開院式から ちょうど1年が経ちました。

 

2012年11月3日にさくだ内科クリニックの開院式を行いました。

あれからちょうど1年になります。

 

昨日、11月2日(土)にはクリニックのスタッフルームの間仕切りを広げて、ささやかに「1周年を祝う会」をしました。

 

やっと1歳になったという気持ちと、何にもできないまま1年が過ぎてしまったという気持ちが入り混じっています。

 

個性豊かなスタッフも新米院長をよくぞ支えてくれています。

心から感謝の気持ちです。

(あまりに個性を発揮しすぎて時々“困ったちゃん”になったりしますが、それもまた私には愛しき対象です。)

 

恩恵と愚かさをともに自覚して、常に謙虚であり続けたいと思います。

そして、医療に対して真摯な態度を取り続けます。

 

地域の方々の健康に少しでもお役に立てますように。

それから支えてくださった多くの方々への感謝の気持ちを忘れずに。

 

これからも、さくだ内科クリニックをよろしくお願いいたします。

 

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スタッフ用のスクラブ

 

先日、スタッフも動きやすいようにスクラブをオーダーしたようだとお話しました。

それが出来上がったようです。

 

11月がスタートしたのもちょうど良いタイミングで、1日からデビューとなりました。

 

オーバーナイト透析にやってきた方々を捕まえて

「似合う?」

と無理やりのコメントを求めたり。

「かっこいいでしょ。」と同意を催促したり。

少々照れながらも、はしゃいでしまったかも知れません(笑)

 

左袖にはしっかりとさくだ内科クリニックのロゴマークが。

 

scrubrogo

 

 

いいなあ。

私も欲しい。

 

 

 

2013年度 インフルエンザ予防接種のご案内

 

予約なしでも診察時間内にお越しいただけましたら接種させていただいておりますが

状況によってワクチンが不足する場合もありますので

接種ご希望の方は、早めのご予約をおすすめ致します。

 

対象

料金

小児(小学生まで)3~4週あけて2回必要

2000円(1回につき)

大人(中学生以上)

2500円

 

なお、インフルエンザワクチンを受けたあと10分間は、クリニック内にて様子を観察しておりますのでご了承ください。

ご予約電話番号 098-878-2500

 

*ここに掲げている料金等に関しましては2013年11月1日現在のものです。最新の情報に関しては、ぜひ当院までお問い合わせください。

 

 

 

 

 

「犬と飼い主は目が似ている」  文献から

 

私は中学生の頃、犬を飼っていました。

小さなマルチーズ系統の雑種犬で、チェリーという名前でした。

キャンキャンうるさかったのですが、話を聞いてくれる相手としては申し分なく

悩み多き(?)思春期の相棒として、精神的に支えてもらったと思います。

アニマルセラピーということを持ち出すでもなく、犬は飼い主の精神的な絶対的味方として

いつもそばにいてくれますものね。

 

 

クリニックの師長さんは、正真正銘の猫派ですが

私はどちらかというと犬派かなあ。

でも、もう長い間、犬を飼ったことがありません。

子どもたちを見ていると、犬や動物がいたら違っていたかなと思うときがあります。

 

 

さて、犬派の人には「シタイ!」と喝采が聞こえてきそうな話題です。

 

関西学院大学の文学部総合心理科学科 中島定彦教授が論文が英国の学術誌に掲載されました。

 

「犬と飼い主は目が似ている」

Dogs and Owners Resemble Each Other in the Eye Region

Nakajima, Sadahiko Anthrozoos: A Multidisciplinary Journal of The Interactions of People & Animals

 

 

中島教授は動物心理学が専門で、2009年には「犬と飼い主は顔が似ている」という研究結果をすでに発表されていました。

今回は、顔の中でも「目」が似ていることを明らかにしたものだそうです。

プレスリリースに実験方法などの説明がありますから、詳しくはそちらをご覧ください。

 

犬と飼い主は目が似ていることを発見~英国の学術誌Anthrozoösに掲載~

 

