美女と野獣

久しぶりに娯楽映画のビデオを観ました。

2005年版の「キングコング」です。

「ゴジラ」もそうですが、怪獣映画を作ろうとする側の人間の熱い思いが伝わってくるような映画でした。

「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が、自腹まできって製作費をねん出したということですから、悲願の映画といえるかも知れませんね。

怪獣映画で3時間の映画。

キングコングがスクリーンに登場するまで1時間ぐらいかかっています。主役のキングコングをじっくり描こうとすればするほど、そこにかかわる人間のドラマを描かなければならなかったのですね。

美女と野獣の究極の映画です。

約10年前の映画ですが、今見るといろいろな思いがよぎりました。

 

 

 

ダム貯水率ウォッチャー

 

さむら脳神経クリニックの佐村先生のダム・ウォッチャーぶりは、ほれぼれするほど面白いですし、徹底しています。→ こちら

 

実は私も「雨が少ないなあ」と思ったら、ダム貯水率をチェックする方なのですが…。

最近のダム貯水率の直線的な急降下ぶりにはちょっと危機感を覚えてしまいます。

ダム貯水率

この調子でいくと3月の下旬には平年値に達して、4月には緑色の昨年を下回ってしまいそうです。

そういえば、この冬は曇った日が続いて日照率が低く、寒かった日が多かったですが、雨らしい雨は降らなかったですね。

 

これからの季節を見守っていきたいです。

皆さんもダム貯水率ウォッチャー、いかがですか?

 

 

2009年と2015年の手帳

 

家の掃除をしていたら、ずっと前に購入して結局使わなかった手帳が出てきました。

1日1ページのMindmap専用の手帳で、モレスキン調で格好よく、ひとめぼれした手帳でした。愛用の今年のほぼ日手帳と並べてみますね。

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2009年ですから、もう6年経つのですね。

Mindmap専用ですから、白紙の手帳です。結構な値段だったと思います。けれども、まったくと言っていいほど使っていない!

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もったいないことしてるなあと思っていたら…。

それが、良く見ると2009年って今年2015年と日付と曜日が一致していたんですね。

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これはすごい!素晴らしい!

これはこの手帳を使うラストチャンスをあげましょうってことか?このタイミングで見つかったというのが、またすごいです。

今年こそはこの手帳の白紙を埋めようと思いました。

 

 

 

これはスゴい!一瞬で止血するジェル

 

この TED のプレゼンを聞いて、すぐに透析患者さんのことを思いました。

 

透析が終了した抜針後の止血に、このジェルはきっと重宝します!

しかも時間をかけて圧迫しなくて良いし、止血確認も要らない!

彼の発明は透析医療でも必ず重要な発明になると確信しました。

*実際に医療実験として出血の映像が出てきますので、ご注意ください。

 

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ジョー・ランドリーナ:一瞬で止血するジェル

 

彼はこう説明しています。

 

細胞というのは、細胞外マトリックス(ECM)と呼ばれる 線維やタンパク質や糖からなる複雑な編み目の中に埋め込まれています。

ECMは細胞を支えて組織に構造を与えると同時に、個々の細胞が何をし、どう振る舞うべきかを分かるようにしています。

ECMはあらゆる傷を治す役割を担っていて、体をどこか切った場合、この複雑なECMを再び形成する必要があります。

私はニューヨーク大学の1年のとき、ある植物由来の高分子物質を傷口につけると、その部分に同化することを発見しました。

体のどこに付けようとも即座にその部位の一部のようになるということです。

圧迫して止血するのには5分以上かかってしまいますが、しかし我々のジェルなら10秒以内という速さで血が固まるのです。

それというのも、このジェルは体が治癒する仕組みに働きかけて体の一部になり、それを検知した血液がフィブリン (線維素) を生成するのです。

 

早く広まるといいですね。

 

 

まだインフルエンザ流行警報発令中です

 

「インフルエンザも下火になってきた」という声が聞こえてきました。

けれども感染症情報センターからの流行状況の調査報告を見ると、まだまだ流行警報レベルです。

influenza 6W table

確かに減少傾向にありますが、流行の山がまたぶり返したというのは前にもあることです。

influenza 6W

油断せずに手洗いや咳エチケットを徹底しましょう。

 

また救急医療体制を確保することは非常に大切です。

インフルエンザ様症状があれば日中に近くのかかりつけ医を受診するようにお願いいたします。

 

 

「嫌われる勇気」

 

昨年、アドラー心理学を世の中に周知させるきっかけとなったベストセラーの「嫌われる勇気」を遅ればせながら読んでみました。

 

嫌われる勇気 – 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎、古賀史健著

 

興味深く読めましたので、今回は覚え書きとしてまとめてみますね。

 

世界はシンプル、複雑にしているのは自分自身

  • 世界や人生はいつもシンプル、自分が色眼鏡で複雑にとらえているだけ

「原因論」を否定し、「目的論」の立場をとる

  • 自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定する。
  • 過去の原因だけで説明しようとすると決定論に行きついてしまう(原因論の否定)
  • なにかしらの「目的」に沿って生きている(目的論の肯定)
  • ゆえにトラウマを明確に否定。感情に支配されることもない。

人は「自分を変える」ことができる

  • 思考や行動の傾向、世界観、人生観を「ライフスタイル」という言葉で説明
  • 人は「ライフスタイル」を自ら選んでいる
  • 「ライフスタイル」は再び自分で選びなおすことができる。
  • 「いまのライフスタイルをやめる」という決心、勇気が必要

