平井和正氏と「エイトマン」

中高生の頃に熱中して読んでいたのが、このウルフガイシリーズでした。

電子書籍で無料購読キャンペーンのリストに上がっていたのを見つけて、迷わずダウンロードしました。

今読んでも犬神明の孤独な戦いに気持ちの高揚を抑えきれず、一気に読み切ってしまいます。

 

作者の平井和正氏の早すぎる訃報が届いたのは、今年の1月でした。

ご存知の通り、「エイトマン」の原作者であり、この「ウルフガイ・シリーズ」や「幻魔大戦シリーズ」など、数多くの魅力的な小説を世に送り出してくれた方です。

SFのカテゴリーの壁を破天荒なエネルギーで打ち破ってきた作家だったと思います。単なるファンタジーを語るには、イデオロギーを打ち出さずにはいられない性分もあったのでしょう。例えば、このウルフガイシリーズでは「人道主義(ヒューマニズム)」を捨て去り「狼道主義(ルーパシズム)」とまで言い切るほどの熱い情熱に溢れた方でした。

そして、良い意味で読者の期待を見事に裏切ることを常道としておりました。

改めて、ご冥福をお祈りいたします。

 

平井和正氏の訃報を聞いて、クリニックの控え室でウロ覚えの「エイトマン」の主題歌を歌ってみたのですが、意外に覚えているものなんですね。

実は一緒に歌ってくれた師長さんの方が、私よりよっぽど覚えていました(笑)。

  

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