人気職業ランキング

 

 

約10年前に、作家の村上龍さんが「13歳のハローワーク」という書籍を出しました。

読者の「好奇心」をアンテナに職業の選択肢の幅を広げるという本で、とても衝撃を受けたのを覚えています。

読者とはもちろん大人になる前の、その入口に立つ13歳に代表される年齢層。

大人の自分も、自分の職業がどんな風に紹介されているのかを知りたくて、拾い読みした記憶があります。

 

 

この本の「はじめに」に次のような文章があります。(改行を勝手に入れています。)

 

好きな分野の仕事で生活できればそれにこしたことはないということです。

わたしは、この世の中には2種類の人間・大人しかいないと思います。

それは、「偉い人と普通の人」ではないし、「金持ちと貧乏人」でもなく、「悪い人と良い人」でもなくて、「利口な人とバカな人」でもありません。

2種類の人間・大人とは、自分の好きな仕事、自分に向いている仕事で生活の糧を得ている人と、そうではない人のことです。

そして、自分は何が好きか、自分の適性は何か、自分の才能は何に向いているのか、そういったことを考えるための重要な武器が好奇心です。

好奇心を失ってしまうと、世界を知ろうとするエネルギーも一緒に失われます。

この本は、今の好奇心を、将来の仕事に結びつけるための、選択肢が紹介してあります。

この本を眺めていると、この世の中には実にいろいろな職業・仕事があることがわかると思います。

繰り返しますが、自分に向いた仕事は決して辛いものではありませんし、どんな仕事も、それが自分に向いたものであれば案外面白いのです。

 

実は、この本のウエブ版「13歳のハローワーク公式サイト」があります。

13際のハローワーク

 

そこに人気職業ランキングが掲載されています。

現在は2013年6月1日~6月30日のランキングを見ることができます。

期間内のアクセス数・ユーザー数などを元に順位づけしているようですので、時期が変われば順位も変わるのでしょうね。

現在のランキングが以下のようになっています。

1位 保育士

2位 公務員 [一般行政職]

3位 プロスポーツ選手

4位 ナニー

5位 臨床検査技師

6位 パティシエ

7位 ファッションデザイナー

8位 薬剤師

9位 看護師

10位 イラストレーター

11位 医師

12位 グランドホステス

13位 小学校教師

14位 傭兵(ようへい)

15位 編集者

16位 美容師

17位 シャーマン

18位 動物園の飼育係

19位 パン職人

20位 金融業界で働く

21位 警察官

22位 声優

23位 中学校・高校教師

24位 漫画家

25位 臨床心理士

26位 校正者

27位 作家

28位 ツアーコンダクター

29位 ゲームクリエイター

30位 ブライダルコーディネーター

 

4位のナニーはともかくとして(テレビ番組の影響もあるかも知れませんね)

14位の傭兵(ようへい)や17位のシャーマンにはびっくりしましたが

これも「好奇心」によるアクセス数アップの影響かも知れませんね。

 

 

個人的には、医療関係で「臨床検査技師」がトップ5に入っていたのが新鮮でした。

 

 

ルビコン川を渡る

 

 

私が「ルビコン川を渡る」という故事を知ったのは、実はそんなに昔ではないです。

開業を決めた頃に、ふと手にした本にこの言葉があって、印象に残っていました。

 

実際、ルビコン川を渡るまでと渡った後では大きな違いがあると思います。

 

川を渡る前とは

それは、いつでも引き返すことができる状態です。

その時の「話」は単なる「ホラ話」と言われても仕方がないなと思いました。

 

川を渡った後は「ホラ話」を実現するために、奮い立って行動を起こすことが必要になりました。

感情がどんなに揺さぶられようが、理性を失いそうになろうが、意識を目的に集中させていくしか道はないのだと思います。

(そんなに悲壮感に満ちているわけではありませんが(笑))

 

 

改めて「ルビコン川を渡る」の故事を紹介しますね。

 

紀元前49年1月11日

ルビコン川を前にして、ユリウス・カエサルが川を超えるかどうかを考えていました。

当時、属州ガリアとローマの境界であるルビコン川を渡るときは、法律により軍隊を解除しなければななりませんでした。

軍を率いていけば、反逆者として処罰されることになるのです。

しかし、ガリア遠征で名をあげていたカエサルに対してローマ元老院は良く思っていないことは明らかで

武装解除のままローマに帰ると、カエサルの身の危険が迫る可能性がおおいにあったのです。

このまま軍を率いていくべきか、武装解除するべきか。

カエサルは終に決断をします。

彼の言葉です。

 

「ここを越えれば、人間世界の悲惨。超えなければ、わが破滅。

進もう、神々の待つところへ。われわれを侮辱した敵の待つところへ。

賽は投げられた!」

 

この言葉とともに、軍隊を率いてローマに攻め入る決意を固めたのです。

ルビコン川を渡り、ローマの中心部に攻め入れば、もう引き返せないことはわかっていました。

 

そして、カエサルの決意はローマの歴史を変えることになります。

 

