連休中の診療について

「今日は診療やっていますか」と、昨日数件のお問い合わせの電話がありました。

そういえば、連休中のさくだ内科クリニックの診療体制についての告知をしていなかったことに気づいてしまいました。

もうすでに連休の後半にさしかかっていますが、改めてお知らせいたします。

5月5日、6日は祝日となっており、クリニックの外来は休診です。

5月7日木曜日から診療開始ですが、木曜日は午前中のみの診療となっておりますのでお気をつけください。

 

連日、25℃を超える夏日が続いています。

体がまだ暑さに慣れていないこの時期が、熱中症になりやすい季節です。

水分をよくとること。疲れを残さないように休むこと。日差し対策は十分すぎるほどにすること。

体調を整えて、楽しい連休をお過ごしください。

DSC_0880

 

語呂合わせ?

語呂合わせで記念日を制定するのは、日本人だけかと思っていました。

数字の語呂合わせは大好きですし、語感には絶対意味があると思っていたりする方です。

 

もちろん、私の語学力では英語での語呂合わせなど想像もできず、よく調べもしなかったというのはあります。

5月4日が「スターウォーズの日」とか言われて、何かシリーズのエピソードにまつわる特別な日なのだろうと思っていたのですが、

“May the Force be with you.” (フォースとともにあらんことを)

そこ?と思ってしまいました(笑)。

(5月4日= May the 4th )

8706109087_be3eb52aac_z 

雑学ネタとしては、

5月の大型連休を「ゴールデンウィーク」と名付けたのは、映画会社の宣伝戦略だったということや

NHKは決して「ゴールデンウィーク」と言わずに「大型連休」と言うらしいということや

「婚約指輪は給料の3か月分」というキャッチコピーはもちろん宝石商からで、70年代当時、ヨーロッパでは2か月分、アメリカでは1か月分となっていたことなど

あまりに広まりすぎていて、話題にするのも恥ずかしい限りなのですが、こればっかりはいつか取り上げないとと思っていました。

 

今日はアマゾンのホームページもスターウォーズですね。

amazon starwars

 

https://youtu.be/kbnR6DMvKKc

 

恐れの本質

「戦国時代」という言葉の由来となった「戦国策」という書物があります。

中国の「春秋戦国時代」での国策や逸話などを編集し、まとめあげた書物で、よく知られた言葉に「虎の威を借る」などがありますね。

改めて、紹介するとこんなお話でした。

虎、百獣を求めて之を食らふ。 

狐を得るに、狐曰はく

「子敢へて我を食らふ無かれ。天帝我をして百獣に長たらしむ。今、子我を食らはば是れ天帝の命に逆らふなり。子我を以って信ならずと為さば、吾子の為に先行せん。子我が後に随(したが)ひて観よ。百獣の我を見て敢へて走らざらんや。」と。

虎以って然りと為す。故に遂に之と行く。獣之を見て、皆走る。虎獣の己を畏れて走るを知らざるなり。以って狐を畏ると為すなり。

 

ざっと口語訳するとこんな感じです。

虎は、ありとあらゆる動物を食べるので恐れられていました。ある日、狐をつかまえて食べようとしたのですが、そこで狐はとっさに次のようなことを言いました。

「待ちなさい。あなたは私を食べてはいけません。私は天帝から百獣の王に任命されているのです。今私を食べたのなら、あなたは天帝に逆らうことになります。」

しかし、虎が信じようとしなかったので、狐はこう続けました。

「それならば、一緒についてくるがよいでしょう。私はあなたのために先に歩いていきましょう。後ろについて私のことを見ていなさい。百獣の王である私の姿を見た他の動物たちは、みんな恐れて逃げるはずですから。」と。

虎はそこまで言うのならと、狐についていくことにしました。すると、動物たちはこの様子を見て、皆走って逃げていきました。狐の後ろについている虎を見て逃げ出したのです。虎は、動物たちが自分のことを恐れて逃げていったということを気づかずに、狐のことを恐れているのだと思ったのでした。

