ

 

  あなたはまだわからないのですか

  あなたはまだ本当の生活者じゃない

  あなたは見れども見えずの口ですよ

 

あるいはそうかもしれない敵は…

 

  敵は昔のように鎧かぶとで一騎

  おどり出てくるものじゃない

  現代では計算尺や高等数学やデータを

  駆使して算出されるものなのです

 

でもなんだかその敵は

私をふるいたたせない

組みついたらまたただのオトリだったりして

味方だったりして……そんな心配が

 

  なまけもの

  なまけもの

  なまけもの

  君は生涯敵に会えない

  君は生涯生きることがない

 

いいえ私は探しているの 私の敵を

 

  敵は探すものじゃない

  ひしひしとぼくらを取りかこんでいるもの

 

いいえ私は待ってるの 私の敵を

 

  敵は待つものじゃない

  日々にぼくらを侵すもの

 

いいえ邂逅の瞬間がある!

私の爪も歯も耳も手足も髪も逆だって

敵! と叫ぶことのできる

私の敵! と叫ぶことができる

ひとつの出会いがきっと ある

 

 

 

最近、また茨木のり子さんの詩集を取り出しては、繰り返し読むようになりました。

背中をバシッと叩かれた気がして、しゃんとします。

 

 

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おおぜいの人に知らせる機会

それこそ良い機会をいただいたものだと感謝しています。

沖縄で開催することがなくて、井関先生と面識もなければ、こういうところに出てくる機会もなかったでしょう。

英語が苦手だということを差し引いても「え?これが発表に値すること?」と思っていましたから、絶対に引っ込んでいたはずです。

 

あと2週間後、2014年4月25日(金)~27日(日)に

第7回国際血液透析学会議
(7th Congress of the International Society for Hemodialysis)

が沖縄コンベンションセンターで開催されます。もちろん会長は琉球大学の井関邦敏先生です。

 

そのポスターセッションに演題を提出してしまいました。

今、その準備をしているところですが、はっきり言って尻に火がついてしまっています。

しかも、英語でプレゼンテーションしなければなりません。

一方向のプレゼンならともかく英語で質疑応答ができるのかしら。

 

逃げ出したい気持ちもヤマヤマなのですが、誰かが言った言葉に深く共感して踏みとどまっています。

曰く、「目標実現のためには、あなたのしていることをおおぜいの人に知ってもらい応援してもらう必要がある!」

それが国際学会なら、どんなネットワークが広がるかわからないわけですから。

 

 

内間の手づくり鯉のぼり

沖縄には「うりずん」という季節があります。

春と呼ぶには若葉が青々としている。夏に近いけれども夏ではない季節。

沖縄の日本復帰記念の国体が「若夏国体」でしたが、あえて訳すると「若夏」になるのでしょうか。

それでも、うまく訳しきれていない気もします。

 

さて、その「うりずん」の季節になりました。風がさわやかです。

浦添市内間の道路沿いに手づくりの鯉のぼりが元気に泳いでいました。

毎年恒例の風物詩となっていますね。

先週末にはなかったので、この日曜日に一部を設置したのでしょう。

内間西公園や安謝川、その周辺の道路沿いに何千という鯉のぼりが泳ぐので圧巻です。

 

いよいよ夏に向かうんだなあと実感する瞬間でした。

写真は朝早かったのとやや曇りがちだったので暗いですが、色鮮やかな鯉のぼりが目を楽しませてくれます。

 

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「穴を動かす」マジック

「穴を動かす」というマジックは、そのテーマがとても面白いと思います。

考案者はマジシャンである厚川昌男さん。

松田道弘著 「クロースアップ・マジック」の96ページに紹介されています。

 

その方法は、ハンドリングさえ習得していれば自然に見えますし、即席で可能なので大好きなマジックのうちのひとつです。

 

考案者の厚川昌男さんは泡坂妻夫さんのペンネームで推理小説を発表しています。

以前に「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術」というすごい小説(本?)をご紹介しました。

以前のブログはこちら→ 「しあわせの書」

 

厚川昌男と泡坂妻夫

勘の良い方は、すでに2つの名前がアナグラムであることに気づかれたでしょう。

「あつかわまさお」⇔「あわさかつまお」

 

今度のクリニックの会には「プチ・マジック教室」のコーナーを設けようという計画を企てています。

(たとえ『マジ・ハラ』と言われようとも!)

近く、新スタッフの歓迎会が催されるはずなんですよね。

 

monthly Magic Lesson のサイトでマジシャンのゆうきとも氏が素敵なハンドリングを披露してくれている動画がありました。

動画の冒頭の部分に「穴が動く」のタイトルで紹介してくれていますのでご覧ください。

厚川さんのオリジナルの方法は紙の中央に折り目をつけているのですが、ゆうきとも氏の手順の方が自然で好きです。

 

スタッフの皆さん!これをマスターしていただきます!