ノスタルジック・ロード

 

先週末は福岡に行ってきました。

朝に少し時間が空いたので、市場の方を散歩してみました。

しばらく歩いたところで「ここの通りってもうすぐなくなるんだって」と教えてもらいました。

 

沖縄の公設市場もそうでしたが、生活の匂いや音が染みついた空間というのは、どうして似たような雰囲気を漂わせるのでしょう。

人の暮らしぶりが、過去の風景と一緒になって消えていくのは、とても寂しい感じがしますが、それが時代の移り変わりというものなのでしょうね。

 

初めて訪れる道を、懐かしく感じながら、しばらく歩いていました。

 

心が変われば

 

アメリカの哲学者であり心理学者のウィリアム・ジェームズの言葉は、あらゆるところで引用されています。

次の言葉は、その中でも特に有名な言葉なのではないでしょうか。(ただし、実はウィリアム・ジェームズの言葉ではないとする説もあります。)

*

 心が変われば 行動が変わる。

 行動が変われば 習慣が変わる。

 習慣が変われば 人格が変わる。

 人格が変われば 運命が変わる。

*

心を変えれば、自分の運命さえも変えることができるのだということは、人生への大きな励ましになりますね。

また、誰の言葉かはわかりませんが、こんな言葉もあります。

*

 自分が変われば 相手が変わる。

 相手が変われば 心が変わる。

 心が変われば  言葉が変わる。

 言葉が変われば 態度が変わる。

 態度が変われば 習慣が変わる。

 習慣が変われば 運が変わる。

 運が変われば 人生が変わる。

*

スタートはどちらも「自分」や「自分の心」ですね。

 

 

「ココロの元気の作り方」

 

大谷由里子さんの講演は、聞いていてとても元気になります。

大谷さんは、元吉本興業の社員で、故横山やすしさんのマネージャーをされていたという方です。

公式サイトの大谷さんの言葉が、大谷さんらしくて象徴的です。(公式サイトはこちら→「ケセラセラ」)

 

「幸せだから、笑顔になるんじゃない!

笑顔でいるから、幸せになれる。」

 

なかなか笑顔になれない時もあるかも知れませんが、マスクで隠してばかりいないで、思い切り笑ってもいいかも知れませんよ。

笑顔って、素敵なんだなあって改めて思う、講演です。

25分ほどの短い講演です。是非ご覧ください。

 

 

 

ポケモン効果

 

外来での話。

T.Sさん。40歳台、男性。

定期外来で、いつものように脂質と肝機能の採血検査をしました。

検査結果が出たので、それをプリントアウトして診察室に招き入れました。

 

「あれ?」

「?」

「データが良すぎるんだけど…。まさか患者違いじゃないよね…。T.Sさん…と…。間違いじゃないな。」

「…。」

「体重は…と…。あれ?」

「?」

「前回、98.4Kgが1ヶ月で今回94.8Kgになってる!…4と8の記入間違いかな?」

「…。」

「えっ!ええっ~!データも体重も本当?」

「たぶん、そうだはず。」

「うわぁ!なんで?なんで?何をしたの?」

 

つまり、体重が1ヶ月で3.6Kg減量し、脂質も肝機能もほぼ正常になっていたのです。

どうしてコントロールがついたのかとしつこく訊くと、

「最近、またポケモンGoをやりはじめた。」のだそうです。

バスで豊見城まで行ったり、新都心のメインシティに行ったり、伝説のポケモンをゲットするためにあちこちを歩き回ったのだと説明してくれました。

「なんだそれ!(笑)」

あれほど運動療法やら食事療法やらの指導や励ましをしても(膝や腰が痛い)と反応が薄かったのに、伝説のポケモンだけでこんなに良くなるとは!

もうびっくりです。

 

最近、ダイエットにゆきづまっているあなた!

ポケモンGoはいかがですか?

意外に効果がでるかも知れませんよ(笑)。

 

 

 

やる気スイッチ

 

なかなか「やる気スイッチ」が入りません。

(いったい誰に宣言しているのでしょう?(笑))

メールの返事や書類の点検、講演会の準備などなど、「やらなければならないこと」が目の前に山積みになっていますが、ゆるく時間だけが過ぎていきます。

焦るのなら、それも私のスイッチを押すきっかけになるのでしょうが、焦ったら焦ったで、仕事量の多さと困難さにたぶん本当にパニックになるので、恐らく自己防衛機能が働いています。

「やる気スイッチ」はいったいどこにあるのでしょう?

私の場合、恐らく背中に手を回しても届かない左右の肩甲骨と肩甲骨の間の上辺り…で、番号合わせのダイヤル式の鍵でロックされているのだと思います。

思い出そうとして必死に考えても思い出せなくて、別のことをしていたらふと数字のならびが頭に浮かんでくる…という感じですね。

こういう時は何をやってもダメで、とにかく形だけでも取り掛かってみるしかありません。

集中力や持続力などもあてになりませんし、成果も期待できないのですが、形だけでも机の前に座り続けることをしてみます。

(ネットサーフィンをしない賢明さだけはありました!)

