ビアス著「アウル・クリーク橋のできごと」

アンプローズ・ビアスの短編「アウル・クリーク橋のできごと」を読んでみました。

ビアスについて、アマゾンの内容紹介にはこんな一文が載っています。

「芥川龍之介が「短編小説を組み立てさせれば彼ほど鋭い技巧家は少ない」と評した短編小説の名手である。」

ところが、筒井康隆は彼の著作「短編小説講義」のなかで、「アウル・クリーク橋の一事件」については「どうしようもない傑作」だとべた褒めする一方で、ほかの作品は「いささかレベルの低い作品ばかり」と酷評しています。

辛口評価の中で「どうしようもない傑作」と高く評価された短編をどうしても読んでみたくなりました。

 

本を購入されてもいいのですが、「ghostbuster’s book web」さんが自らの翻訳を載せてくださっています。

こちら→ 「アウル・クリーク橋のできごと」

ここでは、敢えて内容については触れませんが、「死」がテーマであることと「結末の意外性」が読者を唸らせてしまいます。

 

私は、この小説を読み終わると、なぜか「ジョジョの奇妙な冒険」を思い出していました。

最後の「どんでん返し」が、同じような雰囲気を醸し出しているからかも知れません。

 

この小説をもとにショート映画「ふくろうの河」がフランスで1961年に制作されています。

もともとは28分ほどの映画なのですが、それをさらに縮めたショート・フィルムがYouTubeにありましたので、紹介します。

ただし、結末は残酷なシーンとなりますので、そういうものが苦手は方はご注意ください。

 

https://youtu.be/Zk8KO0jZzbk

 

 

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