「魔法のチェーンとリング」

 

「フォースとともに」( May the Force be with you. )は、知る人ぞ知るスター・ウォーズの名セリフですね。

私のお気に入りのマジックのひとつに、そのセリフを勝手にタイトルにしてしまったものがあります。

先日、例によって100円ショップをうろちょろしていたら、マジック・グッズのコーナーでそのマジックを発見してしまいました。

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このマジックは大勢の人数で一斉にやると、実は面白い効果が得られます。

私はチェーンの代わりに名札ホルダーについたヒモ、リングの代わりにこれに近い大きさのカードリングで代用しています。

 

参考のためにアマゾンから写真を持ってきましたが、これらも束で100円ショップで売っています。

 

さて、下に紹介する動画では両手でやっていますが、「フォースとともに」バージョン(!?)を紹介しますね。

利き腕の手のひらを下に向けます。親指と人差し指の間、薬指と小指を通るように手の甲にヒモをかけます。

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ヒモにリングを通します。

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その状態で、リングは親指と中指、薬指の3本で持ちます。

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そして、一斉に「フォースとともに」と言って、リングを落とすのです。

ぶっつけ本番でも、何人かがリングを落とさずに成功させてしまう人がいるんですね。

失敗しても何度もやりたくなる「地味に」熱中してしまうマジックです。

 

 

なんで今ごろ?と思い出したこと

 

私のクセで、ふと昔のフレーズが思い出されて、「あれ何だった?」と周りのスタッフにふいに質問したりします。

ほとんどが私の幼い頃のテレビのフレーズだったりするので、問いかけられたスタッフの頭の上にはいくつもの「?」マークがぽよぽよと浮かぶことになります。

今日浮かんだフレーズが「恭子お姉さん」「おもちゃへ行こう!」でした。

このキーワードで「ママとあそぼう!ピンポンパン」が思い浮かんだ方は、私ときっと同じ世代ですね(笑)。

1966年から1982年まで続いた朝の子供向けテレビ番組でした。

 

この番組のおかげで、朝起きたらまずテレビをつけて、学校へ行く準備をしながらテレビを観るという「ながら」習慣がついてしまっていました。

母親に「早く準備しなさい!遅刻するよ!テレビ消しなさい!」と言われても、「テレビで時間を見てる」と消そうとしませんでした。

 

歴代のお姉さんたちが5人いるのですが、私はほとんどが「恭子お姉さん」と「酒井ゆきえお姉さん」の時代でした。

番組で流れた「ピンポンパン体操」は、今の「ようかい体操第一」に匹敵するかそれ以上の浸透率だったのではないでしょうか?

 

なんでまた「ピンポンパン」を思い出したのでしょう?

懐かしがっているわりには思い出しきれないもどかしさが残ってしまいました。

https://youtu.be/j5lUIvyzmCk

 

 

 

平井和正氏と「エイトマン」

中高生の頃に熱中して読んでいたのが、このウルフガイシリーズでした。

電子書籍で無料購読キャンペーンのリストに上がっていたのを見つけて、迷わずダウンロードしました。

今読んでも犬神明の孤独な戦いに気持ちの高揚を抑えきれず、一気に読み切ってしまいます。

 

作者の平井和正氏の早すぎる訃報が届いたのは、今年の1月でした。

ご存知の通り、「エイトマン」の原作者であり、この「ウルフガイ・シリーズ」や「幻魔大戦シリーズ」など、数多くの魅力的な小説を世に送り出してくれた方です。

SFのカテゴリーの壁を破天荒なエネルギーで打ち破ってきた作家だったと思います。単なるファンタジーを語るには、イデオロギーを打ち出さずにはいられない性分もあったのでしょう。例えば、このウルフガイシリーズでは「人道主義(ヒューマニズム)」を捨て去り「狼道主義(ルーパシズム)」とまで言い切るほどの熱い情熱に溢れた方でした。

そして、良い意味で読者の期待を見事に裏切ることを常道としておりました。

改めて、ご冥福をお祈りいたします。

 

平井和正氏の訃報を聞いて、クリニックの控え室でウロ覚えの「エイトマン」の主題歌を歌ってみたのですが、意外に覚えているものなんですね。

実は一緒に歌ってくれた師長さんの方が、私よりよっぽど覚えていました(笑)。

  

