インフルエンザにご注意ください

 

第26週(6月26日~7月2日)の沖縄県内の定点あたりインフルエンザ患者報告数が発表されました。

 

それによると、那覇市と南部保健所管内で注意報の基準値である10人を超えています。

第25週には中部保健所管内でも10人を超えていました。

 

グラフで見ると、県全体でもじわじわと増加している印象です。

 

この季節は、クーラーをつけるので、密閉された空間にいる状況が多いかも知れません。

さらに、多少体調が悪くても「軽い夏バテかな」と安易に考えがちです。

 

自分の体調をどう考えればいいのか混乱するかも知れませんが、日頃から自分の体調をよく観察しておくことが重要です。

体温をこまめにチェックするのも良いでしょう。また、調子のいい時の体重を測定して把握しておくのも、脱水の有無の判断に役立つことがあります。

 

そして、最も大切なこと!

手洗い、咳エチケットを徹底させてください。

「夏のインフルエンザ」を繰り返さないためにも。

 

 

琉大ミュージカル 2017

 

毎年楽しみにしている琉大ミュージカルです。

今年のフライヤーが届きましたので、お知らせしますね。

 

8月6日(日)開場 15:30 開演 16:00

料金 学生 1200円 一般 1500円

場所:石川会館大ホール 

 

 

今年は「Catch Me If You Can

トム・ハンクスとレオナルド・ディカプリオが共演した映画の印象が新しいかも知れませんね。

「できるもんなら、つかまえてみろ」

コメディ・タッチの面白い映画でした。

 

どんな楽しいミュージカルにしてくれるか、今から楽しみです。

「もっとヘンな論文」

 

以前にサンキュータツオさんの「ヘンな論文」を紹介しましたが、その続編が出ました。

「ヘンな論文」も面白かったですが、この続編もそれに輪をかけて面白いです。

 

「ヘンな論文」とサンキュータツオさんについては、前回の投稿を参照してください。こちら→「ヘンな論文」

 もっとヘンな論文 サンキュータツオ著

 

目次を並べてみるだけで、インパクトがあります。

 

【目次】

はじめに

一本目 プロ野球選手と結婚する方法

二本目 「追いかけてくるもの」研究

三本目 徹底調査! 縄文時代の栗サイズ

四本目 かぐや姫のおじいさんは何歳か

番外編1 お色気論文大集合 

五本目 大人が本気でカブトムシ観察

六本目 競艇場のユルさについて

七本目 前世の記憶をもつ子ども

番外編2 偉大な街の研究者

八本目 鍼灸はマンガにどれだけ出てくるか

九本目 花札の図像学的考察

十本目 その1 「坊ちゃん」と瀬戸内航路

十本目 その2 「坊ちゃん」と瀬戸内航路 後日譚

あとがき

 

 

どの論文も面白いのですが、なぜ面白いのか考えてみると、著者であるサンキュータツオさんの愛情のあるツッコミがあるからなのだと気づきました。

「知りたい」「明らかにしたい」という好奇心があるからヒトは「それ」を研究します。

好奇心というのは熱量をもっていますから、人々にその熱を放出しまくってきます。

サンキュータツオさんは、その熱をさらに上昇させるゲッター線増幅炉のようなことをやっているのです。

 

おそらく、これらの論文の原書を読んでも、これだけ面白く読めないでしょう。

「ヘンな論文」は、さらに続編が出てシリーズ化するのではないかと楽しみになってきました。

 

 

台風3号(ナンマドル)

 

昨日、台風3号が発生しました。

 

台風3号の国際名は、ナンマドル。

ミクロネシアのポンペイ島にある巨石遺跡が名前の由来のようです。

ウィキペディアでは「ナン・マトール」と表記されています。→ 「ナン・マトール

 

Map FM-Nan Madol

 

さて、この台風3号。現在のところ暴風域はないようですが、大きな雨雲を発達させています。

 

先島地方を通過した後は、九州北部を通過するようですから、十分な警戒が必要です。

今後の気象情報にご注意ください。

 

 

 

 

熱中症注意と熱帯低気圧

 

暑さ指数(WBGT)の予測値が28℃を超えるような暑さが続いています。

熱中症について「厳重警戒」と「危険」の地域も多くなっています。

 

WBGTと日常生活に関する指針は以下の通りです。

 

環境省が熱中症に関する基礎知識を広める動画を作成していますから、紹介しますね。

 

https://youtu.be/2-lSZhiZuI8

 

 

フィリピンの東には、熱帯低気圧が不気味に発生しています。沖縄地方に影響しそうです。

 

 

 

風邪というサイン

 

暑さが続き、湿気も増してきて、体調を維持するのに苦労する季節になってきました。

そのうえ仕事上の疲れもたまってきて、風邪を引いて受診される方が多くなってきたように思います。

 

 

昔から「風邪は万病のもと」と言います。

一方で、昔の人は「風邪というものは治療するものではなくて、経過するもの」とも言いました。

医者も、風邪の患者さんを診察するのは難しいのです。

人によって風邪の症状は千差万別です。つまり、その人の食事、体力、仕事内容、睡眠の質、生活環境など全てが関わってくるからです。

 

風邪は、よく言われることですが、治さねば治らぬものではありません。上の言葉にあるように、風邪のほとんどが養生して経過すれば軽快していきます。

ただし、風邪を引くようなバランスを欠いた生活を改めなければ、いつまでも症状が続くのは当然のことです。

 

 

医者が処方するのは、患者さんの症状を和らげて、その場をしのぎやすくする一時的な薬です。治療薬と言えないでもないですが、厳密な意味では違います。自然治癒力が効力を発揮するまでの時間稼ぎの薬です。

 

 

