運気

 

占いや迷信を毛嫌いする人もいますが、妖怪やUMAなどと同様に私は人間の想像力について畏敬の念とともに感心しますし、どちらかと言うと楽しくお付き合いする方です。

ただし、その占いで、12年に1度の悪運だとか、1年で最も悪い月だとか言われた日には、心中穏やかでいるわけにはいきません。

と、普通ならそういう反応がマトモなのでしょうが、実はそう悪い気分になっているわけでもないことに気づいています。

以前にもお話しましたが、厄年と同じで、考えようによっては「運が悪い」と言われている時期は生きやすいのです。

「悪いこと」が起きてしまっても、とても気が楽です。

なぜなら、その「悪いこと」は、私のせいではなく、運が悪いから起きたことだから。

人はどうしても、因果関係に理由を求めてしまうものです。

何か悪いことが起きてしまった時には「何で私の身に?」「何が悪かったのだろう?」とふと思ってしまうものです。

運が悪いのだと占いで出ている時は、その問いかけにも即解できます。

「なぜなら、私の運気が最悪だから。」

「私が悪いのではないのだ。運が悪い。」

これは、昔からの生きていくための生活の知恵なのだとつくづく思います。

おみくじになぜ「末吉」や「凶」があるのか。

今が最低、あとは上がるだけというメッセージにどれだけの人が励まされることでしょう。

逆に最高の運気と言われた時の方が、実はビビってしまいそうです。

…ということで。

私は今年、そして今月が、最低・最悪の運気らしいです(笑)。

 

 

仕次ぎ

 

私はお酒をあまり飲まなくなってから、だいぶ経ちます。

と言っても、勧められたり相手がある時には飲みますが、ひとりでは飲まなくなりました。

父方の血を受け継いでいるらしく、もともとがあまりお酒に強い方ではありません。

しかし、大学時代には先輩や同僚たちと酒席で熱く語り合うのは刺激的で魅力的でしたし私にとっては大切な時間でありました。あの時代に夢を語り合う関わりが持てたのは素晴らしい経験だったと思います。

その場を経験していくうちに「鍛えて飲めるようになった」タイプの人間なので、飲まなくなったら途端に飲めなくなりました。

さらに、性格的にどうしても「酒を飲むのではなく、飲まれるタイプ」なので、酒の席にまつわる失敗談が山積していて、心身ともに健康でいるためには、今の方が良いのだと思っています。

五戒のうちの「不飲酒」を、あまり苦労せずに守っている感じです。

 

そんな私でも「ああ、わかるわかる。本当にそうだよなあ」と膝を叩いた言葉を見つけました。

「人生一生 酒一升 あるかと思えば もう空か」

人生をお酒に例えているあたり、酒呑みの言葉なんでしょうが、わかります。

夢中になって時が経つのも忘れている時に、ふと我に返ると残りがもうわずかになっている。

「少年老い易く学成り難し」が正攻法なら、この「酒一升」は私達オヤジたちの心の叫びに近いものがあります。

残りのお酒をちびりちびりいくか、ぐっと飲み干してしまうか。

 

実はですね。裏技があります。

沖縄の古酒(クース)には、「仕次ぎ」という手法があるのです。これは、古酒をつくる際には欠かせない作業です(笑)。

最低でも、年に一度仕次ぎすることで、おいしいお酒をつくることができます。

 

人生にとっての「仕次ぎ」とは何になるのでしょう?

自分にとっての「仕次ぎ」を探していくのも、必要かも知れませんね。

 

 

チームTシャツ

 

NAHAマラソンに向けて、チームTシャツを作ってしまおうということになりました。

高校時代にはバレーボール大会に向けてクラスTシャツをつくった思い出があります。

大学時代には琉球大学医学部医学科の首里高校同窓会(養秀医学会)で、遊びでイラスト入りのTシャツをつくりました。

おそろいのシャツを着ると士気が上がりますね。

 

時間があまりないので、私が勝手にデザインをこねくり回して作っています。

久しぶりにフリーソフトの「Inkscape」や「GIMP」を起動させました。

Illustratorは高価で手が出せないのですが、フリーソフトと言えども私にとってはInkscapeも高機能すぎて使いこなせていません。

 

いろいろとガチャガチャとやった後に、何種類かのカラーサンプルを皆に見てもらいました。

「これがいいです。」

なんと!

好評だったのは、最初に作ったシルエットカラー。

デザインって手を加えすぎても良くないことがわかりました。

やっぱり難しいものですね。

 

 

コント

 

診察室では、時々コントのような面白いことが起こります。

今日、今まであまり病院に縁がなかったという男性が受診してきました。

私は男性から一通りの症状を聞いた後に、身体所見をとるために聴診器を手に取りました。

「(服を)上げてください。」

男性は少しためらった後に、(ああ、そうか)と合点がいった感じでいきなり両手をあげました。

「え?」

私の反応に男性の方もびっくりしました。

「え?」

両手をあげた男性と聴診器を耳にあてて前かがみになりかけた私の目が合わさりました。

少しの間があったでしょうか。

「『両手をあげろ!』じゃないですよ」と大笑いの私。

「なにしろ初めてなもので」

「じゃあ『金を出せ!』って言ったら?(笑)」

「いやいや、それは…(笑)」

「医者が脅迫してきたと思ってびっくりしました?」

男性はようやく自分のした動作が滑稽だったことに気づいたようでした。

「そうですね。初めての人にはわかりにくかったかも知れませんね。聴診するので服をあげてくださいという意味だったんですよ。」

「そうでしたか。あはは。」

 