 

「虎の威を借る狐」というのは、このように「権力のある者の威光を傘に、威張り散らす小人物」の例えにつかわれます。

と同時に「人は何に恐れをなしているのか。恐れているものの本質は何か」ということを表しているのだと思います。

表面上のことだけではない「そもそも何に?」に戻ることが大切ですね。

IMG_0143

 

 

さんご 「いのちのリレー」

「いのちのリレー」という歌を初めて聞いた時、なんて素敵な歌なんだろうと思いました。

この歌は、NHK沖縄放送局が戦後70年テーマソングとして Kiroro と HY の仲宗根泉さんにお願いして作ってもらったそうです。

HP

ユニット名の「さんご」というのは、育児中の母親である3人の共通点である「産後」と沖縄の美しい「珊瑚」から名づけられたとのこと。

 

確かに、命をリレーする「母性」は、時に激しく強いメッセージを発してくれます。

inochi no rire

多くの人に聞いてほしい曲です。

 

 

犬の気持ちについての詩

早いもので、今日から5月ですね。朝はまだ空気が少しひんやりしていて、気持ちのいい季節です。

 

さて、短いトークですが TED に面白い詩を詠みあげる方を見つけました。

ビリー・コリンズさん。アメリカの桂冠詩人だそうです。

犬が詩を詠むことができたら?という発想から、犬の詩を紹介してくれました。

1匹目は人間との信頼関係の中で優しいまなざしで主人を見つめる犬の詩。

短いので、引用して紹介しますね。

 

僕の方が若く見えはするが

主人よりも速く年を取りつつある

犬の1歳は人間の7歳に あたるのだと人は言う

数字はどうあれ 僕はいつか主人の歳を追い越し

先導するのだ

林を散歩するときのように

このことに主人が気付くときが訪れたら

雪や草原に映し出された

僕のどんな影よりも

甘やかなものになるだろう

 

そして、2匹目の犬の詩は痛烈です。主人、あるいは主人をとりまく全てを忌み嫌う犬の詩。

これは、ぜひ動画でごらんください。

犬と主人との関係が目に浮かんで楽しいですよ。 

 

[ted id=2031 lang=ja]

 

 

修造さんは熱い!

クリニックのスタッフに「松岡修造大ファン」がいて、「松岡修造」と呼び捨てにすると怒られてしまいます。

 クリニックのタイムカードの時計の横には「【日めくり】まいにち、修造!心を元気にする本気の応援メッセージ」が置いてあります。

(スタッフブログにも紹介していましたね → こちら 「エネルギー源」

そして、今日も本気のメッセージで励ましてもらいました。

himekuri

廊下を通る時にはどうしてもそのカレンダーに目がいってしまいますし、「よしっ」と気合いを入れなおします。

 

ところで、修造さんの元気応援プロジェクト(?)は、カレンダーだけにとどまらなかったようです。

ファンの方には何を今さらと怒られそうですが、応援歌も歌っているのには驚きました。しかも、100人分のニックネームで呼びかけるというものです。

syuzo movie list

 

私の名前は「さくだ ともあつ」ですので、早速「とも」のムービーを再生しました。

応援歌の中にも「打ち上げてみろよ。心の花火を!」という歌詞があって、ぶれてないなあと感心しました。

思わず何度も再生してしまう不思議な魅力がありますね。

https://youtu.be/We8P1N2jqpE

 

こういう人がきっと日本には必要です。

 

 

火おこしのワザ

もうすぐ5月ですね。今日は曇り空ですが、晴れるとすっかり夏の日差しになってきました。

5月の連休に今年初のバーベキューというご家庭もあるのではないでしょうか。

以前にお話しましたが、私のストレス・コーピングのひとつが「たき火」です。→ 「ストレス・コーピング 焚き火」

 

