今さら感が否めないのですが、今日は「ファーストペンギン」のお話です。
すでにご存知の方がほとんどだとは思うのですが、ネットの辞典(Weblio辞書)では、こんな説明です。
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「ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。転じて、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます。日本でも、NHKの朝の連続ドラマでそのエピソードが紹介され、広く一般に知られるようになりました。
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動物の習性や行動に、そこに有益な意味づけをしてしまうのは人間の性(さが)なのでしょうが、ペンギンにとっては大層なことではないにしても、やっぱり「ファーストペンギン」の動画を見ると、ついそこに「人間らしさ」を重ねて見てしまいます。
崖っぷちに立っているペンギンの背中を押して、くるりと後ろの方へ逃げていってしまう第2列のペンギンも目立っていますし、第1列にいながらジタバタしているうちに、いつの間にか後ろに下がってしまっているペンギンもいます。
思い切って飛びこむのはいいけれど、海面ではなく危うく岩に激突しそうになっているペンギンには一瞬ひやっとしましたし、面白いのは、先発隊に続く第2群のあとに第3群が続くのが、ちょっと時間が空くこと。
こういう傾向も人間の行動に酷似していて、笑ってしまいました。