日常の外来診療では、発熱を主訴とした患者さんが「インフルエンザの検査をしてほしい」と希望することが多いです。
例年だと、「今の時期はインフルエンザにかかっている人はほとんどいないから、症状がよっぽどあやしくなければ検査は不要ですよ」とお伝えしているところです。
けれども、今年はインフルエンザ感染症が途絶えることがない印象があります。
もちろん、注意報が出るほどの大規模な流行ではないのですが、あちこちの職場や学校で集団で感染したという情報が集まってきます。
昨日も、外来を受診した複数の方がインフルエンザと診断されました。
沖縄県が発表する「インフルエンザ概況」は現在終了していますが、インフルエンザの定点報告数は知ることができます。
2017/2018シーズンのグラフは背丈が小さくてわかりづらいですが、A型が圧倒的に多い状況です。
「学校欠席者情報収集システム」でも、沖縄県全体に広がってきている気配です。
インフルエンザの流行を本格的に迎える前に、手洗いと咳エチケットは声をかけあって徹底していきましょう。
また、10月からインフルエンザ・ワクチンの予防接種もスタートしました。
早め早めに対策をしていきましょう。