「火おこし」なら、ボーイスカウトのキャンプでスカウトたちとユミギリ式やマイギリ式などの原始的な火おこし道具で遊ぶのも良いですね。

ただし、皆が腹を空かせた状態でそれをやり始めると、かなり苦しい立場になってしまうのを覚悟しなければなりません。

 

「まだあ?」という攻撃を避けるために、いつもは下の写真のような「チャコール・スターター」を使っているのですが、もっと手軽でエコなやり方を教えてもらいました。
Chimney starter in Smokey Joe

 

「西岡流着火法」というのだそうです。

新聞紙をねじって棒状のようにして、キャンプファイヤーのように井形に組みあげます。

その周りに炭を覆うように組み上げて、内側の新聞紙に火をつけるのですが、そのあとは待つだけ。

パタパタあおぐ必要もないという優れた方法です。イメージがしにくいと思いますので、動画を紹介しますね。

新聞紙が燃えた熱を効率よく伝えることができますし、この方法を覚えていれば新聞紙を無駄にせずにすみそうです。

 

ところで、変わった方法で着火しようとする“チャレンジ”は遊び心をくすぐります。

例えばこういう動画があったのですが、題して「アルミ缶とチョコレートによる着火法」

期待しながら見ていたのですが、途中でいきなり火が付いた画面に飛んでしまいました。

懐疑的な私は、正直なところ「本当にできるのかなあ」って思ってしまいました。今度ためしてみようと思います。

そうそう。動画の中にもありましたが、アルミ缶を磨いたチョコレートは食べないでくださいね。過剰なアルミ摂取は毒性があります。

 

変身ポーズの思い出

今日はヒーローもののお話。変身ポーズ編です。

 

ヒーローものは前作のパターンを打ち破る宿命を背負っていると言えます。

姿かたちは「ニセモノ」と揶揄されようとも、敵キャラの設定、キャスティングやストーリー展開など、オリジナリティを出すために感動するほどの努力がはらわれます。

 

「アイアンキング」は、私が小学校低学年の時に放映していたヒーローでした。

ウルトラマンに似ていますが、私はどちらかというと頭部が西洋の甲冑様で「シルバー仮面」に似ているのだと思っていました。

aianking

「アイアンキング」が斬新だったのは、主人公が生身の人間であったことです。(手のひらに乗っかっているのが主人公です。)

変身するのは主人公の相棒。あくまでも、主人公が危機的な状況に陥った時にサポートするという役割です。

しかも、主人公は相棒がアイアンキングであることを知りません。人間である時の相棒はドジで間抜けでというキャラ設定だったのです。

ですから、番組の当初は怪獣のトドメも人間である主人公がやっていました。

 

キャスティングも「アイアンキング」はすごく贅沢なものでした。主人公の静弦太郎役に石橋正次さん。

change08

サイボーグである霧島五郎役は、なんと浜田光夫さんでした。

change09

このサイボーグ、水をエネルギー源としているために、しょっちゅう「水!水!」とガブ飲みしていたのが印象的でした。

子どもながらに「水は大切だ…」と潜在意識に刷り込まれた感じです(笑)。

 

霧島五郎がかぶっているハットが変身アイテムです。「アイアンショック!」という掛け声とともに変身ポーズをとります。

まず両手を広げて…

change01

体の前で両こぶしを重ね合わせます。

change02

さらに前に交差させながら突き出します。

change03

そのままハットのヘリに指をもっていくと、ハットの中央が発光します。

change04

何色かの光が出た後に…

change05

霧が出てきて、それに体全体が包まれた後にアイアンキングの変身が完了するのでした。

change10

実は、この変身ポーズ、小学生の時に体育帽でやってた思い出があります。

こういう儀式っぽい変身ポーズって、いつの時代でも子どもの心をとらえるものですね。

 

 

コナンとゴッホのひまわり

日曜日には久しぶりに映画館に行ってきました。お相手をしてくれたのは、インフルエンザの学校閉鎖が解けたばかりの末の娘。

娘の意向もあって、『名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)』を観てきました。

(『シンデレラ』は友達と観に行くので、とっておくのだそうです。)