日本医学会総会と内科学会

昨日の夜に京都に入りました。

4年に1回開催される「日本医学会総会」と 「内科学会講演会」に参加するためです。

日本医学会とは、その名の通り各診療科の学会の上部組織です。通常の学会は(たとえば内科学会がそうであるように)専門の診療科で集まり、それこそ文字通りに専門的に深めていくものですが、日本医学会は医学・医療に関する課題を横断的に議論していくものです。

メインテーマが、「医学と医療の革新を目指して ー 健康社会を共に生きるきずなの構築 ー 」

日本は世界のどの国も経験したことのない少子超高齢社会に突入しました。

モデルとなる国も前例もないわけですから、皆で知恵を出し合ってこの喫緊の課題に取り組まなければなりません。

恐らく、全世界が日本がどのようにしてこの難局を乗り切るのか、固唾を飲んで見守っているのだと思います。

少しでもそのヒントが得られるかと、楽しみにしてきました。

しっかりと学んでいきたいと思います。

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治癒に集中すること

 

体の調子が悪い時、動物は横たわったまま体を休めます。時には目だけは主人に向けますが、基本的には何もしないでじっとしています。

人も本来はそうあるべきなのでしょうね。

風邪をひいた時、食欲がなくなり体がだるくて動きたくなくなります。本当はその体の声に耳を傾けるべきなのでしょう。

食欲がないなら、食べるのを控えても良いですね。

体がだるいのなら、動かずにゆっくりと休みましょう。

 

早く治すために栄養をつけようと思ったけれど食べれないので焦っていると言った方がいました。

「血が足りねえ! 何でもいい ジャンジャン持って来い」と言って、食べ物を口に押し込んで全身の大けがを治してしまったルパン三世のイメージが強いのかも知れませんね。

(わかりにくい喩えでごめんなさい。これです↓ )

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こう考えてみてはいかがでしょうか?

エネルギーの全てを治癒に向ける。

お腹を休めるのも、治療のうちの一つだと思う。

休めないって思っていても、まわりの人の助けを借りれば休む方法はあるかも知れません。

 

治療のさまたげにならないようにするって、実は工夫が必要だったり根気がいることでもあるんですよね。

 

 

「TEDのように頭良さそうにプレゼンをする方法」

 

私はTEDファンで、時々このブログでも「面白いなあ」「これはきっとタメになる」「皆さんにも知らせたい」と思ったプレゼンを紹介してきました。

今回は、なんとそのTEDのプレゼンのパロディ(?)です。

題して「頭良さそうにTED風プレゼンをする方法」 How to sound smart in your TEDx Talk | Will Stephen | TEDxNewYork

タイトルだけで注目してしまいました。

最初に彼は「何も語らない」と宣言しています。その通り、この講演には内容がありません。

ただし、タイトル通り「頭良さそうにTED風プレゼンをする方法」については、それを実演することでかなりの説得力です。きっとたくさんのTEDのプレゼンを見ていて、分析もしてきたのでしょう。

彼が言うのには、具体的には以下のテクニックが有効のようです。

1. ジェスチャーを使う

2. 聴衆に挙手を求める

3. 数字をならべる

4. 印象的な写真で訴える

5. グラフを使う

 

「頭良さそうに」見せるためにダテメガネまで用意している徹底ぶりです。

私も次の講演の機会があったら、少し意識してしまうかも知れません(笑)。

 

 

「フェイディアスの教訓」

 

ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」。

この本の中で紹介されている有名なエピソードです。

 パルテノン神殿完成後にフェイディアスから出された製作費の明細をみて、アテネの会計官は顔をしかめて支払いを拒みました。なぜなら、どの位置からも絶対に見ることのできないはずの彫刻像の背中の部分の製作費まで記されていたからです。

しかし「見えない部分まで勝手に彫刻しておいて、請求してくるとはなにごとか!」という言葉に対して、フェイディアスはこう答えました。

「そんなことはない。神々が見ている」 と。

神々とは自分自身の良心とも読み替えることもできます。

このエピソードを知った時、プロフェッショナルとは理想を追い求め、自分自身に決して嘘はつかないことだと思いました。

 

たとえ誰も見ていないようでも、自分の心はすべてを包み隠さず見ている。だからこそ、手を抜かず誠意を示すこと。

傲慢、欺瞞、怠惰を恥じること。

言葉にするのは簡単ですが、実践し続けるのには、もちろんかなりの覚悟が必要です。

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寒の戻り?

