運気

 

占いや迷信を毛嫌いする人もいますが、妖怪やUMAなどと同様に私は人間の想像力について畏敬の念とともに感心しますし、どちらかと言うと楽しくお付き合いする方です。

ただし、その占いで、12年に1度の悪運だとか、1年で最も悪い月だとか言われた日には、心中穏やかでいるわけにはいきません。

と、普通ならそういう反応がマトモなのでしょうが、実はそう悪い気分になっているわけでもないことに気づいています。

以前にもお話しましたが、厄年と同じで、考えようによっては「運が悪い」と言われている時期は生きやすいのです。

「悪いこと」が起きてしまっても、とても気が楽です。

なぜなら、その「悪いこと」は、私のせいではなく、運が悪いから起きたことだから。

人はどうしても、因果関係に理由を求めてしまうものです。

何か悪いことが起きてしまった時には「何で私の身に?」「何が悪かったのだろう?」とふと思ってしまうものです。

運が悪いのだと占いで出ている時は、その問いかけにも即解できます。

「なぜなら、私の運気が最悪だから。」

「私が悪いのではないのだ。運が悪い。」

これは、昔からの生きていくための生活の知恵なのだとつくづく思います。

おみくじになぜ「末吉」や「凶」があるのか。

今が最低、あとは上がるだけというメッセージにどれだけの人が励まされることでしょう。

逆に最高の運気と言われた時の方が、実はビビってしまいそうです。

…ということで。

私は今年、そして今月が、最低・最悪の運気らしいです(笑)。

 

 

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