「がんばらなくっちゃ~」

 

休憩をはさんだ後に「よいこらしょ」と、座っていた椅子の背もたれを支えにして立ち上がりました。

 

もうひと踏ん張り、仕事に向かいます。

 

「♪がんばらなくちゃ~あ、♪がんばらなくちゃ、が・んばら・なくっちゃ~♪」

 

つい思わず鼻歌が出てしまいました。

 

「お」

 

自分で口ずさんでしまったものに驚いて、動きが止まりました。

 

なんだっけ?この歌…。

 

昔は母も学校の友だちも先生も、みんなが歌っていたように思います。

 

ちょっと考えると、すぐに答えが見つかったので嬉しくなりました。

 

「ママとあそぼう ピンポンパン!」の「ピンポンパン体操」です。

 

シマシマパンツがすぐとれるトラのプロレスラーだったり、まぬけのカバの忍者だったり、トイレをめざして走るキンタローだったり。

 

みんなが「がんばらなくっちゃ」の時代でした。

 

 

https://youtu.be/cdNCJ7zNQ9U

 

 

令和初ラン

 

先日の日曜日に久しぶりにジョギングしました。

4月21日以来ですから、2週間ぶりのランです。

ラン仲間とも話しているのですが、久しぶりに走ると、とにかく走り始めがきつい。

いわゆる「デッド・ゾーン」だということを知らないと、「今日はきついからやめよう」ということになりかねないということを経験します。

私の場合は15分から20分ぐらいを我慢して走り続けていると「セカンド・ウインド」がやってきます。

心拍数や呼吸が安定してきて、体が楽になってくる状態です。

よっぽど体が不調でなければ、必ず「セカンド・ウインド」はくるのですが、5Kmぐらい走らないとやってこない時もあって、やっぱり日頃から走っていないと調子があがらないのかなと思ったりもします。

今回は新都心公園からバイパスに出て北上のルート。バークレーのところで折り返してくる往復路でした。

天気も良く、23℃。ジョギングには良い条件でした。

考えたら、令和初のランです!

近頃は、なんでも令和初です(笑)。

 

 

映画「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」

 

「映画?」「ビル・エヴァンス?」と思わず、二度見してしまいました。

伝説のジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンスの生涯を追ったドキュメンタリー映画なんだそうです。

私が彼の音楽に初めて触れたのは、高校生の頃、夜更かしして聴いたラジオからでした。

意味もわからず、興奮して聴いていたのを覚えています。

以来、(世界中の多くの人がそうであるように)私の中でジャズの代名詞として、ずっと生き続けています。

 

映画の解説には、こうあります。

「数々の名演、名盤を残し、薬物依存により51歳の若さで生涯を閉じたビル・エヴァンス。1958年にマイルス・デイビスのバンドに加入し「カインド・オブ・ブルー」を制作した当時の様子や、ドラマーのポール・モチアンとベーシストのスコット・ラファロをメンバーに迎えた歴史的名盤「ワルツ・フォー・デビイ」の制作経緯、そして肉親たちから見たエヴァンスの素顔や、エヴァンス自身の音楽への思いなど、これまで未公開だった数々の証言、エヴァンスの演奏シーンなど貴重なアーカイブで構成。また、ジャック・ディジョネット、ジョン・ヘンドリックス、トニー・ベネットら同時代に活躍したジャズマンや、本編の制作中に亡くなったポール・モチアン、ジム・ホール、ボブ・ブルックマイヤー、ビリー・テイラーらも登場。エヴァンスが駆け抜けた51年をさまざまな角度から読み解いていく。」

 

分野は違っても、最近はクイーンの映画もあったし、(そうそう!エリック・クラプトンも!)映画館のサウンドで堪能できるのは素晴らしい!とワクワクしました。

いつ公開なんだろうと見ると、残念ながら沖縄では公開の予定はないんですね。

う~ん、桜坂劇場さんが手を上げてくれないでしょうか。

 

 

 

部分と全体

 

パート(部分)を学び、理解していて、練習もして、覚えていても、いざ全体を通すとつながりません。

ひとつひとつの分断されたパートについては集中できても、複数のパートをまたぐ頃には息切れをして乱れてしまいます。

パートとパートのつなぎ目に対する準備も必要ですし、全体をつなげる一貫したコンセプトをわかっていなければなりません。

テーマがあやふやならば、パートが分断されても仕方がありませんね。

全体を俯瞰する視線を持つことが大切だということです。

それを的確に表現した、良い言葉がありました。

「全体は部分の総和に勝る」

これはあらゆることに通じるような気がします。

けれども、部分というのは基本となるものですね。単位と言い換えても良いかも知れません。部分は常に重要で疎かにできるものではありません。

例えば、1日という単位。1日1日を積み重ねて、週、月、年の長さになります。

1日と1日をつなぐものが、テーマです。

テーマを方向性と解釈してみると、わかりやすいでしょうか。

テーマを理解して全体を見渡す。そのうえでパートに力を尽くす。

少なくとも、自分が何をやっているのかを理解することは、迷子にならずにすみます。

 