 

いわゆる「アートミステリー」と言われるジャンルのストーリーで、面白かったです。

第二次世界大戦時に日本で焼失されたとされるゴッホが2番目に描いた「ひまわり」が、実は現存していたとする話です。

その通称「芦屋のひまわり」を命をかけて遺した男性に思いを寄せる女性、彼女を慕う書生など、時代の悲劇を背景にしています。

https://youtu.be/6GPBOgg2uHM

ただ困ったことには、ゴッホの「ひまわり」に関する知識がほとんどない私などが観ると、どこまでが映画のための架空の話で、どこまでが真実なのかがわからないことでした(笑)。

調べてみると、劇中の設定通りにゴッホは花瓶に生けたひまわりの絵を7枚描いたそうです。6枚が現存しており、1枚(5番目)は日本の損害保険ジャパン日本興亜が所有しているそうです。

劇中でその5番目のひまわりが贋作ではないかとされていたのは、現実でもそういうお話があったようですね。ただし、調査の結果は真作だと証明されているようです。

 

ためしに7枚のひまわりの絵を並べてみましたが、確かに7枚をそろえた美術展があったら、是が非でも行ってみたくなります。

 

 

Van Gogh Vase with Three Sunflowers 1888年8月 最初のひまわり

Van Gogh Vase with Six Sunflowers 映画に登場した2番目のひまわり 

Vincent Willem van Gogh 128 3番目。12本のひまわり

Vincent Willem van Gogh 127 15本のひまわり。4番目。

Van Gogh Vase with Fifteen Sunflowers 5番目。これは損保ジャパン日本興亜が所有している絵です。

Van Gogh Vase with Fifteen Sunflowers Amsterdam 6番目。5番目の絵をゴッホ自身が模写したとされる絵です。

Van Gogh Twelve Sunflowers 7番目。6番目の絵と同時期に製作。3番目の絵を模写したとされる絵です。

 

 

 

100円マジック 「エレベーターカード」

「エレベーターカード」というマジックがあります。

52枚のカードデックをビルに見立て、その厚みの中をターゲットとなるカードが上階に上がったり下階に下がったりします。

カードデックの中を狙い通りの動きをするということに関しては、やや「アンビシャスカード」に似た現象のカードマジックと言えます。

しかし、オリジナルを見たら一目瞭然ですが、アンビシャスカードとは違ったストーリー展開があり、独自にバリエーションが発展していった経緯があります。

選ばれたカードが何度もあがってくるアンビシャスカードは、ダイ・バーノンのプロットでよく知られていて、ここでは区別して使用したいと思います。

 

「エレベーターカード」のオリジナルはエドワード・マーローが考案した「Penetration」という作品です。以前にご紹介した「カードマジック事典」にも掲載されている名品です。

動画で御覧ください。

日本の二川滋夫先生が「これでもかっ!エレベーター」というバリエーションをかなり以前に発表されていますので、いつか別の機会にご紹介しますね。

さて、ダイソーのマジックコーナーに、このエレベーターカードのタイトルの商品がありました。

DSC_0843

マジックグッズを手にとって勉強になるのは、カードテクニックを知らない一般の方に、その現象を再現可能にさせるギミックの工夫です。

現象を動画で御覧ください。

動画を見て、いかがだったでしょうか。

このプロットはアンビシャスカードですね。(ごめんなさい。実はこういうこだわりはある方なんです。)

「アンビシャス」というタイトルが一般的でないと判断した担当の方が、「エレベーター」というタイトルにしたのかも知れません。

けれども、それを差し引いても、100円で可能にしたギミックは素晴らしいと思いました。

以前にもご紹介しましたが、監修はマジックアーティストとして知られる黒崎正博さんです。

 

アンビシャスカードを世に広めたのは前田知洋さん(もしくはダロー)ですが、セロのアンビシャスカードの動画がありましたので、ご紹介しますね。