習慣

ある本を読んでいると、こんな文章に出会いました。

「幸福になる7つの習慣」というものです。

「幸福」は「健康」ともとれますね。

この項目のどれもシンプルですが、とても大切なものです。

 

1)運動をする

2)頭の体操をする

3)心を刺激する

4)他人に親切にする

5)友人と楽しいひとときを過ごす

6)自分をもてなす

7)自分を祝福する

 

これらを「いつかする」ではなくて、少しでも毎日行っていければと思います。

特に「1)運動をする」は、毎日する習慣がなければ面倒臭くなってしまいますね。

 

 

インフルエンザ流行状況(2017年第12週)

3月29日付で発表された第12週(3月20日~26日)の沖縄県インフルエンザ流行状況です。

詳しくはこちら → 「沖縄県インフルエンザ流行状況.pdf

 

沖縄県全体の定点あたりの報告数は17.17人で前週の22.84人からは減少しています。

しかし、注意報の終息基準値は10人未満ですから、まだ終息には程遠い値ということになります。


また、保健所管内別にみると、那覇保健所管内では微増しており(23.75人→24.83人)まだまだ油断はできません。

 

全体の数は減ってきたものの、前回もお話した通り、B型が増えてきている状況です。

 
また、感染性胃腸炎にも注意が必要です。

詳しくはこちら → 「那覇市感染症週報.pdf


「手洗い」「咳エチケット」のご協力をよろしくお願いします。

 

 

動物占い

仲間うちで雑談をしていて、ふと「動物占い」が話題にあがりました。

「頼みもしないのに、勝手にやってくれた人がいたんだけどね。」

動物占いというのは、四柱推命をもとにした以前に流行った占いです。

四柱推命では漢字の表現が難しいイメージだったのが、動物にあてはめることでぐっと親しみやすくなっているものでした。

例えば、沐浴がチーター。建禄がライオン。養はコジカとなっています。

確かに、絶や病、死などというよりも、それぞれペガサス、コアラ、ゾウと表現した方が言われた人はどんなに良いか知れません。

 

「自分はペガサスだったんだけど。」

一般的な動物占いに登場する動物は、ざっとあげると12匹。

サル、チーター、黒ヒョウ、ライオン、トラ、タヌキ、コアラ、ゾウ、ヒツジ、ペガサス、オオカミ、コジカです。

 

「自分だけ、実在の動物じゃなかったんだよ。」

「確かにペガサスは架空の動物だね。で、どんな性格なの?」

「ふしぎちゃんで、多面性をもっていて、気分屋で天才肌ということらしい。」

「ペガサスらしいね。」

「会ったことないけどね。」

占いって、たまにやると、面白いです。

 

ちなみに、私は自分の動物を間違ってしまって、ずっと長い間それを「当たっている!」と信じこんでいたことがありました。

あとでやり直して正しい動物を知ったのですが、どれも当たっている気がしたものです。

 

「占いは良いことしか信じない。」という方がいますが、それは大正解だと思いました。

 

 

食事について

食事については、いくつになっても難しい課題です。

ドイツには食事について、こんな諺があるそうです。

「朝は騎士のように、昼は王様のように、夜は乞食のように」

仕事や勉強などで体や頭を使う朝や昼はしっかりと食べて、これからただ寝るだけの夜は控えめにしましょうという意味です。

日本では、夕ご飯に重きを置く傾向にありますから、逆の発想ですね。

 

 

「8時間ダイエット」というものもあります。

たとえば、午前8時から午後4時、あるいは午前10時から午後6時でもいいんですが、1日の最初の食事と最後の食事を、この8時間のうちに終わらせるというものです。

言い換えれば、1日16時間はお腹に何も入れないというダイエット方法ですね。

 

 

膝や腰を痛めて、思い切った運動ができないと嘆く方がいます。

それで体重が増えるので、余計に負担がかかって悪循環から抜け出せなくなります。

無理のないダイエットを、いろいろ試してみるのも手かと思います。

 

 

「コインを貫通!?」

今回も、ダイソー・マジックを勝手に紹介のコーナーです(笑)。

 

ダイソー・マジックと言えば、クロッキーこと黒崎正博さん監修の「Magic King」シリーズが代表格ですが、実はちょこちょこっと変わり種が陳列されています。

「The マジック」シリーズは以前に「コインが消える!?」を紹介しました。→こちら「コインが消える!?

 

今回は「コインを貫通!?」です。

現象としては、わかりやすいです。

付属のコインをケースの中にセットします。

フタを閉めて、黄色い棒をケースの中にさしこみます。

コインは中にセットされたまま、全部で8本の棒をも差し込むことができるのです。

まるで、棒がコインを串刺しに貫通したように見えます。

 

 

これは発想の転換ですね。

どうしてそうなるのかを考えるのは、頭を柔らかくするのに良いトレーニングになるかも知れません。

 

「磨いたら 磨いただけの光あり」

前回の外来で体重を減らす目標を立ててもらった方に「この1ヶ月どうでした?」と尋ねました。

少し申し訳なさそうに「昨日からウォーキングをはじめました」という答えが返ってきました。

 

正直なところ、外来の予約を前に「これではいけない」と思って、急に取り組んでみたのでしょう。

(昨日からかあ)と思いながらも、私はその患者さんにこう励ましました。

「体に良いと思ったことは、何でもやってみてくださいね。『磨いたら磨いただけの光あり』って言いますからね。」

いつまでもやらないと、少しも前に進みません。現状を少しでも変えようと思えば、何か行動を起こすことが引き金になるでしょう。

 