I3.00 

 

行き先カード

 

 

開業してすぐに、建物内に私がどこにいるのかスタッフがわかるように

師長さんが「行き先カード」をつくってくれました。

 

診察室の裏通路側のドアの横にカードフォルダがあって

そこを見れば佐久田の居場所が一目瞭然!のはずですが

ついついカードの入れ替えを怠るので、スタッフの間ではあまり信用されていないのが実情です。

cards

師長さんは、とにかく猫派の方で、猫のイラストならさらっとお描きになります。

このイラストも遊び心いっぱいで描いてくれました。

 

特に気に入っているのが、下のイラストです。

doors

 

「探さないでください…」

愉快な雰囲気を醸し出しているでしょう。

 

 

「プロフェッショナルとしての責務」

 

 

次の言葉はオスラー博士が若い医学生に向けた言葉です。

医療はアートであり、取引ではない。

使命であって商売ではない。

その使命を全うする中で、あなたはその心を頭と同じくらい使うことになる。

 

 

よく言われることですが、医師に関わらず看護師を含めた医療者は

治療者としての側面(心)と専門職としての側面(頭)が必要とされる職業です。

 

 

治療者(癒し手)としての医療者は、以下のような資質を持つものでしょう。

目の前にいる方への思いやりや気遣いができること。

その方の持つ自然治癒力への敬意を持っていること。

そこにいること、そばにいること。

同伴者として話を傾聴すること。などなど。

 

 

一方、専門職としての医療者は、以下のようなものだと思います。

専門知識を基とする洞察力や判断力に長けていること。

自分の職業に対する責任、あるいは社会への責任を果たしていること。

かなりおおざっぱな言い方をすれば、専門職の役割とは社会との契約の中で培われるものだと思います。

 

 

そして、共通するものは、誠実であること。正直であること。

「医療者としての役割」で求められていることを、何とか応えようと真摯であること。

 

 

日常診療の中で、常に意識しているわけではありませんが

時々、立ち止まっては考えたいテーマです。

「プロフェッショナルとしての医療者の責務」

 

 hinpun

マズローの欲求5段階説

 

 

「人が何に幸せを感じるか」

これを明らかにしようとしたのが心理学者のマズローです。

 

有名な欲求5段説として知られているものです。

 

人は何によって動くのか。

 

人が成長する過程で満たされる欲求の段階を表しています。

精神的な成長の過程の説明といっても良いでしょう。

それを理解するのは、自他ともに「人」というものを振り返るのにとても役立つと思います。

 

マズロー2

 

「生理的欲求」というのは、もちろん人が生きていくための基本的な最低限の欲求です。

食事や睡眠など、生存に関わる欲求です。

 

次のステップは「安全の欲求」

健康状態や生活、経済性など、危険から身を守ることへの欲求です。

 

その次は「社会的欲求」

家族、学校、会社など、何らかの組織に帰属していたいという欲求です。

 

「自我欲求」というのは、誰かに認められたいという欲求。

他人からの賞賛を求める欲求です。

 

最後にくるのが「自己実現の欲求」

自我の欲求と違って、無償であることが特徴です。

自分はどこからきてどこへいく者なのか。

自分の能力をいかんなく発揮し、あるべき自分の姿を実現したいとする欲求です。

 

 

人というのは不思議なものです。

この欲求レベルは一度決まったら固定されるものではないと思うのです。

 

まるで、これが同一人物なのかという動きをします。

ある時、ある状況では「自己実現の欲求」のレベルでチャレンジしているのに

別の場所では「社会的欲求」が全面に出て輪をつくりグループの中で安心しようとします。

 

先ほどピラミッドの頂を目指す精神的な成長のようだという言い方をしましたが

自分が、今どこの欲求レベルにいるのかという自問は、とても大切な振り返りになると思うのです。

 

自戒をこめて。

 

 

「必要とされているものは何だろう」

ジョージ・バーナード・ショーという方の名前を

聞いたことはあっても、実際にどんな方なのかはあまり知らないでいました。

例えば、次の言葉は彼の言葉だそうです。

 

グラスに入っているワインを見て、

「ああ、もう半分しか残っていない」

 と嘆くのが悲観主義者である。

「まだ半分も残っているじゃないか」

 と喜ぶのが楽観主義者である。

 

 

社会主義者で劇作家。ノーベル文学賞受賞者。

優生思想の信奉者というらしいので、私の人生に入り込んでこなかったのかも知れません。

 

出展は分かりませんが、彼の言葉で以下の言葉がありました。

(私は「サーバント・リーダーシップ」という本からこの言葉を知りました。)

なんだか気持ちを奮い立たせてもらったので、紹介したいと思います。

 

 