中島教授は以下のようにお話されています。

「目のどのような特徴が類似性判断に重要かが今後さらに明らかになれば

なぜ犬と飼い主が似ているのかという問いについても示唆を与えるだろう。

例えば、経験ではなく遺伝によって規定される特徴(目の色など)が似ているのであれば

飼っているうちに似てくるのではなく、飼い主が自分に似た顔の犬を選んでいるといえる」

 

そういえば、チェリーはいつも目が前髪で覆われていて

前が見えてなさそうだったなあ。

そういうところ、似てたかも。

 

親密な距離感

 

人の距離感というのを考えさせられる写真の数々です。

ニューヨークの写真家 リチャード・レナルディ(Richard Renaldi) はその場にいた “見知らぬ人” たちを説得。最初はお互い距離を置いて撮影した後、わずか10分間の間に親密なポーズを徐々にとらせて撮影したシリーズ「Touching Strangers」

 

これらの写真に浮き彫りになっている「ぎこちなさ」って何なのでしょう。

相手の顔を直視しない視線?

腕の角度?

掌の向き?

相手の体に触れているのに、1mmたりとも動かしちゃいけないと緊張している手?

いわゆる「ガチガチ」なんですね(笑)

 

これを見て「自然に立ち居振る舞う」って、当たり前ですが「自然に呼吸している」ことなんだなって思いました。

 

「空気のように普通」の関係って「普通に呼吸」していることですよね。

意識しないところで、普通に呼吸をしていられる。

 

そういう関係って、すごく大事にしなければならないですね。

今さら言うことでもないのでしょうが、しみじみ思ってしまいました。

 

当直衣

 

いつものように月曜日の夜がやってきました(笑)

いつものようにオーバーナイト透析の日です。

 

当直のために、中部病院を退職する時にプレゼントしてもらったスクラブをクリニックに持ち込みました。

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スクラブというのは、医療者の作業着のようなもの。

白衣とは違って、もっと活動的な衣服です。

 

スクラブ(scrub)はもともとは「ごしごし洗濯する」という意味。

強く洗っても丈夫で、清潔な活動服として医療従事者に広まりました。

最近の医療ドラマの登場人物たちはほとんどがスクラブですものね。

 

基地の中のクリニックで働いている私の友達のナースは、これを何十着も持っているそうです。

値段が安いというのもあるんですが、デザインを楽しめるんですね。

今のシーズンならハロウィン仕様のスクラブとかもあるそうです。

 

中部病院の退職記念にいただいたスクラブは中部病院のロゴマークのワッペンつき。

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縁起をかついで、これを当直のたびに着るようにしています。

(昼間はケーシーの白衣。)

 

最近、「先生が着ているのって動きやすそう」ということでクリニックのスタッフもまとめてオーダーしたようです。

 

いろんなデザインを楽しむのもいいですね。

クリスマス・バージョンとかあったら面白いかも。

 

 

Now You See Me 「グランド・イリュージョン」

 

久しぶりに映画を観てきました。

最近、上映している映画でやはり目当ては

「グランド・イリュージョン」

オフィシャルサイト
http://www.grandillusion.jp/

 

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映画の宣伝文がこちら

 

4人のスーパーイリュージョニストグループ ” the Four Horseman “。

彼らはラスベガスでショーをしながら遠く離れたパリの銀行から金を奪い、観客を驚かせた。

このことでFBIとインターポールから追われることになったHorsemanたち。

しかし彼らは誰よりも上をいっていた…。

彼らはどうやって金を盗んだのか?

彼らの目的はいったい何なのか?

最後のショーが終わるとき、すべてのトリックが暴かれる。

 

驚愕の映像トリックのイリュージョンと、予測できないストーリートリック、そして痛快なエンディングが待ち受けるエンターテイメント大作! 

マジックのルール:誰よりも利口になれ

 

いやあ。面白かったです。

マジックはやっぱり最高ですね。

the closer you look, the less you see.

