第3回沖縄県長時間透析研究会のお知らせ

 

沖縄県人工透析研究会も終わらないうちから4月の研究会のお知らせで恐縮ですが、告知用のチラシが出来ましたので、ご紹介します。

 

4月17日(火)に、かもめクリニックの金田浩先生をお招きして、沖縄県長時間透析研究会を開催します。

 

金田浩先生はオーバーナイト透析を含めた長時間透析を実践し、推進している方として、全国でも有名な先生です。

そのご著書をご覧になられて「しっかり透析」の大切さを学ばれた方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、残念ながら参加対象者が医療従事者のみとなっていますが、より多くの方が参加されることを願っております。

よろしくお願いします。

 

メイフラワー(花)

 

今日から3月ですね。1年の6分の1が過ぎてしまいました!

 

前田の実家の庭に「メイフラワー」が咲いています。沖縄では春を告げる代表的な花ですね。

薄紫色の鈴なりの小さな花がとても綺麗です。

 

 

別名を「フブキバナ(吹雪花)」

 

 

花言葉は「希望」です。

誰もが花言葉に沿った季節となりますように。

 

インフルエンザ流行状況(第8週)

 

2018年第8週(2月19日~25日)のインフルエンザ流行状況が発表されました。(2月28日付)

詳しくはこちら → 「インフルエンザ関連情報/沖縄県

 

沖縄県全体の定点あたりの報告数は43.91人で、警報基準値の30人を上回っており、依然として「インフルエンザ警報」発令中です。

 

グラフで報告数の推移を見ても、まだまだ収束に時間がかかる印象です。

 

また、今年の特徴的な傾向ですが、A型もB型も同じように流行しています。

 

予防するには、疲れを残さないように体調を整えること。

手洗いと咳エチケットをしつこいくらいに続けていくしかありません。

よろしくお願いします。

 

 

夜仕事のオトモ

 

「忙しい」という字は「忄(心)」が「亡」くなると書くから、『忙しい』ことにとどまっててはいけないと、小学校高学年の時の担任の先生に教えてもらったのを今でも覚えています。

だから、「忙しい」を軽々しく口に出さなくなった(出せなくなった?)のですが、時間が足りない状況というのは現実的に時々あって、ついつい夜更かししなければならない事態にも追い込まれてしまいます。

 

そんな時の私の「夜仕事のオトモ」がこれです(笑)。

「濃いめ」と「スッパイマン」

この組み合わせが絶妙なのです。スッパイマンはタネがあった方が良いです。

タネを口に含んでいると、脳の活性化(?)にもなりそうです。

(すみません。被験者1名の感想です。)

 

さて!今夜も「夜仕事」に励みます。

今日で終わるのだろうかと、フリーズしているパソコン・ソフトに少々イヤ気を覚えていますが(笑)。

 

第36回沖縄県人工透析研究会のお知らせ(第3報)

 

第36回沖縄県人工透析研究会の抄録集が届きました。

表紙もとても上品な感じできれいな仕上がりです。

 

今回は、会長講演の抄録をご紹介いたします。

 


 

「物語」による透析医療

 

医療法人功仁会 さくだ内科クリニック

佐久田 朝功

 

医療の中心は常に患者であるべきだと言うのは自明のことです。

「◯◯ファースト」などと言われるずっと前から、我々医療者には「患者中心主義」や「パーソン・センタード・ケア」などの言葉に馴染んできた歴史があります。

ところが、その一方で、医療の現場で、時に最も傷つき疲れ果てているのが、対人援助職、つまり看護師をはじめとする医療従事者であると言われて久しい現実があります。

志が高く有能な同僚が「燃え尽き症候群」で離職せざるを得なくなったという事例は、他人事でない身近な問題として我々が経験してきたことです。

特に「透析医療」従事者は、腎代替療法に精通し、習熟した技術専門職であることを前提にしながら、慢性疾患を有した「人」を対象に、日々個々の問題を聞き取り、対話し、他職種と連携して、問題解決の道を探り続けていかなければなりません。

そういう意味で、透析医療従事者は「技」と「心」のエキスパートとしての働きが求められるものです。「心」を扱う医療従事者当人が、医療現場で疲弊している現実に心を痛めている者は少なくないでしょう。