すべての悩みは「対人関係」である

  • 個人だけで完結する悩み、内面の悩みなどというものは存在しない
  • 孤独を感じるのにも、他者を必要とする

「間違った劣等感」と「劣等コンプレックス」を捨てる

  • 劣等感は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」
  • 理想に到達できていない自分に対し、まるで劣っているかのような感覚を抱く。向上したいと思う状況にいるのが「劣等感」
  • 自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態のことを「劣等コンプレックス」と呼ぶ。「わたしは○○であるから○○できない」など。
  • さらに、あたかも自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸るのを「優越コンプレックス」と呼ぶ。例:権威づけ
  • 健全な劣等感とは他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの

承認欲求を否定する

  • 他者から承認を求めることを否定する。われわれは「他者の期待を満たすために生きているのではない」
  • 他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」
  • ゆえに人間の承認欲求は否定されなければならない

課題を切り分ける

  • 「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考える。
  • 「自分の課題」と「他者の課題」を分離していく必要がある。そして、「他者の課題」には踏み込まない
  • 「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を呑ませることはできない」
  • 自らが信じる最善の道を選ぶことが「自分の課題」で、その選択を他者がどう評価するかは「他者の課題」

自由とは「他者から嫌われること」

  • すべての人から嫌われないようにする生き方は不自由だし、実質不可能なこと
  • 他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり自由になれない。
  • わざわざ嫌われる、のではなく、嫌われることを恐れずに前に進む

「対人関係」のゴールは「共同体感覚」

  • 「共同体感覚」は他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられること
  • 共同体感覚とは、幸福なる対人関係のあり方を考える、もっとも重要な指標
  • 「共同体」とは、家庭、職場、社会・国家、人類、動植物、無生物、過去、未来など文字通り「すべて」
  • 自己への執着を他者への関心に切り替える

すべての人と「横の関係」を築く

  • 「縦の関係」を否定し、すべての人間関係を「横の関係」にする
  • ほめてはいけないし、叱ってもいけない。ほめたり叱ったりするのは、背後にある目的は操作。
  • 劣等感とは、縦の関係の中から生じてくる意識
  • いちばん大切なのは、他者を「評価」しないこと。
  • 純粋な感謝の言葉をかける。人は、自分には価値があると思えたときだけ、勇気をもてる

ここに存在しているだけで価値がある

  • 他者のことを「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルで見ていく。

 

1.自己受容

  • ありのままの自分を受け入れる
  • 「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極める
  • 「肯定的なあきらめ」

2.他者信頼

  • 他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけない
  • 裏切る裏切らないは相手の課題。「わたしがどうするか」だけを考えればいい。

3.他者貢献

  • 「仲間」である他者になんらかの働きかけをしていくこと
  • 他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「私」の価値を実感するためにこそ、なされるもの 

 

行動面の目標

  1. 自立すること
  2. 社会と調和して暮らせること

 

この行動を支える心理面の目標

  1. わたしには能力があるという意識
  2. 人々はわたしの仲間である、という意識

 

「幸福とは、貢献感である」

「普通であることの勇気」

 

ざっと覚え書きをしてみました。

まとめてみても、すべてを理解したとは言えないのは自覚しています。もう少し再読して実践してみようと思った本でした。

 

もちつき大会

 

先週の土曜日はクリニックでもちつき大会をしました。

杵と臼は、スタッフが近くの自治会のご厚意で貸してもらったものです。

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前回のダッチオーヴン・野外レストランは雨が降って大変でしたが、今回は建物の裏のスペースで良い感じでした。

もちつきはしたことがないメンバーが多く、結構はしゃいでいました。

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「な~に~!? やっちまったなぁ!」

というギャグはちょっと照れてしまってしませんでしたが。

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楽しかったですね。次回もまた何か企画したいと思います。

 

 

感情認識型パーソナルロボット

 

衛生面や安全性の問題など、透析室へのアニマル・セラピーの導入はなかなかハードルが高いのが実情です。

うちのスタッフは動物好きの人間が多く、期待感はひしひしと感じるのですが、調べれば調べるほど私が二の足を踏んでしまっています。

日本介助犬協会の高柳友子先生(中部病院時代の同期)も「協力するからね~」と明るく励ましてくれているので、いつか実現させたい課題です。

 

そんな私に、このCMはピンときました。

この「Pepper」なら、なんのハードルもなく、透析室にいてもらえることができます。

感情認識型パーソナルロボットが皆を和ませてくれるのなら?透析室の雰囲気も変わるかも知れません。

(それにかこつけてただの新しモノ好きなだけのような気もしますが…(笑))

 

1年間のホームステイのキャンペーンがあるようですので、頑張って応募してみます(笑)。

 

 

バレンタイン・チョコケーキをいただきました

 

昨年もおいしくいただきました。→ 去年の様子は、こちら

 

ケーキハウス・エテルニテ から、昨年につづき今年もバレンタイン・チョコケーキをいただきました!

 

お気持ちが嬉しかったのと、もちろん大変おいしかったです。

「甘すぎずちょうどいい。」

お菓子の賛辞として私のボキャブラリーではこれが精一杯で申し訳ありませんが、幸せな気分になりました。

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おいしいものは、みんなが笑顔になりますね。

 

 

思い出のビデオ ボーイスカウト・カブ&ビーバー隊の活動

古いハードディスクを整理していたら、こんなビデオが出てきました。

那覇16団ボーイスカウト・カブ&ビーバー隊の活動風景です。

隊長が知り合いの大将にお願いして、スカウト達の前でマグロの解体ショーを披露してくれたものでした。

スカウト達の予想もつかないような感想や質問が飛び交います。

そんな中で「かわいそう」という言葉が出た時は、この企画が半分成功したと思いました。

人はほかの生き物の命をいただいて生きている。

スカウト達はそのことを感じ取ってくれたでしょうか。

約9年前ですから、もうみんな立派なお兄ちゃん、お姉ちゃんになっていますね。