かなわない

 

誰にとっても親というのは、本人でさえ忘れていた、幼い頃の「出来事」や「発言」をかなり細かく覚えていたりするものですね。

本人が忘れていたというのは、半分違っていて、「忘れたかった」の方があっているかもしれません。

わかりやすく言えば、幼い頃にしでかしてしまった、恥ずかしい失敗のことです。

それをふいに人前で披露したりします。(なんの打ち合わせもなく!唐突に!)

親としては、もう時効だろうと思っての暴露なんでしょうが、当の本人にしてみれば、それを自分のお墓の中までひっそりと持っていくぐらいに思っていますから、かなり恥ずかしい。

観衆の反応が良く、お話が盛り上がったとみるや、次から次へとほかの失敗談も披露しますから、降参するしかありません。

そんな私をみて、とても嬉しそうな笑顔を向けてきます。

これも親孝行になるのかなあ、喜んでくれるのならと、トホホです(笑)。

 

 

 

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