インフルエンザなどの感染症の予防対策で「手洗い」は特に重要視されます。
けれども、「手洗いしましょう。」という医療関係者の言葉と、一般の方の受けとめ方が少し違っていると感じる時があります。
実は「手洗い」は、医療従事者でも簡単ではないのです。
下に示した写真は、厚労省が出した「高齢者介護施設における感染症感染症対策マニュアル」から引用したものです。
ここまできちんとしてこそ「手洗い」なのです。その根拠が下の「手洗いミスの発生個所」です。(出典:辻 明良(日本環境感染症学会監修)病院感染防止マニュアル(2001))
よく洗ったつもりでも、指先や指の間は手洗いが行き届いていないことが多いのですね。