こんなコント、ドリフがやっていたんじゃないかなぁと思って、しばらくニヤニヤしていました。

 

 

 

バブル図

 

最近のソフトは視覚的に面白いものが多いですね。

マインドマップだけでなく、バブル図を描くこともできるようになっているのにはびっくりしました。

勝手気ままに思い浮かんだワードを、それこそバブルで包み込むように、その場に落としていきます。

To Do Listはどうしても堅苦しい感じがするのですが、バブル図はどう見てもゲーム感覚です。

落とした後に関連づけて整理していくと、なんだかすっきりしますし、1日の流れがイメージできます。

それと、センターのバブルをひっぱると、ぐにゅーっと引っ張られていくイメージは秀逸です(笑)。

最近はマインドマップそっちのけで、これで遊んでいます。

 

 

秋台風

 

10月に台風が発生しないわけがないのですが、さすがに今年はもう打ち止めのような気持ちでいました。

台風26号(イートゥー)が遠くトラック諸島近海で発生しています。

 

 

NHK沖縄の夕方のニュースによると、沖縄に近づくにつれて勢力を増してくるようです。

秋台風と言えば、迷走しているイメージがあります。

コースが典型的でないことが多いのでしょう。

ヨーロッパ中期予報センターの予報でも沖縄に近づいてくるのですが、今ひとつ鮮明なイメージが湧いてきません。

今後の最新予報に注意が必要ですね。

なんでもない話

 

大したことでもなく、あり得ないことなのですが、ふと疑問に思ったことがあります。

星新一のショート・ショートSFではありませんが、例えば地球に宇宙人が来訪したとして、地球人をどう紹介したらいいのでしょう。

何らかの理由で、1人しか紹介できないとしたら?

哲学的な話ではなく、単純な話です。

おむつもまだ取れない赤ちゃんを地球人代表にするわけにはいきませんね。

じゃあ、成人。でも、何歳ぐらいの人?

75億人の平均年齢をとりましょうか?

それだと、高齢者については情報を伝えることができませんね。

当然ながら、世の中には1人として同じ人がいません。

同じ人でも、一生の中で成長し、子どものときと大人になってからでは、姿も変わっていきます。

声も変わりますし、髪の色も、もしかしたら肌の質も変わってきます。

考え方も変わってきます。

 

ものごとをありのままに見る、伝えることって、ひとつを切り取ったり、瞬間の場面を提示するだけでは、やはり無理があるのですね。

ふと、そんなことを考えていました。

 

 

一時停止

 
左足腓腹筋のトラブルがあって、ランニングの練習どころか、歩くのにも不自由している状態です。

 
東京で、出発時刻が迫っていたモノレール駅の階段を駆け上がっている時に、それは起こりました。
 
左足のふくらはぎに「フツッ」とした感覚があって、その途端に激痛が走ったのです。

 
「え?こんなので?」
 
階段から落ちないようにケンケンでよろめきながら、ショックを受けていました。

 
専門ではないので自信はありませんが、自分の見立てでは「筋挫傷」つまり、「部分的な肉離れ」。
 
でも、激しい運動をした覚えもないし、筋肉疲労を起こすほどマジメにトレーニングもしていません。
 
ショックなのは、その程度の軽い負荷で起こってしまったということ。

 
ですから、勝手に出張中に履いていた靴が合わなかったのが原因なのだと思うようにしています(笑)。
 
NAHAマラソンに向けて、10月は走り込み期に当てたかったのですが、それもできなくなってしまいました。

 
安静が優先されます。(いつも私が患者さんに言っていることです。)

 
「それってピンチですよね。」
 
まさしく、人生山あり、谷あり、ですね。

 
こういう時期も楽しむ余裕を持ちたいものです。
 
 
 

 

星座になったゴジラ

ゴジラが星座になったというニュースが入ってきました。

それも、富士山の近くで放射熱線を放出しているみたいです。

「おお!ゴジラ座ってこと?」

「星座は昔から88って決まっているはず。そんなことできるの?」

舞い上がる気持ちを抑えながら記事をよく読んでみると、私達がいわゆる星座として認識しているオリオン座やサソリ座などは国際天文学連合(IAU)が定義しているのですね。

今回、ゴジラを星座に認定したのは、それとは別団体の「フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡」研究チーム。

なんでもフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡を搭載した観測衛星の打ち上げ10周年を記念してのことなんだそうです。

もうひとつ。肉眼で見える星の数に匹敵する3000以上のガンマ線天体を発見したことも記念しているそうですね。

ですから、「ゴジラ座」はガンマ線天体を線で結んだ星座。肉眼で見えるものではなかったのでした。

NASAのサイトはこちら → https://fermi.gsfc.nasa.gov/science/constellations/

それにしても、ついに星座にまでなってしまったゴジラ。

やはり最強です。

 

沖縄県透析医会講演会

 

今日は夕方から沖縄県透析医会講演会があります。

 

武蔵野赤十字病院副院長の安藤亮一先生による特別講演を予定しています。 

 

テーマが

「透析医療における医療安全のこれまでとこれから」

 

台風や大雨、停電などの被害で、医療の安全について身に染みているだけに、良いタイミングで学ぶ機会を得ました。

 

私も(珍しく?)一般演題の座長として参加させていただきます。