昨日の日曜日は娘の小学校の学芸会でした。
どの学年も子ども達の演技が微笑ましく、完全に親の目で見ていたものですが
学年も上になってくると、楽器を奏でる腕も上がったり、演技も達者になってくるので
感心するやら、頼もしく思うやら
子ども達の成長を嬉しく思っていました。
最終学年6年生の劇は戦争と平和をテーマにしたものでした。
妻は開始早々から涙を流していました。
劇を通した平和学習というのは、以前からあるものですが
今回の劇は既存のシナリオではなく、先生が創作したものだとのこと。
タイムスリップするという着想も面白かったですし
現代の「平和」と「戦争」の時代の対比を、同年代の子ども達との接触でわかりやすく明らかにしていったり
「戦争」が「人の命を含めた全てが理不尽に望まぬ形で奪い去られる」という残酷さも
メッセージとして発していました。
低学年の子供たちが観劇しても、伝わるものは大きかったでしょう。
今の子ども達が(大人達でさえ)
「いつでも何でも、平和さえも安易に手に入る」と思っているのは錯覚で
大切なものは、努めて求めなければならないものだということ。
それは家族や学校、日常の何気ない生活も、実は幸せに満ちている時間の連続で
その成り立ちを想像すれば、「すべてにありがとう」なのだということ。
こういう劇は、私達おとなが改めて考えさせられるものだと思います。
子供達に感謝です。