風邪を引いたら、「風邪を引くような生活だったのだ」という事実に焦点を当ててみましょう。

休みがとれず、疲れがたまっているところを「もういいかげん休みなさい」というサインなのかも知れません。もっと言い換えれば、大病を未然に防ごうとするサインなのかも知れません。

 

 

体の声に耳を傾けること。

無理をしないで、休むときにはしっかりと休んでください。

 

 

呼吸踊り

 

へそ下三寸あたりを丹田と言います。臍下丹田とも言いますね。

おへそと恥骨の間です。

 

武道でもスポーツでも、丹田は活力の源とされています。

体の軸となるところだとも説明されています。

 

私自身、まだ強く実感しているわけではありませんが、ここに意識を集中すると、体の健康にも心にも良さそうです。

…と、下の本に書いてありました。

 

 呼吸の本2 加藤俊朗著

 

この本には、付録としてDVDがついていて、丹田や足の裏をつくるためのレッスン「呼吸踊り」が入っています。

 

実は、先日から外来の朝のミーティングで、皆で「呼吸踊り」をはじめてみました。

「太鼓のリズムで練習」だと5分12秒なので、ちょうどいい長さです。

 

足の裏や丹田を意識して呼吸をすること。呼吸踊りはそのレッスンのようです。

試しに、まず実践してみます。

 

 

「放課後ミッドナイターズ」ショートシリーズ

 

「笑いは免疫力を高める」と言われています。

医学的なお話でなくても、「笑う門には福来る」という故事ことわざがあるように、昔から「笑い」の効用は広く知られていることです。

 

アルフォンス・デーケンさんは「ユーモアとは『にもかかわらず笑うこと』」と言いました。

逆境にある時でさえ、自分のことをジョークにして笑ってしまう人はとてもかっこいいと思います。(多少自虐的な香りが漂っていたとしても)

 

そして、私たち現代に生きる人間には、笑う練習が必要です。

人は何でも練習して身につけてきました。

「捨てる練習」「考えないようにする練習」「怒らない練習」「反応しない練習」

特に体や心に良いとされるものは、なんでも練習が必要のようです。

笑うことも練習しないと、誰かの歌の歌詞ではないですが「笑い方を忘れて」しまうかも知れません。

 

 

…という強引で長い前置きでしたが、私が最近はまっていて、つい笑ってしまうものがあります。

「放課後ミッドナイターズ」

YouTubeでショートシリーズが公開してありますので、紹介しますね。

 

学校の理科室に陳列されている人体模型(キュンストレーキ)と骨格標本が、真夜中の学校で自由に活動するというストーリーです。

人体模型はキュン様と呼ばれ、骨格標本はゴスという名前です。

 

おすすめですよ。

 

 

 

坐禅のスマホアプリ

 

しばらく前から坐禅(瞑想)が私の「マイブーム」です。

忙しい時も、なんとか邪魔されないように瞑想の時間を確保してやっています。

ですから、10分間の時もあれば(いや、5分の時も!)時間がとれる時には30分間の時もあります。

 

時間を設定すると、隙間時間が利用できて良いのですが、「今、何分経った?」と気にしていたらもちろんまともな瞑想ができません(笑)。

私たち現代人の体内時計はだいたい早送りになっていますから、10分経ったと思ったらまだ5分しか経っていないことが多いので集中してできないことが多いのです。ちらちらと時計を気にすることになってしまいます。

 

ネルケ無方さんの本に、優れた解決策が紹介されていました。

 ただ坐る 生きる自信が湧く 一日15分坐禅 ネルケ無方著

 

この本の中で、坐禅に入る前と坐禅が終わった後に合図として鐘を鳴らしてくれるスマホアプリを紹介してくれています。

 

実際に使ってみて、このアプリは便利で、かなりのスグレモノだと思います。

 

図のように「Time Setting」の画面で5分から60分の間で、時間を設定できるようになっています。

 

また、累積時間や世界中でこのアプリを使って坐禅をしている方々の人数もわかるようになっていて、楽しみもあります。

 

アプリをプロデュースしたインターネット寺院である「彼岸寺」は、「how to 坐禅」という、わかりやすい解説動画も発信しています。

 

個人的に、おすすめです。

 

 

 

 

喋りすぎないこと

 

日常の中で、ストレスに押しつぶされそうになって、多くの悩みを抱えながら生活している方も少なくないかも知れません。

それだけ、現実社会の中で生きるということは、苦の連続です。

 

ストレス社会を生き抜くために、次の3つのポイントが大切だと言われています。

1.冷静に現実を見る

2.自分はここまでやれているのだという正当な評価をする

3.あまり一人で頑張りすぎない

 

1つ目のポイントについて。

悩みの中にいる方は、思考が空回りしてしまって、落ち着いて現実を見据えていないことが多いものです。

占いなどに頼ったりするのも、混乱した自分の思考を離れて、第三者の目線を借りるということが目的だったりします。(本人は当たる当たらないよりも、意外に現実を突きつけられることを欲しているものです。)

シンプルに現実を見据えることが、悩んでいる時こそ大事です。

 

2つ目のポイントは、自信喪失に追い打ちをかけて、自分自身にダメ出しを食らわすことをしがちだからです。

苦しい状況だけれども、自分はここまでやれたじゃないか。十分とは言えないけれど、よく頑張っている。これは評価してあげないと、自分がかわいそうだ。

 

3つ目のポイントは、一番大切なことだと思います。

ヒトの力を借りましょう。一人で悩まず、悩みを打ち明けて、心のうちを相談してみましょう。

相談された方は、よく聞いてあげてください。

アドバイスを求めている風でも、実はただ聞いてほしいというだけのことが多いものです。

喋りすぎないで、よくよく聞いてあげてください。解決策のアドバイスは二の次で良いのです。

聞いてもらえただけで、人は心の重荷を少し減らすことができます。