 

昨日は高校の入学式で、今朝から朝の交通ラッシュも始まったようです。

出勤途中で朝の7時過ぎには、交差点を先頭に渋滞が始まっていました。小雨も降っていたので、余計に車の量が増えていたかも知れません。

(あいかわらず沖縄の高校生は傘をさしていませんでした(笑))

 

何となく肌寒いなあと思っていたら、この寒さは小雨の影響だけとは言えないみたいですね。全国的に昨日から寒さが戻ったようです。

下は「tenki.jp」の記事です。それによると寒さの底は明日、木曜日のようです。(リンクを貼っておきます。)

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今朝の沖縄の寒さは、全国的な傾向だったのですね。

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季節の変わり目には、体調も天候にほんろうされてしまいます。

新年度の始まりですから、ゆっくり休んで…などと簡単には言えませんが、疲れを残さないように体調管理していきたいですね。

 

 

 

「妄想」に巻き込まれないこと

 

過去の失敗や未来の心配がどうしても頭から離れず、そればかりが気になっていつまでもぐるぐる巡ってしようがない時があります。

「そんなにくよくよ考えるなよ」

そう言われても(特に寝床に入ってからの)“くよくよ”や“ハラハラ”は、かなり厄介です。

ストップをかけようと「ええい、考えてもしようがない!ポジティブ、ポジティブ!」と呪文のように唱えても、いつの間にか心はそのことを考えてしまっています。

フタをしようと塞いでも、するりとかわして心の中をいつの間にか占領してしまっています。

確かに考えてもしようがないのです。

現実とかけ離れてしまっているから実体を持ちませんし、それをとらえようとするのは至難の業です。

それを「妄想」と呼びます。

 

「妄想」のアリジゴクの罠にはまらないために、ある便利な言葉を教えてもらいました。

落ち込み、不安、後悔などのネガティブな言葉が浮かんできたら、「~と考えた。」と付け足す方法です。

 

例えば、こんな風につかいます。

「ああ、なんて馬鹿なことをしてしまったんだろう…」「と考えた。」

「もう最悪だ。私はダメ人間だ」「と考えた。」

「どうしてもやめれない。またやってしまった。」「と考えた。」

 

これは認知療法やACTなどで「脱フュージョン法」と呼ばれているもので「ラベル貼り」をしていくのです。

考えを現実そのものと思い込んでしまうと、自分の思考に飲み込まれてしまうので距離を置く必要があります。

 

「~と考えた。」と付け足すだけで、少し客観的になった気持ちになりませんか?

思考と距離を置いて、もうひとつの視点を持つことができたらしめたものです。

 

野球やプロレスの実況中継のようにできたら、もっといいですね。

「ああ、なんて馬鹿なことをしてしまったんだろう…」「と考えた」「ということに気づいた私は、少し気持ちがすっきりしはじめてきた。」

実体のない思考に巻き込まれるのではなく、生身の自分にひきもどす方法です。

「ああ、なんということでしょう。私はとめどないネガティブな感情の奔流に流されんばかりになっていたのでした。」

悪ノリできるようになったら、大成功ですね。

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「あの人の手紙」

 

 「あの人の手紙」は、かぐや姫の代表的な反戦歌です。

物語りはラブソングの形をとっていますが、戦争の「弱いものに対する残虐性や暴力性」「行き場のない怒りや悲しみ」をストレートに表現していると思います。

 

 

沖縄出身の夏川りみさんと一緒に歌っている動画を発見して、とても心が揺さぶられました。

忌野清志郎さんをはじめとして、昔のロック&フォークソング世代はストレートに反戦歌を歌っていた印象があります。

 

 

世の中のただならぬ雰囲気を、いろいろな方が「かつて通った道」として感じ、発信しています。