さて、今日ぐらいに「やる気スイッチ」は入ってくれるのでしょうか。

 

 

 

インフルエンザ流行状況(2017年第48週)

 

NAHAマラソンが過ぎて、沖縄も急に冷えた気がします。

朝のミーティングではスタッフが「スマホで確かめたら13℃だった。」とびっくりしていました。

本土の気候と比ぶべくもありませんが、沖縄の人間にとって気温の変化は(特に急激な寒さは)体が追いついていかない感じがします。

咽喉の痛みや咳、鼻水を主訴に受診される方が急に多くなってきました。

 

インフルエンザの流行状況でも那覇市保健所管内で定点患者報告数が8.50人と前週の6.92人から増加していっています。

注意報基準値が10人以上ですから、基準値を上回っている地域はありませんが、本格的な冬を迎えますから、注意が必要です。

 

 

注意喚起はしつこいぐらいがちょうどいいのかも知れませんね。

手洗いと咳エチケットはお互いに声をかけあって、しっかりと取り組んでいきましょう。

 

いつまでも悲しんでいない

 

このブログでは渡辺和子さんの言葉を数多く引用していますが、私にとってその言葉の多くが自分への戒めだったりします。

例えば、「人間としてどう生きるか」から。

 人間としてどう生きるか 渡辺和子著

 

「いつまでも腹を立てていない。いつまでも悲しんでいない。いつまでも喜び躍って、笑い転げていない。ある程度適当に処理しておさめることができる。それが大人というものです。」

 

これは私にとってなかなか難しいことです。巳年生まれの私は「執念深くてしつこい」らしいので、切り替えがあまり上手な方ではありません。

喜怒哀楽の情の泉に、どちらかと言うといつまでも浸っていたいのです。

特に、喜び躍るようなことがあれば、それを何度も反芻しては、ニヤニヤしていたいのです。

 

しかし、それを適当におさめることが「大人」のあり方だと言っています。

腹を立てること、悲しむこと、喜び躍ること、笑い転げること。それらをほどほどにして消しなさいと言っているわけではありません。感情は否定されるものではないでしょう。

まず、喜怒哀楽を自覚することが大切です。「気づき」ですね。

ティク・ナット・ハン師が言う「マインドフルネス」と通じるものです。

喜怒哀楽の情を、気づきのエネルギーであるがままに認める。それを優しく抱擁する。そうすると、そこにある感情をやわらげ、楽にすることができるのだと言います。

 

そうやって、自分のあるがままを洞察することができるのが「大人」なのだと思います。

 

私の師匠たち

 

幸せなことに、私には何人かの「師匠」がいます。

もちろん、各分野、それぞれの道に通じた方たちです。

例えば、ランニングの師匠、カメラの師匠、浦添市(特に経塚)史の師匠、マジックの師匠…。

どれも勝手に師匠と呼ばせていただいているので、「弟子にした覚えはない!」と一喝されてしまったらどうしようかと思わないでもないですが(笑)。

今のところ、皆さん、快く(?)私に教えを授けてくれます。

 

実際にやってみて思うのは、「やっぱり師匠はすごい!」です。

その道にかけた年月と熱意と情熱が違います。

誰かが「熱意」とは伝えられるもの、「情熱」とは持続する熱意と言っていました。

「熱意」は熱い意志ですから、エネルギーですね。

そのエネルギーを涸らすことなく続けていくこと。それが情熱。

私はその説明が一番好きです。

 

そういう師匠に囲まれて、楽しみながら生活しています。

本当に幸せ者だと思います。

 

 

詩「燃へろ!」

 

国立国会図書館デジタルコレクションの中に林芙美子さんの詩集「蒼馬を見たり」が収蔵されていて、パソコンで見ることができます。

→ こちら 「国立国会図書館デジタルコレクション 蒼馬を見たり」

 

私は、その中の「燃へろ!」という詩が好きで、林芙美子さんの「叫びたい」「怒鳴りたい」と言う純粋な怒りに憧れます。

生きていくために燃やすもの…。それは火花を散らして燃えたぎる真実の心であること。

「燃へろ!」と叫ぶのは、それが自燃性のものではないからかも知れません。

無理矢理にでも燃料をくべながら「燃へろ!」と風を送らなければ、押し潰されてへこんでしまいそうになる現状です。

みんな頑張っているんです!

自分自身に対する必死の応援歌のようです。

 

 

   燃へろ!

 

 燃へろ!

 燃へろ!

 それ火だ火の粉だ

 

 憂鬱を燃やせ!

 真実の心は火花だ心だ!

 馬鹿にするな

 馬鹿にするな

 貧しくつても

 生きるのだ!

 

 大きな樹の上に止つて

 私の子供のやうな心は

 ねー狂人のやうにこんなに叫びたいのです。

 

 

 

 

 

季節外れのサガリバナ

 

実家のサガリバナ(サワフジ)が、この時期、咲いていました。

あわてて調べてみたのですが、サガリバナは普通6月から8月が開花時期のようですね。

 

季節外れの緋寒桜はテレビのニュースで良く見かけていたのですが、サガリバナまで季節を外してしまったようです。

ただし、やはり一夜限りの開花でした。

 

何が季節を勘違いさせたのでしょう?

 

沖縄気象台は9月から11月の沖縄の秋の平均気温が統計開始以来最高だった去年の平均気温と並んで高かったと発表していました。

平年よりも+1.3℃高かったそうです。

そういうことも関係しているのかも知れませんね。

 

写真は私の父がスマホで撮影してくれました。