詩「燃へろ!」

 

国立国会図書館デジタルコレクションの中に林芙美子さんの詩集「蒼馬を見たり」が収蔵されていて、パソコンで見ることができます。

→ こちら 「国立国会図書館デジタルコレクション 蒼馬を見たり」

 

私は、その中の「燃へろ!」という詩が好きで、林芙美子さんの「叫びたい」「怒鳴りたい」と言う純粋な怒りに憧れます。

生きていくために燃やすもの…。それは火花を散らして燃えたぎる真実の心であること。

「燃へろ!」と叫ぶのは、それが自燃性のものではないからかも知れません。

無理矢理にでも燃料をくべながら「燃へろ!」と風を送らなければ、押し潰されてへこんでしまいそうになる現状です。

みんな頑張っているんです!

自分自身に対する必死の応援歌のようです。

 

 

   燃へろ!

 

 燃へろ!

 燃へろ!

 それ火だ火の粉だ

 

 憂鬱を燃やせ!

 真実の心は火花だ心だ!

 馬鹿にするな

 馬鹿にするな

 貧しくつても

 生きるのだ!

 

 大きな樹の上に止つて

 私の子供のやうな心は

 ねー狂人のやうにこんなに叫びたいのです。

 

 

 

 

 

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