テンヨー・マジック

 

那覇のコープに行ったついでに、その中にあるトイザらスに必ず寄るのは

マジックコーナーで新製品が出てないか、確認するためです。

 

テンヨーのマジック・グッズは、ご存知の通りマジックを身近にした点で画期的です。

グッズを手に入れれば、誰でも一通りのことができますし

しかも、斬新なアイディアを披露することに関して惜しむことがありません。

 

やはり、お気に入りなのは

World Gratest Magic シリーズです。

 

「傑作マジックの数々をテンヨーとその考案者のコラボレーションでお届けいたします。」

 

例えば、破いたカードの復活というテーマは様々な解決策が考案されていますが

テンヨーのそれは、ルーパー・フィドラーが考案した「ゴッドハンド」です。

 

 

スライハンドを使わずに、そう来たかとさわやかに笑えました。

 

ルーパー・フィドラーは、オーストリア人で

例えば、ほかに「超能力者の鍵」や「魔法のじゅうたん」などの多くの作品をテンヨーに提供されている方です。

 

どちらかというとマジックそのものよりも

目の錯覚や光学的な特性、パズルを組み合わせた作品が得意な方だとお見受けいたしました。

 

でも、やっぱりアイディアとしては、とうていマネができるようなレベルではないので

コレクションに入れてしまうのですよね。

 

「ザ・サードアイ」など、悩んだのですが、やっぱり買ってしまいました。

(これもルーパー・フィドラー考案です。)

 

 

パーティなどに良いですよ。

1度クリニックの懇親会に使って盛り上がりました。

 

 

「舟を編む」

 

産業医の研修のために、トータルで約1週間ホテル住まいをすることがありました。

 

ということは、夜は集中的に読書の時間にあてることができます。

幸いに、ホテルの近くに書店があり、毎日研修の帰りに立ち寄っては物色して買っていました。

ふだんはまとめ買いをすることが多いのですが、そういう事情もあって

その日の気分で手に取る本の出会いを楽しんでいました。

 

 

その中の1冊に、「舟を編む」がありました。

最近、映画にも公開されていますし、是非映画のほうも観たいと思います。

(まだやってるかな?)

 

辞書を完成させるということが、どれだけ困難な道のりであるのかということ

壮大な歩みに、人の生命の尺(持ち時間)が、どれだけ短いものなのか

 

 

以前に、コトやモノに対してパーッと燃え上がるエネルギーが「熱意」で

それを持続させるものが「情熱」だと教えてくれた方がいました。

地味だけれども継続していく強さに、その困難さがわかっているだけに

人々は惜しみない賛辞を贈ります。

 

 

そういう意味で、登場人物たちの情熱の凄さに圧倒されました。

本の帯にもありましたが

「10年後の自分に恥ずかしくない仕事がしたい!」

 

 

将来の自分から見て、今の自分を振り返りたくなる。

確かにそういう本でした。

 

 

日光浴は血圧を下げる

 

今年、5月14日から沖縄は梅雨入りしました。

そういう時期に、なんてタイミングの悪い話なのだろうと思わなくもないのですが。

日光浴と血圧の話です。

 

血圧が高いのを、薬を飲むこと以外の方法でコントロールしようとすると

(塩分制限はもちろんのこととして)

まず思い浮かぶのは、ウォーキングなどの有酸素運動ですね。

 

ほかにもヨガ、瞑想法、呼吸法など、有効だと言われているものはいくつかあがりますが

有酸素運動ほど証拠があがっているわけではないようです。

 

今回は

International Investigative Dermatology Conference in Edinburgh 2013

という国際研究皮膚科学会からのお話を紹介します。

 

そこで、血圧と太陽の光を浴びることの関連についての報告がありました。

 

つまり日光浴です。

とりわけ紫外線は血圧を下げる効果があるらしいという報告です。

 

ご存知の通り、紫外線に過度にさらされることは、皮膚がんなどのリスクが高まってしまいます。

ですから、必要以上の紫外線曝露はもちろんいけないことですが

血圧との関連を見出したことは面白い発見だと思います。

 

紫外線は皮膚に照射されると、血管を緩和させて血圧を下げる効果があるとのことです。

 

この実験では、20分間の日焼け用の紫外線ランプを浴びてもらいました。

面白いことに、紫外線を浴びているときは血圧が下がったのですが

その後はすぐにもとのレベルに戻りました。

 

太陽光はほかに、ビタミンDを生成するなどの多くの利点が知られていますが

血圧が下がるというのは興味深いですね。

 

今後は、皮膚がんのリスクとの兼ね合いもありますから

どれだけの量を浴びることが適正なのか、探っていくことになりそうです。

 

1-NEC_0356

 

日暈(ハロ)は前兆?