 

 

 

 

ムツゴロウさんと私

 

中学の頃、ムツゴロウさんの本にどっぷりと浸かっていました。

ちょうど文藝春秋社から「畑正憲作品集」が出た時期で、それを毎巻買い揃えながら、ムツゴロウさんの文章に浸りきっていました。

そもそもが学校の図書館に「ムツゴロウの絵本2 ヒグマの巻」があって、それを偶然に手にしたのがきっかけでした。

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夢と理想を実現するために北海道の無人島「嶮暮帰島」に移住してヒグマの子と暮らしたり

世に知れた「動物王国」を建国したり。

 

佐久田少年にとって、ムツさんの生き様は衝撃的で憧憬の的だったのです。

やることなすこと生命力に溢れていましたし、損やリスクを承知で飛び込む潔さにしびれました。

 

この間、実家に帰った時に自分の部屋の本棚にあった「畑正憲作品集」を全部運んできて院長室の本棚に並べました。

 

ぱらぱらと本をめくりながら、ふと我に返って

「俺ってもしかして今もムツさんの真似してるのかなあ。」

 

中学時代に抱いた憧れが、ずっと続いているのかも知れないと気づいたのです。

それもまんざらでもないなと思いながら、ひとり笑っていました。

何を真似してるのかはもちろん恥ずかしくて言えませんが。

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早足で歩く女性は病気にかかりにくい 文献から

 

アンチエイジング医学会主催の講習会で

湘南鎌倉総合病院 形成外科・美容外科の山下理絵先生の講義で紹介していただきました。

 

早足の女性は病気にかかりにくい。

Physical Activity at Midlife in Relation to Successful Survival in Women at Age 70 Years or Older

Arch Intern Med. 2010;170(2):194-201.

 

興味深いと思います。

内容を簡単に説明しますね。

 

対象は1万3千535人の女性。

研究開始時には30歳から55歳。

 

9年後に対象者の歩行速度を調べます。

その時の歩行速度と70歳になった時の、健康状態を調べたのです。

 

サクセスフルエイジングという言葉が出てきますが、これは重大疾患にかからないで心身ともに健康でいられる状態のことです。

そのサクセスフルエイジング達成度と歩行速度との関連を検討しました。

 

歩行速度が時速3.2Km未満の人を1とすると

(原文ではmphになっていますが、イメージしやすいように変換してみました。

1分間に50mと言ったら少し想像しやすいでしょうか。)

時速3.2Kmから4.8Km(同じく1分間に50mから80mの速度)が1.9倍

時速4.8Km以上(1分間に80m以上)が2.68倍

サクセスフルエイジング達成度が高いという結果が出たのです。

 

サクセスフルエイジングと歩行速度

 

つまり、早足の女性は心身ともに健康である。

ちょっと想像してみても、大股で颯爽と早足で歩く女性方というのは、メタボリックにも問題のない方のような気がしますものね。

 

総合的にも矛盾がない気がします。

 

 

sheepworld

 

この夏、沖縄国際ユースホステルの事業活動に

2013 ドイツ ザクセン州 子ども交流助成事業 日独子どもセミナーがありました。

 

夏休みを利用して子どもたちがドイツに行き、現地の子ども達と交流しながら学んでいくというものです。

ご縁があって次女が参加したのですが、言葉もほとんど通じないままに

ドイツで友達もでき、良い体験ができたようです。

(なぜか“アンペルマン”好きになって帰ってきました(笑))

 

先日から今度はドイツの子ども達が沖縄を訪れているようです。

早速おみやげをもってユースホステルに向かう次女を見て、嬉しく思いました。

 

写真はドイツからお土産のシナモン・フルーツ・ティー。

sheepworld

 

このキャラクターは日本でいうサンリオ・キャラのように人気のようです。

 

“sheepworld”というそうですから羊なんですね。

何とも言えないほのぼのとした感じが好まれるのは、どこも共通しているのかも知れません。

 

でも、台風が近づいているこの天気。

ドイツの子たちにはもっと沖縄らしい青い空と海を見せてあげたかったのですが。