本田宗一郎さんの言葉です。
「人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、その中で一番大切なのは、試したりであると僕は思う。
ところが世の中の技術屋というもの、見たり、聞いたりが多くて、試したりがほとんどない。
僕は見たり聞いたりするが、それ以上に試すことをやっている。その代わり失敗も多い。
ありふれたことだけど、失敗と成功はうらはらになっている。」
最近になって、この言葉の重さがよくわかってきた気がします。
多くの長い時間をかけ裏打ちされた多くの経験があってこそ、物事が少しずつ形をつくっていきます。
そして、人々に感動を呼ぶようなものって、大抵たった一人の夢や願いから始まったというものが多いです。
今あるものは、以前にきっと誰かが「試したり」したこと。
みんな、はじめてやることですね。最初からうまくいくはずがないと思っています。
はじめて自転車に乗れたときの感動を、今でも同じように求めていたりします。