できることは何でもやるという気持ちが充実すれば、元気になると思うのです。

アントニオ猪木さんの「元気があれば、何でもできる!」は、逆も真だと思っています。

「できることをやっていけば、元気になる!」

元気になる=健康になることが、私達の目標であり、願いですから。

 

 

「頭痛が治る、未来が変わる!」

私自身が4、5年に1度の群発頭痛の持ち主でもあり、頭痛に関してのアンテナは張っている方かと思います。

そして、頭痛に関する良書を見つけました。

「頭痛が治る、未来が変わる!」山田洋司著

 

私の場合、頭痛の時期がくると、片目の奥に激烈な痛みが続き、目が充血し、吐き気が襲い、嘔吐が繰り返されます。もちろん、日常生活も送ることが難しくなってきます。

「そこに拳銃があったら、目の奥を撃ち抜いてしまいたい」「死んだほうがマシ」と思うのは自然な感想で、「自殺頭痛」とも呼ばれる強い頭痛が連日続くのです。

 

この本の中で、著者の山田洋司氏は頭痛を頻度によって第1層から第4層に分けて分類しました。

この分類は、とてもユニークな着想で、他に類を見ないものですが、とてもわかりやすいと思いました。

 

本の中で、なぜ頭痛の頻度によって分類したのか、その理由をこう説明しています。

「これまでの頭痛の分類は一旦横に置いて、単純に頻度だけに注目してゆくことが大切です。なぜなら、それが頭痛の重症度と相関しているからです。」

「頭痛の回数が多いほど、薬のみでは解決しないケースが多くなります。薬以外のこと、つまり生活習慣や心のあり方などをも視野に入れる必要が出てくるのです。」

そして、帯の言葉になるほどと感心しました。

「頭痛は、『今のままの生活ではいけない。人との関わり方も、このままではいけない。何とかしようね…』というメッセージを伴って現れます。頭痛は、自分を見直す大切な機会―。もし、そのように捉えることができたら、頭痛に悩む方々にとって、大きな救いとなると私は思うのです。『頭痛は、人生を守るガードレール』というのは、そういう意味を込めた言葉です。」

 

頭痛に悩まれるすべての方に、おすすめの本です。

 

 

「うまくいっている人の考え方」

うまくいっている人の考え方 ジェリー・ミンチントン著

 

この本のテーマについて「はじめに」の中で著者がこう述べています。

「本書の中心にあるテーマは『自尊心をどう高めるか』ということである。」

そして、こう続けています。

「自尊心とは何か。簡単に言うと、それは自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ちのことである。」

 

この本には、自尊心を高めるための方法が項目ごとに列挙されています。ですから、どこから読み始めても良いような構成になっているのですね。

例えば「第1部 自分を好きになる」の中の「自分に寛大になる」については

  1. 自分を許す
  2. 自分の長所にだけ意識を向ける
  3. したくないことは はっきりと断る
  4. いやなことを言う人は相手にしない
  5. 地位や財産で人を判断しない
  6. たくさん失敗して、たくさん学ぶ
  7. 自分のまちがいは堂々と認める
  8. 自分の気分に責任を持つ
  9. 自分をけなさない

こういうふうに、全部で100項目の方法が提示してあります。

 

書いてあることは、おそらく当たり前のことです。新しい視点ができた、というものではないかも知れません。

けれども、100項目もの言葉が並ぶと、著者の狙いの「自尊心」について高まってくる気がしてきます(笑)。

実行すれば、それはその人の習慣となり、人格形成にも役立っていくのでしょうが、実行しなければ、清涼飲料水のような一過性の「気持ちよさ」で終わってしまうかも知れません。

こういう類の本は、いつもそうですね。

 

ひとつひとつの項目に、自分の実践録が添えられるような、そういう読み方ができればと思いました。

わさびの柿の種

以前に何度も「わさび好き」を言いふらしているおかげで、わさび風味の品物を見つけたら「おみやげに」といただくことが多いことをお話しました(笑)。

 

今度は「わさび風味の柿の種」です。

柿の種というと、オーソドックスには醤油と唐辛子で味付けしたものですが、これは醤油とわさびで味付けしています。

これは見事に合います。ぴったりの味でした。

 

調べてみると、亀田製菓もわさび風味の柿の種を販売しているのですね。

今度是非試してみなければ!と思いました。病みつきになりそうです。

 

 

インフルエンザ流行状況(2017年第11週)

インフルエンザの流行がなかなか治まりません。

昨日、3月22日付けの第11週における沖縄県インフルエンザ流行状況の報告がありました。

詳しくはこちら→「沖縄県インフルエンザの流行概況」(pdfファイルのリンクです。)

 

実際の外来診療の現場でも、「発熱患者さんのための待合室」に絶え間なく患者さんが待機している状況になっています。

いったん勢いが衰えた感じになっていたのですが、ここ2,3週は微増しているのがわかります。

北部、那覇市、南部、八重山の保健所管内では、定点あたりの報告数が警報レベルを越えて約8週間(2ヶ月!)が過ぎようとしている状況です。

型別で見ると、臨床の印象と合致して、やはりB型がじわじわと増えてきています。

 

さらに最近の傾向として、インフルエンザだけでなく、感染性胃腸炎も流行しているのです。

下のグラフは那覇市感染症週報からの引用です。詳しくはこちら→「那覇市感染症週報」(pdfファイルのリンクです。)

 

インフルエンザも感染性胃腸炎も予防が大切です。

手洗い、うがい、咳エチケットを徹底させましょう。