 

冷房と除湿

 

クーラーをつけたら涼しくもありますし、湿度も低くなっている気がします。

 

空気が冷えると空気中にあまり水分を含むことができなくなるため、結果的に湿度も低くなるというのが、その理由です。

 

そのため、クーラーで除湿の効果もあるものだと思い込んでいたのですが、実際の湿度計の測定値は80%近いものでした。

 

「どうりで錆びるはずだよなあ」

 

釘やねじの頭が錆びるのはまだ良いのですが、パソコンなどの精密機械を設置しているので、過度の湿気は困りものです。

 

冷房と除湿は違うもの、というのは理解していたつもりでしたが、感覚で判断してはいけない好例ですね。

 

さっそく家電店で除湿器を購入してきました。

 

コンプレッサー式とデシカント式があり、それぞれ長所と短所があるようです。

 

おそらくずっと運転させておかなければならないので、消費電力の少ないコンプレッサー式を選択しました。

 

部屋に設置して早速運転させると、たちまちに除湿された水分がタンクに貯まっていきます。

 

水を捨てながら、これが空気中に含まれていた水分なのかと思うと、不思議な気分になります。

 

内蔵タンクが満杯になってしまうと電源オフになるので、定時で水を捨てなければなりません。

 

あまりに短時間で満杯になるので、ホースを準備してプラスチックの衣装収納用クリアケースで貯水タンクとして代用することにしました。

 

62Lの容量だそうです。

 

このぐらいの容量だと、さすがにこぼれる心配はありませんが、満杯になってしまうと重すぎてきっと動かせなくなるので、半日に1、2回は水を捨てる予定です。

 

クーラー+除湿器で、60%未満に調整することができました。

 

これから梅雨シーズンを迎えますから、ちょうど良かったです。

 

 

 

映画「アベンジャーズ」

 

先日、映画「アベンジャーズ エンドゲーム」を観てきました。

 

「アベンジャーズが終わる!」と銘打っての公開でしたから、夜遅くの上映時間でも満席に近い状態でした。

 

いつもは映画の最後に、次につながるエンドロール後の映像が流れるのですが、「次はない」ということなんでしょうね。今回はそのまま映画館に灯りがついてしまって、それが最終回を強調していて寂しくもありました。

 

ただし、コミック版でも新たなシリーズ第1巻が複数存在するように、映画版も新たなストーリー展開がいずれ再開されるのだと思います。(ヒーローもので「最後」という言葉は信用されないものです。)

 

だとしても、シリーズスタートから10年経っていて、演じる俳優さんたちの「勇退」は必要だったのでしょうね。

 

「エンドゲーム」は、そんな「花道」を思わせるような構成になっていました。

 

過去作の名シーンも登場しましたし、主人公たちがずっと心に残してきた「関わりの結びなおし」もそれぞれに行われました。

 

また、エンドロールでは主人公の俳優さんたちの直筆のサインと決めポーズのスナップが順繰りに流れてきました。

 

ファンには感慨深いシーンの連続だったように思います。

 

広大な「アベンジャーズ・サーガ」の終焉にふさわしかったのではないでしょうか。

 

前作を観ていなかった家族は、帰路についた車の中で「ちょっと訊いていい?」の連発でした(笑)。

 

 

https://youtu.be/px-DFt8qGCQ

 

「裸おどり」

 

先日、「ファーストペンギン」の動画を紹介したら、家族が「こんなのもあるよ」と教えてくれました。

 

研修の時に見せてもらった動画とのことですが、確かに感動的でした。

 

 

ひとりで裸おどりを始める男。

 

この動画内の解説では、何かを始めた男よりも、それを面白いと感じて追随した「フォロワー」の役割が重要だとしています。

 

最初に行動を起こした者は、その時「フォロワー」を上下関係なく同等のものとして受け入れることが大切なのだと強調しています。

 

 

臨界点を越えた時の人々の行動が圧感です。

 

最初のシーンと最後のシーンでは、まるで違う場所のようです。

 

 

この動画を見た時、今までのことで、そこにムーブメントが起こった理由が何となくわかったような気がしましたし、「フォロワー」の存在の重要性が胸に沁みました。

 

 

例えば、私たちは沖縄に「在宅血液透析」や「オーバーナイト透析」を広めたいという願いがあります。

 

最初のフォロワーが現れた時、上下関係なく一緒になって踊れる心の準備と態度を持ち続けているか。

 

自分たちの「裸おどり」の仕方を常に点検する必要がありそうです。

 

 

 

 

 

令和元年

 