ただし、患者の「心」については、多くの先人達が(例えば○○看護理論として)様々なアプローチを提唱してきましたし、その先駆者であるナイチンゲールも然りです。

その中で私が関心を持ち、共感を持って取り組んだのが「物語による医療」の臨床手法でした。

「物語による医療」では、患者自身が語る病気になった理由(その理解が全て正確でないにしても)、病気とどう向き合ってきたか、今どのように考えているか、これからの人生についての想いなどの「物語」から、病気の背景や人間関係を理解することが可能となります。理解ができれば、患者の問題に対して、全人的(身体的、精神・心理的、社会的)アプローチを試みることができます。

「物語による医療」に期待するのは、患者の問題解決に留まらずに医療者自身も「私の物語」を語る存在であり、人として向上心を持ち成長すること、自分自身をケアするツールとなることです。

今回の講演ではいくつかの症例を提示し、患者の語る「物語」と臨床経過、我々医療者側の「物語」の実践について紹介します。

 


 

ヨガの初体験

 

今朝、機会があったので、生まれて初めて「ヨガ」をやってみました。

 

インストラクターの先生がとても褒め上手だったので、体が固く、ポーズのひとつもまともにできない(しかも、呼吸をするのを忘れてこらえてしまう)ド素人の私も最後までやり通すことができました。(「やり遂げた」とは言っていません(笑))

出来不出来は別にして、体の調和が心にも良い効果を与えるのだろうなと思いました。

 

先生の真似(のつもり)をしているだけで、いつの間にか汗だくになっていました。

1回だけの経験で、あまりにも浅い私の感想など取るに足りませんが、ヨガにはまる人の気持ちがわかったような気がします。

 

継続してやれば、ストレスにも効果がありそうです。

 

(ただ、今のこの時間になって、体のあちこちが筋肉痛です(笑))

 

第36回沖縄県人工透析研究会のお知らせ(第2報)

 

沖縄県人工透析研究会まであと2週間となりました。

(会長講演のスライド作りがなかなか進まず、焦ってきていますが…)

 

今日は演題一覧を掲載いたします。

 

例年と同じく57題もの演題が登録されています。

個人的にとても興味深い演題もあります。当日がとても楽しみです。

 

*画像をクリックすると別画面で表示されます。(拡大できます。)

 

手洗いと咳エチケットを!

 

インフルエンザの患者さんがとにかく増えています。

外来でも「発熱」を主訴とした患者さんが多く受診してきます。

 

先日、テレビのニュースでもインフルエンザ流行の話題が取り上げられていたのを観ました。

 

◯ 食事の前や帰宅後は必ず手洗いをする

◯ 人混みや不要な外出を避ける

◯ せきやくしゃみが出るときはマスクを着用

 

単純なようですが、大切なことです。

特に手洗いは、きちんとしようとすれば、医療者でも練習が必要なほどです。

もう一度、自分の手洗いの仕方を振り返ってみましょう。

 

 

 

もうちょい

 

外来で、その日採血した検査結果を前にして、患者さんに説明しました。

「いい結果ですね。今の取り組みが間違っていないということじゃないですか。もうちょいですね。」

 

返事がないので、ふと顔を見ると、患者さんが真顔で言いました。

「私、その『もうちょい』ができないんですよ。」

その言葉がとても腑に落ちたので、私も「確かに!そうですよね!」と、その言葉を引き取りました。

 

「人は『もうちょい』ができない。」

決意が鈍ったりしたわけではなく、やる気も失ったわけではないけれど、なかなか続かない…。

 

私も心当たりがあります。ありすぎて笑ってしまいます。

「名言いただきました。メモしていいですか?」

「え? 私、もしかして名言、言いました?」

 

オリンピック選手のようには到底なれない、普通の人の他愛のない会話でした。

 

 

インフルエンザ流行状況(第7週)

 

2018年第7週(2月12日~18日)のインフルエンザ流行状況の発表がありました。

詳しくはこちら → 「インフルエンザ関連情報/沖縄県

引き続き、「インフルエンザ警報」発令中です。

 

外来の現場でも発熱患者さんが多くなっている印象がありましたが、グラフを見ても勢いが強まっています。

 

 

沖縄県内の全地域で警報基準値を上回っています。

 

型別に見ても、A型が約49%、B型が約45%で、どちらの型も流行しています。

 

インフルエンザにかかったからもう今年はかからない…ではないようです。

常に予防につとめないと、下手をするとタイプの違う3つのインフルエンザに罹患する可能性があります。

 

どんな方でも予防が大切ということですね。

手洗いと咳エチケットを心がけましょう!