 

5月2日、那覇の近辺でみられた

見事な内暈(ハロ)は、人々の視線を天頂へと誘いました。

1-halo

実は2012年7月17日の朝にも

那覇の空に内暈が見られていました。

 

朝、東の空の内暈は半円でしたが

その代わり、上空のほうに環天頂アークと呼ばれる逆さ虹が観察されました。

halo

 

実は、そのまた数日前に北部で環水平アークと呼ばれる現象がみられています。

 

ちょうどボーイスカウトの団キャンプで

それを見ていた小さなスカウトたちは

「あれは何?きれいだけど、不吉じゃないの?」

と騒いで不安がっていました。

 

確かに、地震の前触れだとか、乱世の予兆だとか。

そういう言い伝えがあるのも確かです。

 

それをスカウトたちに、そのまま受け売りすることができなかったので

少しネットで調べてみると、こんな解釈に出会いました。

 

 

西洋でのお話です。

内暈(ハロ)や環天頂アーク、環水平アークなどの虹は、天使たちが見せてくれる贈り物だという解釈です。

 

そもそも、虹をあやつることができるのは、天使たちだけが許されている御業(みわざ)なのだとのこと。

空をキャンバスに、素晴らしい彩りのこれらの現象は、天使たちからの贈り物だというのです。

 

スカウトたちは、その説明に喜んでくれました。

 

そのほうが夢があっていいですよね。

 

 

 

母の日の贈り物

 

出張があって、土曜日から東京に行っていた私たち夫婦は一泊して日曜日の夕方に帰ってきました。

 

日曜日は母の日です。

最近は、多忙で子ども達との時間もままならないので、あまり期待していない風を装う母親でした。

 

夕食に外食で済ませようと外へ出たときに

「みんな、今日は何の日か知ってるの?」

と、しびれを切らした私が思わず話を切り出すと、何とも煮え切らない返事が返ってきます。

 

レストランの席についた途端に、娘達が

「お母さん、いつもありがとう」

と、次女が描いた絵を贈りました。

 

1-mamas

サプライズで、もっと驚かせようとしたところに

父親が話題をふってきたので、娘達は、正直あせったそうです。

 

全くお金がかからない贈り物ですが

気持ちがこもっているのがよくわかって、お母さんも嬉しそうでした。

 

 

「しあわせの書」

 

「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術」泡坂 妻夫著

これはすごい本です(笑)

 

初版が1987年なのに、今でも時々本屋さんのプッシュがかかったりしますので

平積みされたこの本を見覚えのある方は少なくないのではないでしょうか。

 
 

 

題名が題名だけにスピリチュアルものなのかと勘繰る方もいるかも知れませんが、違います。

どちらかというと、内容はおどけたミステリーものといった感じです。

読みなれた方には、言い回しや言葉の使い方に少し違和感を覚えるかも知れません。

それは、ある理由があり、どうしても達成しなければならない目的があるためです。

 

解説が、松田道弘さんというところがミソですね。

松田さんは「あそびの冒険」や「クロースアップ・マジック事典」「松田道弘のマニアック・カードマジック 」など

数多くのマジックの書物を著していて、その膨大な知識は驚愕するばかりです。

そういう方が、解説をなさっているのです。

作家の泡坂妻夫さん自身もマジシャンの顔をお持ちの方です。

 

そう、マジック好きにはたまらない本なのです。

 

この本の最大の特徴は、小説の中に「しあわせの書」そのものが登場してくることです。

そして、「しあわせの書」が鍵となって、物語が展開していきます。

作中で「しあわせの書」は、奇妙なしかけがあるらしい文庫本として描かれています。

 

最後まで読んだ読者は、あることに気づかされます。

「そうだ。今、私が手にしているのは、ひょっとして『しあわせの書』そのものじゃないか?」

 

 

読心術など超能力をにおわせるマジックのことをメンタルマジックと総称します。

最近流行のメンタリズムという言葉は、そこから来たものでしょう。

 

そして、本や雑誌などを使って、相手が選んだ任意のページの言葉や文字、図などを言い当てるマジックを「book test」といいます。

 

もし、この本が、実はメンタル・マジックのツールでもあると言ったらどう思われますか?