令和の時代が幕開けしましたね。

私のパソコンはまだ「れいわ」の変換に慣れていないらしく、「0話」がトップで、続いて「例話」「0羽」と続いています。

スマホの変換の方が、トレンドに即している印象です。

メディアやマーケットは、お正月に近いノリで盛り上がりたがっているようですが、グズついた天気も影響してか、私の周りは思ったより静かでした。

気温も急激に冷え込み、夕方には20℃になっていて、体調を崩してしまう方が増えるのではないかと心配しています。

先日の連休の狭間の4月30日(火)の外来では、急性胃腸炎や耳下腺炎、扁桃炎などの発熱疾患の方達が多く受診してきました。

沖縄県以外の地域では、インフルエンザが流行していると聞いていますし、学会などで大勢の医師がシャッフルされた状況ですから、油断がなりません。

無理をなさらずに、ゆっくりと休みながら、体調管理されてくださいね。

 

 

 

 

「平成」から「令和」へ

 

「平成」から「令和」に移行するのは呼び名が変わるだけで、自分たちにはあまり影響がないと思っていたのですが、ちょっとだけ影響がありました。

 

(もちろん、私などが関わるぐらいのことですからタカが知れているのですが)

 

思い返せば、2000年を迎えた「Y2K問題」の時も、問題の本質も理解しないまま、周りにつられて大騒ぎしたものでした。

 

当時、与儀にあった県立那覇病院に勤務していて、業者さんに「うちの透析の機械は、Y2Kは大丈夫なんでしょうか?」と訊いたら、「先生とこの機械は古すぎて、関係ないようですよ。」と言われてしまったのを覚えています。

 

「Y2K問題」はコンピューターが西暦2000年であることを認識できなくなってしまうというものでしたから、コンピューターとは無縁の古い機械は、却って強かったのです。

 

実際、当時の那覇病院透析室には、透析博物館があったらそこに展示されてもおかしくないようなコンソールが並んでいて、エンジニアさんたちがメンテナンスに苦労していたものでした。

 

古い機械でなくても「Y2K問題」っていったい何だったの?というぐらい、(少し肩透かしを感じながら)何事もなくほっとしたものでした。

 

さて、今回の「平成」→「令和」。

 

あまり、盛ることもないですね。単純な話です。

 

透析室では、透析条件や経過記録表、使用薬剤一覧表にファイルメーカーを使用しています。

 

昨日、月曜日の患者さんたちの透析がありました。そのあと次回の準備のためにファイルメーカーで水曜日の日付を入力すると、「平成31年5月1日(水曜日)」になっていたのでした。

 

「あれ?『令和元年』にならないんだけど?」

 

どこをどうやっても、「平成31年」のままです。

 

ファイルメーカーのサイトをのぞいてみると、「日本の新しい年号『令和』への対応について」の見出しで、製品バージョンでFileMaker 14以前には「新しい年号をサポートする予定はございません」とあります。

 

クリニックが使用しているFileMakerは開業当時から使っているもので、バージョンアップの必要性も感じなかったものですから、「FileMaker12」のままです。

 

 

「まさか、ここで『新年号問題』が出てくるとは!」「古すぎてサポート外かぁ。」

 

嘆いていても仕方がない。ここは自力でなんとかすべし!ということなんだろうと腹をくくりました。

 

これを機会に年号を西暦で統一するということも考えましたが、ちょっと意地が出てしまったようです(笑)。

 

ということで、西暦の日付から令和へ変換する計算式を、素人の仕事でこねくり回し、明日からの「令和元年」になんとか間に合わせることができました。

 

こういうのも、いつか思い出話になるのでしょうね。

 

 

ファーストペンギン

 

今さら感が否めないのですが、今日は「ファーストペンギン」のお話です。

すでにご存知の方がほとんどだとは思うのですが、ネットの辞典(Weblio辞書)では、こんな説明です。

 

✳︎

「ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。転じて、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます。日本でも、NHKの朝の連続ドラマでそのエピソードが紹介され、広く一般に知られるようになりました。

✴︎

 

動物の習性や行動に、そこに有益な意味づけをしてしまうのは人間の性(さが)なのでしょうが、ペンギンにとっては大層なことではないにしても、やっぱり「ファーストペンギン」の動画を見ると、ついそこに「人間らしさ」を重ねて見てしまいます。

崖っぷちに立っているペンギンの背中を押して、くるりと後ろの方へ逃げていってしまう第2列のペンギンも目立っていますし、第1列にいながらジタバタしているうちに、いつの間にか後ろに下がってしまっているペンギンもいます。

思い切って飛びこむのはいいけれど、海面ではなく危うく岩に激突しそうになっているペンギンには一瞬ひやっとしましたし、面白いのは、先発隊に続く第2群のあとに第3群が続くのが、ちょっと時間が空くこと。

こういう傾向も人間の行動に酷似していて、笑ってしまいました。

 

 

https://youtu.be/pEK8auGHP6s