時代のさかい目

 

今、まさに「平成」という元号が終わりを告げようとしています。

派手な演出を加えるつもりもなく、日常での何気ない会話でも(例えば2ヶ月先に予約をとる患者さんたちと)「平成最後ですね。次からは『新元号』ですね。」と会話するようになっています。

「平成」が終わるということは、私達の想像以上に「時代が変化する」ということなんじゃないかと思うようになってきました。

昭和に生まれ、平成で晩成し、ご活躍されてきた大先輩たちの訃報に触れるにつれ、なんだか時代の区切りに間に合わせようと、旅立ちを急いでいるようにしか思えなかったものです。

金曜日には、朝から、イチロー選手の引退会見の様子がテレビで四六時中流れていました。

イチロー選手も平成の時代の象徴として、語り継がれていくのでしょう。

人間の一生は、ぼやっとしていると、あっという間にすべてを過去に置き去りにしていくかのようです。

良いことも悪いことも、時間の流れは容赦がありません。

平成が終わろうとしている「今」しかできないこと、「今」しか感じられないことを、胸に刻んでおきたいと思います。

 

 

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