マジック・ツールとして販売してあるのなら、値段はもっと跳ね上がってもおかしくないと思います。

あくまでも「文庫本」なので400円そこいら。

 

ああ、もうこれ以上は書けません。

とにかく、凄い本なのです。

 

 

泡坂妻夫さんは、地道で細かい、凄い仕事をされたと思います。

 

 

ストレスに対するアファメーションの効果  文献から

 

 

昨日の話題に引き続き、セルフアファメーションのお話です。

 

セルフアファメーションは、急性的なストレスに対しての有効性は以前から言われていました。

今回は慢性的なストレスを受ける状況で、創造性や問題解決能力が必要な仕事に対しても有効だったというお話です。

 

Self-Affirmation Improves Problem-Solving under Stress.

PLoS ONE 8(5): e62593. doi:10.1371/journal.pone.0062593

 

重いレベルのストレスが、仕事の処理能力や創造性の妨げになることは前から知られていることです。

にも関わらず、ストレスの影響を緩和するために、積極的に策を講じているとは言えません。

 

 

セルフアファメーションが、ストレスを和らげ処理能力や創造性について有効性を示すかどうか

80人の大学生を2つのグループに分けて、テストしてみたそうです。

journal.pone.0062593.g001

このグラフの縦軸にあるRATスコアについて説明します。

 

 

RAT(Remote Associate Test)というのは、相互に関連がうすいような3つの単語を見せて

その全てに関連がある4つ目の単語を考え出させる、という内容の試験です。

例をあげると「肩」「輪」「運転」という3つの単語を見せます。

答えは「車」です。

「肩車」「車輪」「車を運転する」

 

英語版ですが、ためしにやってみたい方はこちらのサイトでできますよ。

 

 

「自己の有用性を認識」させたグループは、ストレスが強い状況であったのにも関わらず

明らかに処理能力が上回っています。

(弱いストレスでは差が出なかったのが印象的ですね。)

 

つまり、セルフアファメーションは

ストレスの有害な影響(モチベーションの低下や身体の不調、不眠など)を和らげるだけでなく

よりポジティブな有効性が示されたというものでした。

 

 

とても興味深いお話です。

 

 

「ほめて育ててくれたら、私はもっと伸びる子だったのに。」

と冗談で言っていた知り合いがいました。

 

あながち冗談ではないかも知れません。

 

 

 

 

セルフアファメーション (自己肯定)の練習について

 

 

Self-Affirmation (自己肯定)の効果についての文献を多く目にします。

(その文献については明日紹介する予定です。)

 

やはり、知りたいのはそれをどのような方法でしているのかということですね。

「良いということはわかった。そしたら、次はどうしたらいい?」

やり方が知りたいところです。

もちろん「自己肯定」という目的があっての方法論ですから

これでなくてはダメだという決まった方法はないでしょうね。

様々な方法があるようなので、自分なりにまとめておきたいと思いました。

 

ほかに良い成書などがあって、見つけることがあったら紹介したいと思いますが

今の時点では私が解釈しているSelf-affirmationの方法はだいたい以下の通りです。

(個人的な考えも多いので、間違いがあるかも知れません。)

 

 

1)自分の長所をあげて書き出す

 

ナンバーワン(他者との比較)ではなく、自分らしい長所(オンリーワン)をできるだけ多く挙げてみましょう。

たとえば「動物を見るとやさしい気持ちになれるのは私の長所」でも良いのです。

ほかの人と比べてしまったら、とるに足らないことかも知れませんが

そういうことでも立派な長所だと思います。

 

2)自分の好きなところを見つけ出す

 

「私なんて好きなところなんて、全くない!」という方がいます。

「顔も声も、性格も嫌い!」という方がどんなに多いことでしょう。

 

「好き」というのは、実は周りの他人の価値観にしばられていることが多いものです。

ファッション、流行、ライフスタイルなどがそうでしょう。

それら既存の価値観を手放すことも必要だと思います。

自分の好きなところがないという方は、まず「好きなこと」は伏せておいて

「なくしてしまったら困ること」をあげてみてはどうでしょうか。

「この目が見えなくなったら困る」

「手指が動かなかったらパソコンが打てなくなる」

「息ができなくなったら苦しい。」

それらなくしてしまったら困ると思っているひとつひとつのことを、多少強引でも「好きになれないか」と問いかけてみてはどうでしょうか。

「物が見えなくなったら、そりゃあ困る」→「きれいなものを、ずっと見てたいもんなあ。絵画とか。」→「絵画を鑑賞するのは確かに好きだ。」→「絵画鑑賞してる自分って好きかも知れない。」