人生における喜び。

それは、すばらしいと思える目的のために自分を捧げることである。

自然の力になるのだ。

不平不満を抱えて大騒ぎする利己的な小心者になって

世界は自分が幸福になるために何もしてくれないなどと文句を言うのはやめよう。

自分の人生がコミュニティ全体のものであると、私は考えている。

そして、命あるかぎり、コミュニティのためにできるだけのことをすることが、私にとっての栄誉だ。

私というものを使い尽くされて、最期を迎えたい。

働けば働くほど、生きていることをより実感できるからだ。

私は人生そのものが好きだから、人生が楽しい。

私にとって、人生は「寿命の短いろうそく」ではない。

人生は、しばらく私が掲げることを任されたすばらしい松明(たいまつ)である。

私はそれをできるかぎり明るく燃やしてから、未来の世代に渡したいのだ。

 

My beautiful picture

 

マインドマップで描き出してみる

 

あるプロジェクトの趣意書を準備するために

久しぶりにMindmapを描いてみました。

 

本当はスケッチブックに色サインペンで描くのが好きなのですが

たまたまコンピューターで作業する他の用事があったので

今回はフォーマットにしたがって描いたものです。

プロジェクト趣意書 (2)

  • 問題と機会

   このプロジェクトをとりまく問題または機会は何か

  • 目的

   プロジェクト全体を通して達成したい目的は何か

  • 目標

   目的に到達するための個別の目標は何か

  • 成功の条件

   具体的で測定可能な成功の条件(何をもって達成したといえるか)

  • リスク

   目的の達成が妨げられるリスクがあるとしたら何か

  • 前提条件

   目標を達成する時に守るべき前提条件

  • 制約

   どのような制約があるのか。

 

プロジェクトmmp

自分の中にある青写真を、外側に描き出す作業はいつでも楽しいものです。

行動が伴えば言うことないんですが…(笑)

 

 

 

第2回長時間&オーバーナイト・在宅血液透析の勉強会&意見交換会のお知らせ

 

 

連日、お知らせばかりで申し訳ありません。

 

第2回長時間&オーバーナイト・在宅血液透析の勉強会&意見交換会のお知らせをさせてください。

 

場所は、第1回と同様に さくだ内科クリニック で行います。

 

開催日:8月1日(木)

開始時刻:午後6時半

 

対象:長時間透析&オーバーナイト・在宅血液透析に関心がある透析者とその家族の皆さん。

       興味をお持ちの医療従事者の方など。

 

特に事前予約などは必要ありません。

もちろん無料です(笑)。

 

透析を受けられている方々が何を求め、何に不安を感じているのか。

可能性をどう築き上げるか。

ざっくばらんにお話しができたらと思っています。

 

注意:念のために。

いわゆる「説明会」ではありません。

良いものをつくりあげていこうとする「チームづくり」の会です。

 

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旧盆 休診のお知らせ

 

休診のお知らせです。

8月21日(水)は旧盆(ウークイ)のため、外来は終日休診とさせていただきます。

(もちろん透析業務は行っております。)

8月19日(月)(ウンケー)、20日(火)(ナカヌヒー)は診療いたします。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。

 

building

「古い写真」

 

私の知り合いにHさんという方がいます。

 

「先生、新聞記者を誰か知らんかな。」

ある日、Hさんが私にたずねました。

どうして?と聞くと、人探しをしたいのだと言います。

 

 

話は約55年前にさかのぼります。

「戦場よ永遠に」というアメリカ映画が沖縄ロケで撮影されたそうです。

 

 

 

作品紹介は、こんな説明でした。

 

いよいよ熾烈を極める太平洋戦争。

海兵隊のガイ・ガバルドンは、日系アメリカ人の養子であることから、日本語が堪能であり、敵である日本人を憎めずにいた。

やがて、サイパン上陸作戦に参加することになるガイ。

彼は得意の日本語を武器に、抵抗を続ける日本兵たちに降伏を呼びかける。

やがて、9人の日本兵が降伏。続いて数百の兵士たちが降伏に応じるのだった。

日系アメリカ人の養子という難しい立場から、日本兵たちの説得に当たった海兵隊の英雄ガイ・ガバルドンの生涯を描いた、真実の物語。

アメリカ軍ばかりか、敵である日本軍の命をも救ったガイは、後に銀星章を授与された。 戦争時における、真の勇気と犠牲、そして名誉を描ききった傑作。

 

 

監督がフィル・カールソンという方らしいのですが、沖縄に滞在中の付き人をしていたのがHさんだったらしいです。

「その出演者の中に沖縄の子供もいてね、とても仲が良かったんだよ。」

 

以前から、自分が持っている古い写真をその子に手渡したいと願っていました。

最近になって、新聞記者さんの協力を願おうと思いついたらしいのです。

 

 

以前に名刺をいただいた記者さんを紹介しました。

記者さんのご厚意もあるのでしょう。

昨日、7月4日の琉球新報に記事にしていただきました。

新聞にはもちろん名前が載っていますが、ネットだと検索にかかってご本人に迷惑がかかるかも知れないと思って「Hさん」にしています。

(ただし、Hさんは88歳ではなく78歳なんです(笑)。)

 

琉球新報記事

 Hさんにほかのいくつかの写真も見せてもらいました。

下の写真は俳優さんたちと撮影したものらしいです。

 

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