今日は「沖縄そばの日」ですね。
関係者の努力が実って、今や認知度が高い“記念日”のうちの一つとなりました。
蕎麦粉を一切使用していない「沖縄そば」に対して、「そば」という名称は使用ならん!と公正取引委員会から禁止されてしまいました。本土復帰後のことです。
県民に親しまれてきた名称を何とか存続しようと運動を展開した結果、「沖縄そば」の呼称認定を受けたのが、昭和53年10月17日なのだそうです。
…という長い前置きを並べてしまいましたが、私も沖縄そばは好きです。
そして、唐突ですが、それ以上にわさびが大好きです。
神さまはよくも人類に、この尊き食材を与えたもうたものだと思います。
そして、大昔、縄文時代かもっと前か、わさびを最初に食べた日本人に対して、感謝してもし足りないぐらいの気持ちです。
恐らく最初に口にした時、「しまった!これはきっと毒に違いない!」と直感したと思うのです。わさびが何物なのかわからない最初の人ですから、慎重に食をすすめたかと思うのですが、思わず致死量を超えたかなと不安が走ったと思います。
強烈な刺激がつーんと脳に入って「もうだめだ。先立つ不孝をお許しください。」と思ったかも知れません。
けれども、刺激が一過性に過ぎ去って「おお。俺は生きているぞ。」と自覚した時、感動に打ち震えていたと想像するのです。
しかも、なんと香ばしき風味の素晴らしいことよ!
その最初の人類に対して、畏敬の念を禁じえないぐらい、私はわさびが大好きです。
そのわさびと沖縄そばのコラボをやってのけた一品と遭遇しました。
その名も「わさびそば」
麺にわさびを擦り込んでいます。
わさびの葉と蛸わさをトッピングに。もちろん「そばだし」にもわさびの風味が漂っていました。
私にとって、何とも贅沢なそばです。