そういうことをできるだけたくさん見つけ出してみるのです。

 

3)自分の心身に対するケアの計画を書き出す

 

真面目に生活している人ほど、とかく自分のことを認めないものです。

自分を粗雑に扱うのではなく、心身をどう守るか計画を立ててみましょう。

リラックスするための音楽鑑賞でもよいし、ストレス発散のための軽い運動でもよいです。

自分のことを大切に扱うメニューをたててみましょう。

 

4)自己ストローク

 

今まで自分がやってきた「手柄」について、ほめちぎって書いてみるのです。

誰に読ませるというものではありません。

たぶん、誰かに読まれたら赤面するぐらいの代物を書いてみるのです。

「いかに自分がしたことが、素晴らしかったのか。」

具体的に細かく書いてみましょう。

 

5)他者ストローク

 

自分のことを喜び、感謝してくれる誰かを想像します。

その人の視点から、自分に向けて喜びや感謝の言葉を贈ってみるのです。

「こんなこと思ってほしいって期待して、違っていたら恥ずかしい」なんて思わないで、ずうずうしく書いてみてください。

 

6)愛され認められた思い出を書き記す

 

幼いころ、周りの大人たちにほめられたこと、自慢されたことがあったと思います。

成長した後にも、誰かに愛された思い出を書き記してみます。

親や祖父母、先生、友達、同僚。彼らの表情とともに思い出して書いてみます。

 

7)願いが実現したら、どんな気持ちになるかを書きだす

 

自分の願いや目標が必ず実現すると信じましょう。

そして、実現したその時の心のうちを想像してみましょう。

喜びに満たされた想いや、助力者への感謝の気持ち、それを言葉にした時の自分や相手の表情。

花束が準備されているかも知れません。お祝いの席を設けているかも知れません。

想像したことをできるだけ詳細に書いてみるのです。

 

8)貢献したことを書き出す

 

奥ゆかしく下支えのように善行を重ねてきたことは確かに美徳でしょう。

けれども、ここでは、今まで自分が他人に対して、してあげたこと

声をかけて励ましてあげたこと

助けてあげたことをできるだけ多く書いてみましょう。

 

flower05

 

どれも書き出して、自分の目にすることが大切だと思います。

何度も読み返してみても良いでしょう。

他の誰にも読ませる予定も必要もない、自分のためだけのメモ書きのようなものです。

 

 

 

 

サンニンの花

 

サンニン(月桃)が花を咲き始める季節になりました。

 

5月の連休を過ぎても、朝夕が肌寒い天候が続いていて

ひょっとしたら季節感を忘れてしまいがちになるのですが

しっかりと植物は季節を刻んでいたのですね。

 

 1-NEC_0374

 

うちのクリニックに通われている方に、元気象予報官の方がいまして

毎年5月10日頃が梅雨入りの時期なのだと教えてもらいました。

 

すると、もうすぐ沖縄は梅雨に入るのかも知れませんね。

 

確実に季節は移り変わっていきます。

 

 

酒の神バッカス

 

ギリシャ神話に登場する神の中にディオニュソスという神がいます。

 

 

別名をバッコスといい、ローマ神話ではバッカスとして知られている神です。

 

バッカスは酒の神で、酩酊、狂気、激情などを表しています。

お酒に酔いつぶれ、時に意識をなくして暴れたりします。

その暴れ方たるや、時に悲劇を生み出していきます。

1-Caravaggio

 

 

ほどよいお酒は、日ごろの仕事のストレスから解放し、リラックスさせてくれるでしょう。

 

度を過ぎると、お酒は破壊的な刃を自他ともに向けることになります。

 

この絵はカラヴァジョという画家が描いたバッコスですが

画家自身、乱暴者であったとされています。

 

この絵のバッコスは、お酒に酔い、狂気からさめた後のけだるさが描かれているようです。

 

お酒の飲み方は、いくつになっても難しいものです。

ディオニュソス的に破壊的にならず

冷静にスマートに、アポロ的に飲めたら人生はもっと充実していたに違いないと思うのです。